9、10月−31 バカヤロー!!たちのクイズ大会
水月さんとテイクさんに一言。
「怒らないで下さい!」
「さあ、ついに全チーム、最後の解答者!ついでにUNO!は言い終わってます!」
「そのルールをつけた意味は!?」
「最終解答者はチーム桜ヶ丘は桜田ハル!作者の陰謀のせいで美少女と言うキャラクターが消えつつあります!みなさん!かなりかわいいですからね!」
「そんなの見えてるやつはわかっている。」
「えっ!?」
なぜラブが驚く?もしかして……ラブは見えてないのか!?……ありえないか。
「今回は頭部装備品に猫耳を装備しちゃってます。」
「お願いだからこれを外させて!!」
「残念ながらその装備は呪われています。」
「だれかデス○ルゥゥゥゥウウ!!!」
「もちろん無理です。」
?何を言ってる?
「続いてチーム彩上高校は馬鹿洋平!こいつの実力は名前通りなのか!?名前からして残念!しかも、高月くんに脅されてカッコ悪い姿もさらしています!ここで汚名返上といけるか!?」
「みんな!かっこいいでしょ!?」
「残念です!」
容赦ないな。そして、聞こえてるはずなのにリアクションなし。いやな言葉はシャットアウトする能力でも持っているのか?
「そしてチーム開明高校はもちろんこの人!開明高校生徒会長、佐倉芽!彼女は何もやらない、やらなくていい!かわいさは最強!偏差値は最凶!今回も起こすのか、ハプニングハリケーン!!」
「聞いたことねえよ!!」
みんな周りに手を振ったり、うなだれたりと反応はいろいろだが、おそらくプレッシャーというものはまったくない。実力は遺憾なく発揮してくれるだろう。……発揮するなら500%ぐらいはしてほしいものだな。
「さて、では問題です!!ででん!」
始まった!
「『五月雨←この漢字はなんと読むでしょう?』」
「いきなりサービス問題だ!!これはチーム桜ヶ丘に有利すぎるだろ!!」
まさか作者の名前がわからないわけがない。これは早々と終わるか!?
ピンポン!
あれ?最初はメエか?
「ごがつあめ!」
「残念!」
こいつはものすっごい普通に間違えたな。
ピンポン!
今度は馬鹿?でも、自信ありか?
「五木ひろし!」
「残念!」
本当に残念だ!
そして有利なはずの桜田さんが未だ動きがない。どうかしたのだろうか?
ピンポン!
やっと桜田さんだ。
「えっと、作者なんだよ!!作者なんだけど……とにかく作者なのよ!!」
「残念!」
「……かわいそうだな、水月さん。」
「答えは『さみだれ』でした!!」
「……」
「……」
「……」
「桜田さんぐらいはリアクションしてくれ!!」
「気合い入れていきましょう、問題です!!ででん!『バカヤロー解散で有名な内閣総理大臣は?』」
「一気にレベル上がってないか!?ここは下げるところだろ!!」
ピンポン!
まさか、全員が押した!?ランプがついているのはメエか。
「アントニオ猪木!」
「残念!」
ピンポン!
「アントキの猪木!」
「残念!」
ピンポン!
「アントニオ小猪木!」
「残念!」
「全員ほとんどいっしょだ!!」
「正解は吉田茂でした。あの人は総理大臣になってるわけがないからね。」
「くそっ!引っかけか!」
引っかけなんかじゃない。そもそも、引っかからなくてもわからないだろ。
「さらに問題です。ででん!『2010年、テニスの四大大会、全仏で日本人として17年ぶりに勝利を果たしたのは』」
ピンポン!
桜田さんか。
「ニシキオリ圭!」
「おしい!」
一番ベタな間違い方だな、これが。
「おしい……」
ピンポン!
メエがおしいという単語に反応した。これで決まりか!?
「ニシキノ圭!」
「残念、離れた!」
知らないんだろうな、きっと。
「ここで高月くんからヒントです!スターです。」
「俺に求めた理由は!?」
「ここで僕!!」
ピンポン!
「あえてこのヒントでいくつもりか!?」
「にしきどあきら!」
「スター!?いや、確かに答えの人もスターだけど!?」
「みんな問題は最後まで聞こう!『2010年、テニスの四大大会、全仏で日本人として17年ぶりに勝利を果たしたのは錦織 圭ですが、17年前に勝利したのは誰でしょう?』高月くん、答えをどうぞ!!」
「……たしか松岡修造じゃなかったか?」
『えっ!!?』
……会場一体になって言ってやるなよ。
「それよりもユリ、おしいとか言ってやるな。俺も錦織圭だと思ったぞ。」
「おしい、引っ掛からなかった。略しておしい。」
「お前ら、気をつけろ!こいつのヒントがあてにならないことがはっきりした!」