忘れていません!
芝生の上に腰かけて
明るすぎる夜空を
見上げながら
きみと語り合った
他愛ないことから
小さな悩みまで
きみは夜空を
僕は夜空を見上げるきみを
見ながら話した
一言一言話すたびに
近づいていく心を感じて
壊れないようにそっと触れて
この時よ、止まれ!
と、強く願った
好き、も、愛してる、も
照れくさくて嘘くさくて
きみの言葉に耳を傾けて
きみの横顔を見つめるだけで
胸がいっばいで
あの時の気持ちを
僕は忘れていません
朝からきみに尻をふって
おちゃらけて
呆れたきみを笑ってみてる僕ですが
きみと芝生の上で語り合ったひとときを
忘れたことはありません