自己紹介
今回はジャンヌダルクの今までのいきさつを簡単に紹介。
ここまでのシリーズを読んでいない方は是非ともお読みください~
私は、ジャンヌ=ダルク。
かつて、フランスの地で「聖女」とあがめられた英雄。
100年戦争の中で剣を持ち活躍したが、裏切りに遭い、最後は捕えられてその身絶望の炎に焼かれ息絶えた。
しかし、それから数百年余りが経ち私は再び人間として生を受ける事になった。
日本人の「十字 まもり」としてである。
この転生が、神のご厚意によるものか、それとも他の理由なのかはわからない。
前世のほぼすべての記憶を引き継いでこそいるが、オルレアンにいたころのように神の声を聞くことは出来なくなっており、なんの力も無いごく普通の美少女でしかなくなってしまった。
だから、あまり有難いものだとは思わなかった。
それに、数々の裏切りや、世の中の醜い部分を見てきた事もあり、もう人間と接するのにはウンザリしていた。それなので、小学校高学年に入ったあたりから学校に行くのを控えはじめ、中学校で登校拒否、高校にも行かずにに、去年まではテレビとパソコンとゲームさえあれば人生十分という考えの、ひきこもりニートを続けていたのだった。
しかし、そんな私にも転機が訪れる。
ひまつぶしに始めたブログ「ラプセル(ラ・ピュセル)」の存在だ。私が前世に受けた神の言葉を綴るというのが趣旨のブログだったが、これが大盛況大炎上。沢山の名も知らぬ者たちがコメントをしてくれるようになり、外交を断絶し、まさに籠の鳥だった私に再び交流というものをもたらしたのだ。
ジル=ド=レイもそんな私のブログの訪問客の1人だった。
彼は、私と同じく現世に転生した者であり、かつての仲間だった。私は彼が本物かどうかの真相を取るためにコンタクトを取ったのだが、それが発展して、ブログ仲間でのオフ会が開催される事になった。
満を持して開催されたオフ会は、私の心配を無駄だったと思わせるくらい多くの人が集まった。
終始和やかなムードで会は進んでいき、メンバーは皆、打ち解けることができた。最後のビンゴ大会も盛り上がり、私は久しぶりに人間といる事の楽しさを実感したのだった。そして、このオフ会を機に私は「ひきこもりニート美少女」からただの「ニート美少女」となり現在に至る。
生まれ変わったジャンヌダルクは、こうして狭い鳥籠から抜け出したのだった。
ただ、無職なことには変わりないわけだが……