ゲームセンターにて
ジャンヌは、謎の巫女に話しかかられたが深追いはしなかった。
そして、とっても、トイレに行きたくなった。
<ギーサイト>を出た後も、まく朗に連れられて色んなところを回った。
おもちゃ屋、レコードショップ、ホビーショップ、レトロゲーム屋、カードゲーム専門店など、やっぱりアッチよりの店ばかりだった。あの巫女さんのいうような大須の歴史を感じさせるものは、今日のところは通り過ぎるだけで終わった。
あらかた見終えて疲れた私たちが向かったのは、ゲームセンターだった。
神社の真ん前にあるのはなかなか珍しいだろう。中に入ると実に多くのクレーンゲームが立ち並び、なかなか魅力的な景品があったので、私たちは思わず何枚も100円玉を投入してしまった。
「ジャンヌ様、そこです!」
「わかった!」
まく朗の一声で私はクレーンを止める。
少しずれているんじゃあと思っのだが、 <ギーサイト>を出た後も、まく朗に連れられて色んなところを回った。
おもちゃ屋、レコードショップ、ホビーショップ、レトロゲーム屋、カードゲーム専門店など、やっぱりアッチよりの店ばかりだった。あの巫女さんのいうような大須の歴史を感じさせるものは、今日のところは通り過ぎるだけで終わった。
あらかた見終えて疲れた私たちが向かったのは、ゲームセンターだった。
神社の真ん前にあるのはなかなか珍しいだろう。中に入ると実に多くのクレーンゲームが立ち並び、なかなか魅力的な景品があったので、私たちは思わず何枚も100円玉を投入してしまった。
「ジャンヌ様、そこです!」
「わかった!」
まく朗の一声で私はクレーンを止める。
少しずれているんじゃあと思ったのだが、クレーンの二本の手はきっちりと商品を掴み、端っこの穴へと持って行った。見事「はなばみ☆エクストラフィギュア」ゲットである。
「やりましたね! ジャンヌ様」
「ああ、まく朗には感心したよ。ありがとう」
「えへへ……」
彼女の手には、すでに大量の袋に入った卑猥な人形たちがあった。
まく朗のクレーンゲームの腕は一流なのは認めなくてはなるまい。しかし、とる景品が「うん様」や「ばなな君」みたいなものばかりなのは、まく朗らしいといえばそれまでだが、まこと才能の無駄遣いである。
クレーンゲームを終えると、次はビデオゲームコーナーへ向かった。
たばこなのかなんなのか微妙に煙たいそこには、様々なゲームが並べられている。格闘ゲーム、シューティングゲーム、オンラインカードゲーム、ダンスゲーム等で2回百円のものもあった。夕方になったからか学生の姿も見える。
私たちは、そのゲームの中から、対戦ができる「エクシオンクライシス」をやってみることにした。中世ファンタジー的な内容で、選べるキャラクターは、戦士や魔法使い、竜騎士など30人ほどで、バラエティに富んでいる。私は、その中から女性剣士を選んだのだが、そのキャラクターは何と、私と同じくジャンヌという名前だった。明らかに私をモチーフにしたのだろうが、なんだか運命を感じる。しかし、残念ながら顔は全然似ていなかった。髪の毛は前世も今も金髪ではなかったし、こんなアメコミ風の顔でもない。
「わー、ゲームの中でもジャンヌ様だ! すごいなー」
そう喜んだまく朗が選んだのは、なんだかムキムキな棍棒使いの男マシオリだった。実に玄人向けなチョイスである。こうして二人ともキャラクターが決まるといよいよ対戦である。ちなみに、二人ともこのゲームをするのは初めてなので、必殺技のコマンドはよくわかっていない。
ラウンド1、ファイト!
まず、仕掛けてきたのはまく朗だった。小刻みにジャンプしながら蹴りを出してくる。これを私は防戦気味にしのいだ。
「ええと、必殺技はと……」
とりあえず、書いてあった←↓→のコマンドを入力してみる。すると、ゲームのジャンヌは相手に向かって突進していった。そして、こう叫ぶ。
≪エクスカリバー!≫
惜しい。聖剣と言うところまでは同じなのに残念ながらフラガラックではなかった。さすがにそこまで偶然は重ならないよな。
とりあえず、突進後に上へ剣を振り上げる攻撃はまく朗にヒットしたのだった。
しかし、その後のまく朗のカウンターは強力なものだった。




