ウチの子達と見る『典型的なろう系主人公』
いや、心のダイスが動いてつい・・・
と、言うわけで、なろう発のアニメが某通販サイトでコノザマァと批評されて某SNSでバズってたので折角だから見てみよう、という話。
では最初に自己紹介から、作られた順番で、なので現在は某小説投稿掲示板がサイトのサ終で消し飛んだ結果、未公開キャラとなっている本当の主人公『A』君!
A「Aだ、エーでもエースでもアルファ・・・は被るから、それ以外で適当に呼んでくれ、ちなみに公開当時はエー呼びだったな?」
由来はジョーカーを除いて1番強いスペードのエースだったね、確かキャラ設定作ってる時にトランプが目に入ったからだったかな。
コンセプトは二次創作サイトも併設してた当時になろうはガチのチート主人公の嵐で『じゃあ具体的にチート主人公って何?』という疑問が出るレベルでピンキリだし方向性もピンキリだった。
で、戦闘面に極振りしたいわゆるキリコとかマスターチーフとかストーム1とかそういうのをイメージしたチートキャラ、生物兵器って設定だったね、強化兵士的な。
A「生物兵器って点だけなら後のゼロと同類だな」
うむ、次、私だね、もとい現在唯一公開されている主人公(本来はAの相棒ポジ)のゼロ、由来は言うまでもなく零式艦上戦闘機。
ゼロ「ガチの生物兵器でーす、モデルはバイドとかフィロソマとか、今時の子なら何が適切な例えだ?」
ELSは違うもんね、変幻自在だったり群体っぽいのはともかくとして。
拡張性や汎用性に重きを置いて戦闘しか出来ないAを補佐する為に作ったので吸収、侵食型の生物兵器を元ネタに色々こねくり回して。
そのついでに『作者が1番のチートでは?』という思いつきでストーリーテラーもとい筆者権限を持ったチートキャラに仕立て上げた、でも極振りじゃ無いからあの当時のチート主人公達と比較すると影が薄いよね。
ゼロ「そもそも予定ではチート描写するキャラじゃ無いからな、なろうで書いてる本編も前日譚の極一部って設定だし」
神殺しして神様の権能持って、作者権限と融合して試験的に世界作ったらAというやべー兵士が製造されててなんなら量産手前だったから阻止する為に降りてきたってのが当時公開してた序盤の内容だったよね。
A「戦闘機械としての知識以外に娯楽をインストールされてバグった結果、ゼロに忠実なチート兵士になるっていう、ある意味、人類を守るのが目的に変わったんだったか。
あのままだと世界間ミサイルみたいな奴の弾頭に搭載されて世界滅亡マシーンになってた予定だったっけか、というか単独で世界、惑星規模じゃなくてガチの世界を滅ぼすための殲滅兵器って設定だったよな?」
そだね、娯楽を産み出すのは平和で豊かで余裕のある人類だから基本的に民間人の保護を主目的とする軍人キャラになったって設定、元々軍用の兵器だったのが影響してるって設定もあるね。
次、アルファ。
アルファ「Aの女性版で先行生産と実戦試験を行っていたって設定だね、先行の理由はスポンサーの軍上層部や政治家にハニトラを仕掛けて予算を得るため、でも基本性能はAと同じ、違うのは完成度、だったね」
そう、ライバルポジで将来的にAが救い出すヒロインという予定で組まれたキャラだね、性能が同じだから放置出来ないってのもあって追いかけたり追われたりで度々戦う予定だったね。
次は桐生 睦美。
昔、自殺志願者のコミュニティサイトに入り浸ってた時の私の読者で参加希望してきた物好き、なので読者で作者な曖昧な存在ってキャラだった、メタ要員って奴だね。
睦美「バイオハザード×どうぶつの森の二次創作以来かな?」
それはアルファ以外がみんなそうでしょ。
睦美「いやぁ、懐かしいね・・・サイト消えたから過去ログすら漁れないけど」
そうねぇ・・・あの頃の二次創作サイトはサイトサービス終了と共に消し飛んだせいで読めなくなった作品が結構多いよね・・・
まぁ、それは今時の読者には無関係なので本題行こうか、えー、とあるなろうアニメのレビューで。
『なろう系主人公』を珍しく定義化してたってんでバズったのよね。
『理想化されたファンタジー、チート能力、ハーレム的人間関係などの「なろう系」と呼ばれる特徴を持ちながら評価を受ける作品がある一方、「なろう系」という言葉で揶揄される作品があるのはなぜだろうか。
「典型的ななろう系」として揶揄を受ける作品にはおおむね三つの特徴が見受けられると考えている。』
・・・ってな感じで始まる、が・・・なろう系、ハーメルンやカクヨムもそうだけどラノベは基本この要素を大なり小なり持ってる場合が多いよね。
A「確かに、ウチだとその担当はお前だったよな?」
戦闘バカに任せるわけにも行かず、当時の男性オリジナルキャラは私とお前だから消去法で私になったんだよ!
おかげで当時は無かったハーレム物趣向が目覚めてしまったわチクショーメー!
A「自分で自分の性癖歪めてやがる・・・」
『1、主人公には動機や目的がない
なろう系作品はよくも悪くも主人公に「自由であること」を求める傾向がある。結果として、主人公にはなしとげたいこともなく、抗うべき巨大な敵もなく、その場その場での短期的な欲望や利益に誘導されて進行していく。
たいていその場に居合わせた他の人物から「○○してみたら?」と言われ、それに従う形で○○を行う、ということが繰り返される。
本作はタイトルに「暇だったから」とついているが、実際には暇だからということですらなく、「できたから」「やってみたら?」と言われたから、という理由で魔法を身につけていく。』
A「元から不自由で特に生きる意味も理由も無かったから当てはまるな、抗うべき敵は居るし短期的でも無いが」
それはプロット段階から『何がチート主人公なのかを徹底的に実験する』って方向性があったから『理由も無く』って要素はことごとく外れるからね。
しかもそのせいで暇でもできたからでもやってみたら?でも無いという・・・
A「これが必要そうだからこうしよう、という感じが主流だよな」
あと趣味に走る。
A「高射砲塔と沿岸要塞を考えるの好きだもんなお前」
では次。
『2、主人公以外が意思決定を行わない
前述のようになろう系作品は主人公に自由を求める。しかし、何かに抗うような展開ではなく、「そもそも主人公の行動を阻害することが起きない」という形で表現される。
そのため、主人公以外の登場人物は「主人公に従うやつ」と「弱いのに主人公の邪魔をする邪魔者」の二通りに区分される。
本作の登場人物は恐ろしいほど意思決定への欲望が薄く、自ら従属を選ぶことが美徳として表現されている、と感じるほどだ。この点は特筆に値する。』
アルファ「私は設定段階でそうあるようにされてたよね?」
そりゃ軍の兵器が言うこと聞かなかったらダメでしょ、ターミネーターでしょ。
A「俺はイレギュラーだしなぁ・・・拾われたってだけで」
私はそんなお前らの引き立て役って設定を付けられてるからそこに向かうだけだしな、途中で寄り道するけど。
オムニバス形式というかなんというか、主人公が複数居るというか、モブ兵士の大群が某地球防衛軍みたくそれぞれが好き勝手に暴れるタイプだから意外と当てはまらないよね。
本編でも何回か召喚兵や召喚兵器が勝手に動いてたし、勝手に動いたって裏話は描写してないけど。
A「キャラ作ると勝手に動くタイプだもんなお前って」
そうそう、ゼロも私ではあるけどネトゲやってる時の私だから万歳エディションとか色々混ざっててリアルの私とはガッツリ別人だから勝手に動くんだよね。
でも『そもそも主人公の行動を阻害することが起きない』は当てはまるかもしれない、ダイスでそれ引くと確定でブチ切れて殲滅して戦争になって破滅するんでリテイクという名のお蔵入りになるから未公開だもん。
A「起きないんじゃ無くてアップできないだけじゃねーか」
『3、展開にタメや積み重ねがない
Web小説の世界では更新頻度が最も重視されるため、ストーリー構成を作る時間は無駄として扱われる。
後でこういう展開にしたいから先にこれをやっておく、とか、前に描写したことが原因となってこういう事件が起きる、とか、細やかな積み重ねによるカタルシスは重視されない。
「一話3000文字程度で面白くしなければならない」というのはWeb小説界でよく言われることだが、言い換えれば常に3000文字で表現できるぶんの面白さしかない、ということだ。
本作でも同じようなトラブルや解決法が何度も繰り返されたり、以前のストーリーで問題になっていたはずの件が平気でフェードアウトしたりする。
読者も前の話を覚えてないという前提があるので、どうかシーンが変わるたびに前のシーンを忘れて見てほしい。
できるものなら。』
これはラノベでよくある傾向だよね、今時のラノベは知らんけど、少なくとも私達が作成された頃はこういう傾向の商業誌が流行ってた。
A「なろうでは?」
寧ろ細か過ぎるレベルで設定作ってたね、それで読者が離れて本屋のラノベに流れて、で、本屋のラノベに影響されたなろう小説が流行って今のなろう系に繋がってる感じ。
当時のなろう小説は殆どがユーザー退会などで消えてるか、にじふぁんだったかな、なろうの二次創作サイト、これの閉鎖と共に消えたから確認は難しいというか、手間。
A「めんどくさがりのお前には苦行だな」
あの頃は二次創作ばっか読んでたからオリジナル作品ほぼ覚えてないしな、読んではいたけど頻度がな・・・
だから典型的ななろう系、ってのは合ってはいるんだけど・・・
A「俺らの世代とはちとずれてる、と」
そだね、大きくは無いけど誤差の範囲で違う。
アルファ「そもそもコンセプト違うからチート主人公とハーレムって要素以外に典型的ななろう系って当てはまるの僕たちって?」
・・・解らん()
睦美「そもそも罰ゲームで始めた黒歴史生産だからそんな細かいことは考えてないもんねぇ?」
それな、律儀に音信不通になってからも継続してるのは我がことながら女々しいとは思うけど。
睦美「当時の唯一の理解者で味方だったからお互い結構な激重感情持ってたんじゃない?」
否定する要素が思いつかんなぁ・・・あの頃は本当にキツかった、お薬万歳。
A「発言が危ないぞ」
医者が出す薬だ、問題無い、依存性が高くて副作用で難病引き起こすかもって書かれてたけど。
A「重症じゃねーか」
薬飲み忘れると半日ももたずに呼吸困難とかになって死ぬほどキツい目に遭います(好奇心に負けて実験して大後悔)
A「バカかな?」
うつ病になったなんて、親も私もネットのフレンドも信じて無かった時期なので・・・
A「・・・そうか」
しかしこう読むと、なろう系主人公ってこの20年で結構変わってたんだねぇ・・・
A「そりゃ変わる・・・と言いたいが、まぁ、言いたい事は分かる、基本的な、根本的な部分に大きな変化は無いのに。
そんななろう系主人公を原型に作られた俺らと現行のなろう系主人公が意外と離れてるって所が見たいんだな?」
そだね、流行り廃れで徐々に変わったのかもしれないね、あの頃はチート主人公が巨大な敵を討てよ討てよ討てよって感じで龍玉とかディスガイアめいた上限知らずのハイパーバトルがお約束だったから。
今のなろう系はそういうの控えめだからね、アレで、うん、アレで・・・(遠い目)
A「ラノベ界隈にも歴史あり、だな・・・」
アルファ「寧ろ何なら歴史が無いのか知りたいね・・・」
人に歴史ありって言うし、そんなモノ無いんじゃないかな?
レビュー鑑賞と見せかけたウチの子の発表会だって?
それは・・・そうね、今のなろう系と私の世代のなろう系の違いをちょっと覗くっていうのがこの話の目的だし。