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第一章:夢の始まり 10話

・・・さて、どうしようか・・・。


レジ袋に食品を詰め終わり、両手にレジ袋を持ってため息をつく。


傘はない。ってことは雨に濡れながら帰るしかない。


・・・この荷物を持って・・・。


本屋で買った本と財布と携帯をレジ袋に入れ、スーパーの出口へ向かう。

自動ドアが開き、雨中を走りだす。


雨は俺が思っていたよりも強く、雨が服にしみこんで重い。



走るのなんて久しぶりだ。


なんとなく、気持ちがいい。


体中びしょ濡れになって一生懸命走っている。


何も考えず、ただ走る。


それだけなのに、なぜかとても気持ちいい。



・・・が、もう限界。


この荷物じゃさすがにきつい。


それに、もうすでにこんなに濡れてしまったら、走るのなんてどうでもよくなってくる。


俺は走るのをやめて、歩くことにした。



しばらく歩いていると、サイの餌がもうすぐで無くなりそうなのを思い出し、

ちょっと寄り道してキャットフードを大きいのを一袋買って、それを抱えて帰った。

部屋に入るなり、シャワーに直行。

以外に体は冷えていて、シャワーがとても気持ち良かった。


晩御飯は焼うどんを作り、しばらくテレビを見た。

時計を見ると9時を回っていた。



「もう寝るか」



久々に今日重い荷物を抱えて走ったせいか、体は結構応えていた。

電気を消して、ベッドに入る。



目を閉じる。


体が重い。



来た。落ちる。どうしよう。


落ちたらどうなるんだろう。


やっぱ、夢を見るんだろうか。


どうせ明日も休みだし。


いいや。このままで・・・・



そうして俺はとうとう、落ちた。




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