表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/41

第二章:夢の中 1話

「ん・・・」



目を開くと目の前は真っ白になっていた。

起き上がってみて辺りを見回しても何もないただ真っ白な世界。


自分の体を見てみると、服はジャージのズボンに灰色のトレーナー。

寝る前に着ていたパジャマだ。


ここは、夢の中だろうか?


今まで何回もいろんな夢を見てきたけれど、こんな本当に何もない真っ白な所なんて、出てきたことはない。

いつも必ずどこか、学校だとか自分の部屋だとか、あと知らない場所も出てきたことはあるけど、どれも必ず“場所”だった。

こんな空間のような所に来たのは、夢でも現実でも初めてだ。



ここに突っ立っていたってしょうがない。


そう思い、取りあえず前へ前へと歩き出した。

前へ歩く。と言ったって、こんな何もない所じゃ自分が本当に前へ進めているのかさえ分からない。



どれくらい歩いただろう。


いったい、どこまでこの空間は続いているのだろう。


どこまでも続く何もない世界。



俺はただただ歩き続けた。



すると、右の方から小さなピンクの何かがヒラヒラと飛んで来た。



「桜・・・の花びら?」



右を見てみると、大きな桜の木とその横にベンチがあった。

ベンチにはだれかが座っている。


髪の長い・・・女性。


でも、さっきまでこんなの無かった・・・と思う。


いつの間に・・・?



それは本当に気付けばあった。という感じだった。



今の季節は冬。

しかしその桜の木は満開で、桜の花びらがたくさん舞っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ