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3話:冒険者ギルド

ようやく主人公「カイル」の外見説明!(すっかり忘れてたなんて口が裂けても言えない………)


外に出ると眩しい太陽が暖かく気持ちよい感じだ。


イーリナに言われたからではないが冒険者ギルドに行くことにしよう。いい依頼があるかもしれないし…



(決してイーリナの為ではない……)



そう自分に言い聞かせながら歩いていると冒険者ギルドに着いた。中に入ると昼間から酒を飲んでる奴らが数人居たが比較的に空いていた。とりあえず受付に行き、何かいい依頼はないか聞くことにした。



「っあ、ようこそいらっしゃいましたカイルさん。今日こそ冒険者登録でしょうか?」


(いや、違う)フリフリ



首を振り否定する。



「……そうですか…いつでも登録したくなったら言ってくださいね!」


(気が向いたらな)フッ



軽く笑って誤魔化した。


冒険者ギルドでは様々な依頼を受ける事ができる。薬草などの採取、魔物などの討伐、街の人の手伝いなど様々だ。



「それではカイルさんは冒険者未登録なので紹介できる依頼は、常時依頼と緊急依頼だけとなります。常時依頼はゴブリン討伐及び傷薬になる薬草採取、緊急依頼は今日はありません。」


(わかった)コク


「ゴブリンは1体につき1000ニールで討伐証明の為に右耳を剥ぎ取りお持ちください、薬草の方は10本で150ニールです。薬草の状態により変動しますのでご了承ください。」


(うむ)コク


「冒険者ギルドに登録したら報酬が1.2倍になりますがよろしいですか?」


(いい)コク


「わかりました!………カイルさんはまだ子供なのですからあまり無理はしないでくださいね」


(…………)


「前もゴブリン8体分の耳を持ってきた時は心臓が止まりそうになりましたよ。あまりお姉さんを心配させない…で………って、あれもう居ない?!」



話の途中でカイルは冒険者ギルドを既に後にしていた。冒険者は冒険者ギルドに登録しなくても冒険者ギルドを使い、活動することはできる。冒険者ギルドに登録したら報酬が1.2倍になり依頼の種類も増えるのだ。常時、緊急以外にも個人からの指名依頼、商人の旅路のお供をする護送依頼、異常事態の時の強制依頼などがある。後は冒険者ギルドから色々な情報を提供してくれる。

報酬や依頼などは増えるが命の危険も増えるので俺みたいに未登録で活動してる冒険者は少数だが存在する。



(ってか俺の方が歳上だよ)



ちなみにカイルは子供ではない。身長が154cmしかなく童顔な為よく間違われるが年齢は21である。

まだ子供に間違われるのはいいがたまに女の子に間違われる時がある。イーリナに髪を切ってもらっているが肩くらいまでしか切ってくれないのが原因だ。動く時に髪が邪魔になるため後ろで紐でくくってはいるがそれでも間違われる。


初対面なら尚更だ。



(自分で髪を切るか……いや、先にイーリナを倒せるようになるのが先か)



カイルは自分で髪を切ることは出来るがそれはイーリナが許さない。昔1度切った時はフルボッコにされた。彼女曰くせっかく綺麗な黒髪なんだから切るのは勿体ないっという事だ。僕にはわからない感覚だ。



(……はぁ)



考えてもわからないので、森に向かう事にした。

1ニール=1円です。

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