episode
分離選択episode1
1年B組19番
高木平助君に恋をしました。
すらっとした体型に黒縁のメガネが良く似合う青年の高木君
「ひょろいだけじゃない」
友達のさよこはそう言うけど私にはとても魅力的に見えた。スポーツはあんまり得意じゃないけど、勉強は得意そうだ。
5月も半ばになると中間テストが終わり
「テスト返すぞぉー」
先生が言うとブーイングが起こったがすぐに
「1番相川ー」
私の名前が呼ばれた
「現代文95古典97点、両方学年トップだな」
言わないでよとも思ったが高木君の耳にも入ったのかな?と思えばよかった
が
「数学が赤点だぞ…」
笑い声が聞こえる。
少し赤面した。
そんな事まで言わなくていいのに。
言わずもがな私は国語が大好きなのだ。
現代文も好きだが、古典はもっと好きで百人一首なんかも覚えたりした。
数学なんか、知らない。
「19番高木ー」
ドキッとした
「数学Ⅰ、数学A両方100点。やるなぁ!」
自分のように嬉しかったけど、
このままだとまずい。
うちの学校は2年から文理選択をしなきゃいけない。
…このままだと高木君と同じクラスには…なれない…
ここからは自分語りになります
投稿するのは初めての初心者ですが1日1話を目標に書いていきたいと思います。よろしくお願いします!