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レインという男
翌日の昼過ぎ意識を失っていたエルシーが目を覚ました。
エルシーはベッドから起き上がり周囲を見渡すと窓際で本を読むレインの姿があった。
レインと目があう。レインはついてくるよう伝え部屋を出る
エルシーもレインの後を追う、すると食卓へついた
そこにはメイドが三人いた。エルシーはレインの向かいの席へメイドに案内され腰を下ろす、すぐに食事が運ばれてきた。食事を終えエルシーはずっと疑問に思っていたことをレインへ問う。
「レイン様、あなたはいったいどのようなかたなのですか?国を変える事のできるほどに力のある個人など聞いたことがありません」
しばらくの沈黙の後レインが答えた。
「僕はシャドウと呼ばれている組織を指揮している」