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雪月花~革命編~  作者: RAM
3/12

糸口

オーガンとエルシーの会談から数日

シュトロームとレイブンの戦が始まった、両軍血で血を洗う戦を繰り広げていた

一方、エルシーは先日の一件で自らの非力さを痛感し食事も睡眠も満足に取れぬ日々を数日過ごし、あらぬ方向へ考えをむけてしまった。

なんと彼女は自らの死で国王の考えを変えようと考えた。

1週間後はエルシーの17歳の誕生日、その前日に彼女は決行することに決めた。

そしてその日は来た。

自分の想いを綴った遺書と呼ぶべき様なものを書き上げ、自分の子供の頃から慣れ親しんだ王宮を様々な思い出を呼び起こしながら歩いた。そして決意を固めその夜みんなが寝静まったあと部屋を出て王宮の頂きにある塔の上に足を進めた。

そして塔の上へつき死への不安や恐怖を感じながらも顔を上へ上げ星空を眺め国が笑顔で溢れることを祈った。そして深呼吸を一度し、意を決した。そしてあと一歩のところまで歩み立ち止まった。そして小さな声で一言「どうかこの願いが届きますように」と目を瞑りながら言い放ち足を一歩踏み出そうとしたその時。

「お待ちいただきませ」

後ろから慣れ親しんだ優しい声が聞こえ後ろを振り返る。振り返るとそこにはメイド長のマリーがいた。

「マリーさんどうしてこちらに」

と訪ねると

「誠に勝手ながら、姫様の覚悟を見させていただきました私の方から詳しくは申し上げられませんが姫様の望みを叶えることを我々は致すことができます、私についてきていただけますか?」

エルシーは真っ直ぐな瞳でマリーを見つめ頷いた。

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