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俺は奴が消えた途端レベルを上げるために町の門に向かっていた、だって早く狩れば早くゲーム達にあえるじゃないか!・・・いや待てよ、このSLOも確かにゲームだ、急いでやるのは損か?


など考えていたら後ろから声をかけられた。


「お前は朱鷺であってるか?」


ん?だれだ知り合いか?まぁこんだけ人が居るんだ知り合いは居るだろう・・・なんてな。声を聴いた瞬間に分かったわ。


「なんだよ親父、てかここで会うなんて奇遇だな。」


そう俺の親父の滝瀬(たきせ) (そう)だ、俺以上のゲーマーで、そして今回の騒動を一番喜んであるであろう人物だ。


「まぁたまたまお前が通りかかったからな、こんな素晴らしい・・・ヤバい事態になっちまったからな、一応心配では。」


おい、歓喜の声が隠れてないぞ!てかおかしいな親父ならすぐにでも飛び出して狩りしてそうなのにな。

つか、横に居るやつだれだ?なんかシブイイケメンが親父の横に居るんだが・・・


「そうえばお前なんで門のところに急いで行ってんだ?まだ開門時間じゃないだろ?」


え?


「・・・お前その反応はあいつの話聞いてなかっただろ?」


「イエーす」


親父がなんか頭抱えてるぜ、年寄りがそんなことを可愛くねえよ・・・ごめん親父。


「ってことはお前スキルとステータスのことも聞いてないだろ?」


俺は頷く、親父はまたため息を吐くとさらに説明を続ける。


「特別サービスらしいがステータスとスキルを初期化してくれるらしい。ふざけて極振りしたやつらように。」


確認するとSPが元に戻ってるし、スキルも消えてる。


「ついでに、それも今はできないからな、今から5分後の30分間だけ変更できるらしい。」


へぇ~意外と太っ腹だな、まぁ俺はほとんど変えないつもりだ「そうだ!お前も一緒にランダムスキルに挑戦しないか?」はぁ?


なにを言ってるんだこの親父は、ノリでゲームやんなっていつも言ってるくせに。別にランダムスキルを悪いとは言わないけど、スキルが糞過ぎてゲームがつまらなくなるのは嫌だし、世間には自慢するためか知らないけどそうゆう色物をやって結局自分の首を絞めすぎてデータ消したり、ゲーム自体をやめてしまったりなどいっぱい居るしな。


ついでに一度始めたゲームを辞めてはならないなど俺は言わない。だって嫌なものは嫌だし、結局ゲーマーっていってもある種のゲームで凄いだけで、俺の分野ではないのはからっきしだしな。


たとえば恋愛ゲーム(ギャルゲー)、開始2時間でデッドエンドになったんですけど~

なに最後の選択肢、『女の子が道路に飛び出した A助ける B見捨てる』

もちろんAを選んださ!そしたら自分が代わりに轢かれてデッドエンド、Bを選んでも見捨てたってことで社会的にデッドエンドって・・・

閑話休題


「そうだよ、俺とこいつもやるしやろうぜ!もし糞スキルが出ても3人いれば何とかなるだろ?」


「・・・そうだな、それにお前の息子だ何か凄いもの出しそうだしな。」


え~渋面、乗るなよ!ちょっと乗りたくなってきちゃったじゃん!


「それにさ、こうゆうのって初めの方に皆と違うことやるとサービスしてくれるもんだぜ!」


うんうんと渋面も頷いている、うぅ・・・ぶっちゃけランダムスキルは凄く気になっていました、序盤で興味無さ気みたいなフリしてましたが、嘘です。

だってよ!みんなと同じって面白くないし!ゲーマーならちょっと歪なのとか目指したくなっちゃうし!仕方ないよね!


「よし、乗った!」


俺は乗ってしまった。まぁ別に後悔も反省もしてないし、むしろワクワクしてる!その後親父たちからデスゲーム系の小説のテンプレを聞いたり、他にもいろいろなことを聞いた。

ついでに渋面さんの名前は 霧島(きりしま) (だん)らしい。元々サバゲーやシューティングゲームが大好きで、やっているゲームの製作会社がSLOの製作に携わっていてさらに銃があるとのことで参加したらしい。


そんなことを話しているともう10分近くたっていた。


「よしそろそろか・・・いいか、できるだけ早くだぞ、他にも同じ考えを持ってるやつがいるかもしれないからな。」


俺と弾さんはそろって頷いた。

そして約束の時間が訪れた。

スキル選択、ランダムスキルを選択、するとスキルが変更できませんがよろしいですか?と注意書きが出てくる。迷わずはいのボタンを押す。そして選択中、しばらくお待ちください。と画面に表示される。


そこで他の二人を見てみた。二人とも同じく待ってる状態らしくこちらを見ていた。うわ何これ、他所から見たら男3人見つめ合ってるようにしか見えないだろ。うん、どうでもいいね。


若干スキルを待っていてテンションがおかしくなりどうでもいいことを考えているとピロリーンと画面から音が鳴った。すると画面にはスキルが決定しました。の文字が書いてあった。


俺たちはすぐにその画面を見た。

そしてしばらくすると新たに文字が出てきた。


『どうも初めまして、先ほど挨拶した開発者の秋雨です。しかしあなた方3人には驚かされましたよ。確かに誰かランダムスキルをやると思っていましたが、こんなに即決するとは思いませんでしたよ。そんなあなたたちに特別サービスです。まず一人に一つユニークスキルを差し上げます。さらに他の2つのスキルもある程度のレア度で関連性のあるスキルにしてあげます。他にも新たに面白いことをしてくれたらまたご褒美を用意しております。 では、よき旅を。』


・・・俺の中で親父と秋雨だっけ、奴の好感度めっちゃ上がったわ。てか親父が秋雨って奴じゃないよな?・・・いや無いな、だってあそこで誰よりも驚いて、喜んでるから。つか驚くなよ!確証あったんじゃないのかよ!


まぁそんなことは置いといて・・・スキルを見ますか!!!


まず一つ目・・・【双手武器使い】 レア度8 

効果

サイズが大サイズより小さい武器なら2つ扱うことができる。双手で扱う場合は少し重量補正がかかる。


ふむ、これは使えるな。剣も銃も鈍器ですら使える点がいいところだな。しかも中サイズまで使えるのはいいな。ついでにサイズは極小 小 中 大 特大 とあり、サイズがあがるごとに重量があがり、ある程度のSTRがないと大サイズの武器は扱うことができない。

         

次は二つ目・・・【超速武器交換】 レア度8

効果

武器を思うだけで武器を出せる。ただし大サイズ以上は少し時間がかかる。


なるほど、確かにあいつの言ってた通りだな、これはかなり双手との相性がいいな。場面場面に応じて使う武器が変えれるのは強みだな、まぁかなり多くの武器を使えるようにならないとな。


そして最後がユニークスキルか・・・うわ~どんなのだろ?やばい、柄にもなく心臓バクバクだ。

よ、よし見るぞ、3つ目・・・【ボッチ神】 レア度10(複)

効果

常時全てのステータスが2倍になり、経験値量の上昇、ステータスの成長幅上昇、状態異常無効になる。だがそのかわりフレンド登録、ギルド、パーティーなどはできない。また他のプレイヤーが作ったものを貰えない。一応買うことはできる、しかしその場合ステータスや武器の威力が下がる。まぁでも大丈夫だよな、ボッチ最高!友達なんかいらねェよ!さらに相手の人数が2人以上の場合、その人数×10%ステータスが上昇する。また相手のグループのリーダーが人気度2以上の場合、その数×3%ステータスが上昇する。さぁボッチ無双をするのだ!

(複合スキルのため複合のために使われたスキルも使用可能です。)



・・・え!?なにこれ強いけど、強いけどさ!!!いやいやデスゲームだと死活問題過ぎるだろ!誰とも組めず、フレンドもできないから俺の生存を知らせることできんし!つか製作者の心の声出てるよ!

そうえば、双手ってよく考えれば万能系のスキルだし、まさか・・・ソロ用のスキル!?俺の中で秋雨の好感度がどんどん下がっていく・・・


他の二人を見てみると、大の大人がめっちゃ喜んでるよ、ハハハ・・・なんでや!っとついつい変なことを言ってしまったぜ。いやでも確かに良いスキルだし、まぁ色々と不便そうだけど、まぁ縛りプレイと思えば何とか・・・ならねぇよ!てか若干PKスキルな気がするのは俺だけだろうか?


「おい、朱鷺どうだったよ!お前も凄いスキル来た?聞かせてくれよ!」


親父がテンション高く話しかけてきたので、スキルのことを話してやったさ。


「・・・・・・それ、なんて縛りプレイ?」


ですよねーやっぱり縛りプレイに見えちゃいますよね~・・・

はぁ・・・お先真っ暗だぜ。


「まぁ、そんなに気を落とすな少年、他の人に比べればかなり良いスキルだし、それに複合スキルだろ?他のスキルが使えるし良いスキルじゃないか。」


弾さん、確かに強いさ・・・でもな~いや、まぁ決まっちまったし仕方ねぇか。本当は結構前から復帰してましたけどね。だって気づいたのさ、俺・・・基本ゲームはソロプレイだわ。そうえばいつも他人に合わせるの面倒で結局ソロになっちゃうんだよな~。

あれだよ、ボスを倒す計画とか、偵察とか大っ嫌いだったもん。なんか大人数で壁役、ヒールとか、ダメとは言わないけどさ、結局MVPとかはアタッカーのトップギルドの奴らが取るんだろ。しかもチヤホヤされるのもそいつら、それで揉めるとかあるんだろ?そうゆうのが面倒でソロが基本でした、テヘ。


「まぁ、そうですね、性能だけならぶっ壊れ性能ですからね。」


そう、性能だけならな。


「よし、じゃあ次はステータスでも変えるか・・・ってほとんど変えないけどな。」


確かに、ポイントは同じだし特に変える必要はない気がするが・・・ん?まてよそうえば昔親父が熱心にVRMMO物の小説をオススメしてくるから読んだ小説に変なこと書いてあったな。と言うわけでステータス変更中・・・




・・・ってなわけで俺の最終的なステータス。


【タキ】

Lv 1


STR 370(10)

DFE 25(5)

AGI 320

INT 20

DEX 320

LUK 20


スキル 【双手武器使い】【超速武器交換】【ボッチ神】

装備

武器 石の剣

頭 布の帽子

胴 布の服 

腕 布の篭手

腰 布のズボン

足 革の靴


称号 【ボッチを極めし者】(多数の敵と戦うときにステータス30%UP)


お~できたよ、いやね、どこかの小説でSPを増やすのではなく、減らすことでその分のSPを別に振れるようになるって話なんだけど。いや~俺のステータス防御捨てたな~紙装甲だわ。ついでに最低でも10までしかできなくて二つは20になってます。STRは元々の100に80SPを振り180になり、さらに【ボッチ神】の効果で二倍の360になり、武器ボーナスの10が足され370になってるんだよ。他も同じ感じ。


・・・てか称号ぇ。もう驚かないけどさ。


そうだ、親父たちにもこのこと伝えないとな。


「なぁ、親父「諸君、スキルとステータスは振り終えたかね。いまこの時点でまだ振り終えてない人は私が勝手に振ってしまいしょう。」・・・」


結構酷いことするな~秋雨ちゃん。ん?いや知り合いじゃないけどスキルの件で位がちゃん付けまで下がったのさ、はっはっはっはっざまぁみろ!

つかまた被ってるし。


「ん?どうした朱鷺なにか言う途中だったろ?」


「あぁ、まぁもう無理だけど、ステータスを減らして別のステータスに振れるってことを伝たえたかったんだが、もう時間が過ぎちまったな。」


「・・・・・・」


あれ?親父達が固まってるぜ、すげぇリアル固くなるだ、マジ最初の頃のイシ〇ブテは鬼畜だよな。どうでもいいけどさ。


「なぁ、朱鷺知ってるか?」


ん?と俺は答えた、嫌な予感しかしねぇ。


「ステータスの成長幅はステータスの割合で決まるんだよ、知ってたか?」


「どうゆうこと?なんか俺がヤバイ振り方をしたのは分かるけどさ。」


「簡単に言うと、成長ポイントが10だとして、ステータスの割合がSTR4 DFE1 AGI2 INT1 DEX2だとしたらSTRは4上昇、DFEは1上昇となるほかも割合で分かれるから・・・まぁお前のステータスだと・・・」


大体で計算するとSTR3.5 DFE0.2 AGI3 INT0.2 DEX3って計算だぜ、DFEとINTやべぇぇぇええ!

上がらないじゃん、どうすんの、ねぇどうすんの俺、続く!


まぁ、いいけどね、だって攻撃なんて当たらなければいいのさ。(開き直った。)

親父が、「うむ、しかし減らせたのか、くそぉ何故試さなかった俺!」とか言ってるけど知らないぜ。


はぁ・・・ぶっちゃけていいですか?さすがにやり過ぎたぁぁぁああ!



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