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プロローグ

2000年代後半にある開発グループを主軸に全てのゲーム会社が協力して作れた夢のゲーム。VRMMORPG『Second Life OnLine』通称『SLO』。


それは今までにない自分自身が入り込めるゲームと言うことで大変世間の注目を集めた・・・


あ~説明はヤメヤメ、細かいことは他の小説見ろ、俺より全然わかりやすくVRMMOのこととか書いてあるから。ついでにさっきから説明してるのが俺こと、「滝瀬(たきせ) 朱鷺(とき)」だ、よろしく。


まぁ簡単にいえば俺は親父に誘われたのと自分自身が廃ゲーマーだったので妹(無理矢理)と一緒に参加したって話なんだけど・・・別に特に何もなかったので飛ばさせていただきました。

いや、いらんだろ?別に俺の日常会話なんて。



ってなわけで今真っ白な神殿みたいな場所に居ます、なにこれ精神と〇の部屋みたい。


「はじめまして、プレイヤーの方ですね。」


後ろから声が聞こえ振り返ると・・・まぁ美人な女神っぽい人が居ますよ。多分親父ならメロメロだろうな、母さんに報告だな。


「あ、はいそうですよ。チュートリアルですか?」


「はい、そうです。では進めてもいいですか?」


はい、と俺は答える。まぁ始めたばっかでやることなんかチュートリアルぐらいだろ。

ついでにチュートリアルは簡単でした。


簡略化するとスキルや魔法は技名を言うか、明確なイメージなどがあれば無言で発動できるものある。

また、スキルや魔法はステータスや熟練度によって威力が異なるらしい、

ついでにステータスはSTR、DFE、AGI、INT、DEX、LUK がある。まぁほとんどのゲームがこんな感じだろ。

あとこのゲームには職業、種族は無いらしい。職業はスキルらしく、剣士なら剣のスキル、魔法使いなら〇属性ってスキルがあるらしい。しかも最初はスキルが3つしか選べず、一定のレベルにあがるごとにスキルの習得数が増えていくらしい。

あとどうでもいい話だがランダムスキルってのがあるらしく、普通のスキルは取り外し可能に対し、ランダムスキルは取り外し不可らしい。その代わりにレア度10のユニークスキルがでたりするらしい。



ついでにこのゲームではレア度が1~10までで設定されていて、レア度10のスキルや武器はユニークスキルやユニーク武器と言い、ゲーム内にたった一つしかない激レアだ。


俺は普通のスキルを選んだ、【剣】【ダッシュ】【魔法付加】の3つだ、親父曰く、色物は終盤にチート化する!だとか、生産チート目指せだの言ってたが無視だ無視。


ついでに親父は中学生のころにVRMMOの小説にハマっていて多分家族の中で一番喜んでいたのは親父だ、まぁどうでもいいが。

妹は俺の妹と思えないほど美人で人気だが・・・好かん!て言うか俺はイケメン、美人が苦手なんだ!うわぁ、どうでもいい、閑話休題。


って言ってもランダムスキルでは出る確率なんか宝くじを3回連続で一等当てるくらいの確立だからほとんど出ないと思う。

熟練度の説明は・・・要る?要らんよね~ってなわけでこのへんの説明は終了。

一応戦闘もしたけどさ、ゴブリンをボコボコしただけなんだよな~しかも動けない。

たぶん俺の目は最後の方とか死んでた思う。


「はい、これでチュートリアルは終了です。なにか質問などありますか?」


「いえ、特には無いです。」


「そうですか、では良い旅を、いってらしゃい。」


と女神さんが言うと視界が真っ白になっていった。

てか、最近のAIは凄いな~普通に会話できるもんな、AIとは思えないぜ。町のNPCもこんな感じなのかな~楽しみだな。


しばらくすると視界が戻ってくる・・・

数秒後完全に視界が晴れたそこには・・・人の山があった。

まぁそうだわな、このSLOは世間でも大注目のゲームで国内だけでも5万だっけ初回盤は。それだけの人がやってるゲームなんだこれぐらい人は居るさ。しかも今日はオープン当日、そりゃ混んでるさ・・・邪魔だな~


まぁ愚痴ばっかり言ってもしょうがないので人の間をくぐって目的地に向けて進んでいく。ついでにこのゲームでは顔や体系を大きくは変えれないのでぶっちゃけ・・・むさい。

だって男しか居ないし(主人公も男です)、女の子も少しは居るけど女の子だけで固まってるしな。まぁゲームの中で出会いを求めるのは俺流ルールに反するから何もしないけど男だらけのなかを進むのは・・・ねぇ?


と、どうでもいいことを考えていると目的地に着いた。大体新しいゲームとか始めるとすぐに始まりの森的なところに行って皆戦ってるけど、一つ言おう、回復アイテム買えよ!

他のゲームは知らんけど、さっきアイテム覧確認したら回復アイテム無かったぞ。最初だからって回復アイテムが配布されてると思ったら大間違いだ!だからな最初にアイテムや装備の確認、扱い方。次にアイテム屋や武器屋の確認してから狩りだろ・・・まぁ俺の場合だけどな。


ついでにHP回復はオレンジ味でMP回復はグレープ味らしい、ファンタかよ。


そうだ!忘れてたけど俺の今のステータスね。


【タキ】

Lv 1


STR 120(10)

DFE 105(5)

AGI 105

INT 100

DEX 105

LUK 10


スキル 【剣】【ダッシュ】【魔法付加】

装備

武器 石の剣

頭 布の帽子

胴 布の服 

腕 布の篭手

腰 布のズボン

足 革の靴


称号 



とまぁこんな感じだ、ステータスが違うのは最初にステータスポイント(SP)があったためそれぞれに振っためだ。あとDFEの横についてる()は防具のボーナスね。まぁ初期防具だからこんだけしか効果ないけどさ。LUKはレベルやアイテムなどでしか上がらないらしい。


称号はまぁなんかやったら貰えるらしい。


他にも細かいとこあるけど・・・まぁそのときそのときで説明するさ。


ってな訳で装備とスキル、アイテムも確認したし冒険に行きますか!・・・ってな訳で初心者御用達アルべの森に来ました。ついでにアルべは始まりの町の名前ね。

アルべの森は昆虫や植物などの形をしたMobだ主体のマップで非常に過疎ってます。同じく初心者ようマップのアルべ平原は満員状態に対し、こちらは、


「・・・・・・」


誰もいねぇ!!!まぁ仕方ないか、あいちらは出てくる敵はリザードマン(トカゲ男)やゴブリンなどのファンタジーっぽい生物ばっかりで、しかもHPポーションかなり落としてくれるらしい。だから戦士職の奴らは嬉々として狩ってるらしい、魔法使いは苦労してるらしいが。

さらに一番の理由が・・・


「ピギャー」


そうこのマップのMobのキモさだ。芋虫やGみたいな外見で自分と同じくらいの大きさだぜ?もう女性プレイヤーは来ないし、このゲームの有名さ故か俺みたいな廃ゲーマーは少なく、ちょっとゲーム好きの奴らが集まったせいかパーティプレイばっかりしてて皆でワイワイあっちのマップで狩っているみたいだし。

ということは・・・


「狩りまくれるってことじゃねぇか!!!」


キモイ?オイオイ、確かにSLOは超リアルで切った感触とか半端ないけど、関係ないだろ?画面でみるか実際の視点で見るかの違いでしかないし、攻撃が怖い?ならいますぐゲームを辞めてるさ!


だって俺ゲーマーだもん。


「ウオォォォ、どっせい!!!」


俺は人が居ないことをいいことに叫ぶながら狩りをし続けた。



・・・


  

何時間したのだろう、時間を忘れて狩り続けているとある違和感に気づいた。あれ?飯の時間になったら呼ぶって母さん言ってたよな?もう下手すれば過ぎてるんじゃないか?


ふとそう思い狩りを中断しシステムを開く、しかしどこを見てもログアウトボタンが見つからなかった・・・見つからなかった!?ちょっと待てバグにしてはヤバすぎるだろ!そ、そうだGMコールを・・・繋がらなぇ!!!


・・・まぁ一回落ち着くか俺。そうえば親父が口うるさく言ってたな~

絶対ログアウト不可になって外との連絡ができなくなり、そしてゲームの世界での死が現実の死となるデスゲームになると。懐かしいな~


そうえばこんなことも言ってたな~、

デスゲームになる前兆は空が暗くなり、なってますね。町に強制転移させられ、されましたね。空に謎の男が浮いていて、浮いてますね。そいつが「私はSLOの製作者、秋雨(あきさめ) (みぞれ)だ。」的なことを言う、・・・親父ィィィイ!!!あんた何者!


周りのプレイヤー達はざわざわと騒ぎ出す。


「静まりたまえ諸君、今日は君たちに重大なことを伝えに来た。」


あれだろ、バグってすまねぇって謝りに来たんだろ?いいよ許してやるからそう言えよ。


「まず、今の状況は・・・バグではない!」


はい、いきなり期待裏切られたよ。

いや、まだ分からんよ、デスゲームと決まっ「これはデスゲームだ・・・と言えば分かるかな?」


被せんな!そして周りうるせぇよ!特に横の女、キャーって悲鳴で耳がキンキンするだろ!


「この世界での死は現実の死となる、喜ばしい限りではないか!誰もが一度は思っただろ?ゲームの世界で生きたいと、わたしは・・・」


なんか奴が言ってるが知らん!てかどうしてくれるんだ!まだカンストしてないゲームやクリアすらしてないゲームもあるんだぞ!!!それにあのシリーズの続編もやれないじゃねぇか!!!

どうすればいいんだ!!!


「しかし!もしこの世界から出たいという者がいるなら、このゲームをクリアし私を倒してみろ!そうすれば現実世界に戻してやる。」


なんと素晴らしい解決方法だ!ゲームも楽しめて、残してしまったゲーム達の元に戻れる。素晴らしい!


「では、願わくば君たちが私の元に来ないことを祈るよ。」


そう言って奴は消えてしまった。こうしてデスゲームは始まった。





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