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青春だより  作者: まりあと龍とクレオパトラ
2/9

青春だより 2回目の青春

彼は、幼い頃に両思いの女の子がいたのだ。彼女の名は山村真子。真子は特別かわいい訳でもなかったが、包容力があり、初めて翔が心を許した女の子だった。

しかし彼女は、小学2年のときに、遠くに転校した。あの時のことはまだおぼえている。

「翔くん、私遠くに転校することになったの…。」

「はァ!?」

「わたし翔くんと仲良くしてたじゃない?だから周りの女の子にいじめられてたの。」

「それをおれに言えば俺が何とかしたのに!!」

「でも、もういいの。お父さんが転勤するっていうのもあるし。」

「真子、お前が遠くに行っておれのこと忘れたりしたら許さねぇからな!」

「やっといつもの翔になった。」

「・・・。」

「私とひとつ約束してくれない?」

「・・・。」

「10年たったら必ずこっちに帰ってくるから。」

「そしたら、付き合おうよ。」

「絶対だぞ!」

「うん。」

「なんか、マジでさびしいんだけど。」

「そうだね。」

翔が、“あの時のこと„を思い出していると、ふいに後ろから肩をたたかれた。

「翔くん、わたしのこと覚えてる?」


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