↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
箱館・怪談散歩  作者: オブチアスマ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
59/96

第58歩 選手交代

 私の友人Mさんは建築業一筋の人で、

ある日、興味深い話を聞かせてくれた。


ある廃業した大型店があり、そこを改装して某量販店にする現場が、

おかしいと言う。


 外装はともかく内装工事の業者がコロコロ入れ替わる。


Mさんは関係のない別の現場で一緒になった内装屋さんが、

そこの現場に少し入っていたのだと聞いた。


 問題の現場は納期が迫っており急ぎだという事で

現場に入り内装工事にかかった。


昼間は問題ないが夜になると建物内に不審者が現れる。


―バタバタと走り回ったり


「すいませーん」呼ぶ声がする、だが誰もいない。


しょうがないので仕事を始めると


「おーい聞こえないのか」

「キャハハハハ」声が聞こえてきて


突然、電源が落ち真っ暗になって気味が悪く、やってられないのだという。


 噂で続きを聞いてきたMさんが教えてくれた話によると、

とうとう納期が迫って困った元請け会社が


【おばけは出るがギャラは三倍】と触れ込み、あちこちに連絡を入れまくり時間に余裕のある現場を後回しにして精鋭の猛者職人が集められ即席の改装チームが組まれた。


 チームは昼組と夜間組に分けられた。


現場監督も用意周到に電源が落ちれば

大型発電機を使って対処し壁や床を貼り。


職人がトイレに閉じ込められれば携帯で仲間に助けを求め。


CDやラジオで怪しい声をかき消し

夜中だろうが監督は買い出しを行い何人前も牛丼弁当を差し入れ

連日24時間作業したおかげで納期に間に合わせたのだという。


そして、この大騒ぎになった現場というのが前述、第43歩で紹介した「慣れました」の飲食店と目と鼻の先に位置した現場だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。