第31歩 おっかねぇもの
私の住む街の函館山は昼間、観光バスのみが登山を許可されていますが夜10時以降は一般車両の登山も許可されています。
現在も登山道の途中、片側一車線道路の、ど真ん中に大きな杉の木が立っている。
最近は聞きませんが70年代には無謀な若者の下山する車がスピードの出しすぎで、ど真ん中の大木に激突する事故が多発していました。
その度に大木を撤去しようと議題に上がるのですが市の話だと自然保護の観点から切り倒せないという。
だが私の周囲の噂で本当は大木に手を出して事故や障りに遭うのを恐れて昔から何処の会社も大木に手を出さないという話だった。
祟が信じられており実際、木を切ろうと提案した者、責任者だった担当の役人と仲間の役人それらの家族やペット、土木会社の経営者や家族に死人と病人が続出して、ますます祟は現実味を帯びてきた。
木こりの古匠は、よく言ったという。
「今のやづら、ほんとにおっかねぇもの、しらねぇんだもなあ」
その大杉は2026年、現在も舗装された登山道の真ん中に、そびえ立っている。
この・・・木が祟るという話は現代でも良くある。
最近は違法伐採問題が深刻になってきている。
切り倒した人間にも祟るが、大きな災害に繋がることもあって人間に対して容赦のない場合それは天罰だという人も居る。
人間が呼吸して生きていけるのは木があるおかげだという
大前提を現代人は一度よく考えないといけないのでは?
悪い見本が外国も含めあちこちにあるのだから。
やむおえず木を切る時は数日前からお供え物をして酒や塩も用意して祈りを捧げるのが作法で木の方が断固拒否する場合は
何か異変があるのだそうだ。
悪夢をみたり、体調を崩したり・・・
木こりを生業にしている方は、そういった経験から
作法を始める前から切っても大丈夫な木と
絶対に触ってはいけない木が見ただけでわかるらしい。




