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月影のもとへ  作者:
44/56

43話

ソレは凄い勢いで地面を抉ると、その出来上がったクレーターの中心に人影が見えた。


「やぁ~とみつけたぁ~」


「やぁ、悪魔さん。こんにちは」


「あれぇ?なんで君、僕が悪魔って気付いてて恐れないのぉ??」


「なんで?って、ふふっ。僕たちは君を探していたんだよ」


「ふぅ~ん?そぉ~なんだ~。僕の事が怖くないんだぁ~」


「そうだね、今見た感じだと君、弱いよね?」


「はぁ?何言ってんの?お前バカじゃない?」


「厘くん、侺くん。ここは僕に任せてくれる?」


「もちろんです。よろしくお願いします」


「侺が良いなら俺も問題ないよ」


「ありがとう」


「よくも舐めたマネを。後悔させてあげる」


「なんというか、君、悪魔の中でも弱いよね?全く力を感じないよ?」


「はぁぁ??お前ふざけてるのか?人間ごときに俺が劣ってるはずないだろう!」


いとも簡単にヨウの挑発に乗って悪魔はヨウに向かってくる。

実際、ヨウは世界のモノと契約してから格段に力が上がっている。

殴りかかってきた悪魔をひらりと交わして回し蹴りを一発。

悪魔が吹き飛ぶ。そこへ雷を落として悪魔は丸焦げになった。

あんなにも強いと思っていた悪魔を一瞬で倒してしまった。

この2か月間、モンスターと日々戦っていたため実践含めてかなり経験値が上がったみたいだった。

それは厘たちだけでなく、傭兵団のメンバーも同様だ。

思った以上の戦闘集団が出来上がってしまった気がしている。


「ヨウさん…オーバーキルになっちゃうくらい強くなってますね」


"「うん、あんなに警戒していた悪魔なのに、目の前で見たら明らかに弱いって感じたんだよね。

"

 それに、自分でも思った以上の力が出てびっくりしたんだけど…アース?何か心当たりあるかな?」


-僕たちとの結びつきが強くなったことで基礎値の上昇率がかなり上がってるはずだよ-


-アース、たぶん侺たちは基礎値がある事を知らない-


-それは俺様が教えてやる!ヒトやモンスターには基礎値ってものが存在してるんだ。その基礎値が上がることによって、技や魔法の威力が格段に上がるぜ-


「キール、説明ありがと!」


「基礎値か、初めて聞いたね。それはどこかで見れるのかな?」


-鑑定魔法を使えるヒト、いない?-


「鑑定魔法?レインは使えるのか?」


レインは頷く。


-基礎値はレベルごとに切り分けられていて、得意分野や属性によって同じレベルでもヒトによっては数値が違ったりしているんだ-


-厘と侺は属性も得意分野も違うのに基礎値が全く同じ-


-お二人はものすごく相性が良いみたいだね-


「俺も基礎値っての見てみたい!キール、鑑定魔法教えて!」


「そうだな、その基礎値が見れたら相手の力量もある程度見えるってことだよな?鑑定魔法は覚えた方が良さそうだ」


「うん、僕も同じ意見かな。アース、教えて欲しい」


-わかった-


世界のモノから魔法を教わるのは訓練ではなく、感覚共有での実践だ。

まず、世界のモノがそれぞれ契約者と感覚共有を行う。

感覚共有したら、魔法を使用して見せる。その感覚を覚えて、厘たちは魔法を覚えるのだ。

そうやって、いろいろな魔法を教えてもらった。


「鑑定」


覚えた鑑定魔法を使用すると、基礎値や補正値、レベルなどが表示された。

厘、レベル85、属性:炎、サブ属性:闇、風、光、特性:耐熱

侺、レベル85、属性:氷、サブ属性:光、土、風、特性:耐冷

ヨウ、レベル95、属性:雷、サブ属性:ALL、特性:支配者


細かい数値も記載されていたが、基準値がわからないためその数値が高いのか低いのかが不明だった。

レベルに関しては明確な上限はないらしいのだが、ヒトでレベル100以上を見たことがなかったと世界のモノは言っていた。

ヨウは100に到達しそうな域に達しているのだが、このレベルになると、1上げるだけでもかなり苦労するらしい。

100以上になると更に1上げるためにそれこそレベル1から50になるまでと同じだけの経験値が必要になるらしい。

それを聞くとほぼレベル100が上限と言っても過言ではない気がしてきた。

また、世界のモノはみんなレベル250を超えていた。

生まれてから2000年を超えていると聞いていたから、途方もないレベルなのだろう。

先ほどの悪魔はまだ200年くらいしか生きていないみたいで、レベルは89だったらしい。


-ちなみに、傭兵団?のメンバーは大体がレベル20前後だったぞ-


-それは南の街の人たちでしょ?西北の街の人たちはレベル15前後だよ-


「そんなにも差があるの?いや、でも言われてみたらそのくらい差はありそうだよね」


「そうですね。そう思うと、傭兵団のメンバーはまだまだ期待値が大きいって事ですね」


-いや、俺様たちと契約しているのといないのじゃかなり違うぞ?普通のヒトでレベル50を超えることはほとんどない-


「そういえばさっきそんなこと言ってたね。具体的には契約者だとどのような特典があるのかな?」


-簡単に言えば経験値2倍みたいなイメージだよ。普通の人よりレベルが上がりやすいんだ-


「そう、つまり、僕たちは傭兵団のメンバーより2倍のスピードで基礎値が上がっているんだね」


-うん。それと、菫はレベル100だよ-

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