クラスメイト女子の母親が『母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ』と言われてたので娘と一緒に反論した
「中島って自分で弁当作ってるの!?」
「時々ね。うちって母さんが遅くまで仕事してることが多くてさ。その時だけ自分で飯作ってるんだよ」
「マジかよスゲー」
「慣れれば結構楽だよ」
中島 隆雄の弁当は彼が言う通りに簡単なものだ。
見た目こそバラエティ豊かではあるが、前日の残り物やミニトマトなどの調理が不要なものを適当に詰め込んだだけだからだ。
冷凍食品すら使っていないので電子レンジを使う手間すらかからない。
「何々、中島君がどうしたって?」
「騒がしいにゃあ」
中島達の会話を聞いていたのか、近くでご飯を食べていた女子達が彼らに興味を抱いたようだ。
「おお、良かったな中島。ポイント稼ぎのチャンスだぜ」
「ポイント稼ぎ言うな」
料理男子という家庭的な面は女子受けが良いだろうが、それが恋愛の決め手になる年代ではないかもしれない。
むしろあざとく狙っていると思われる可能性もあるので、中島は敢えて自分から料理が出来ることを吹聴するつもりは無かった。
その狙いは今この瞬間に崩れ去ったわけだが。
「自分でお弁当作るなんて凄いじゃん!」
「なかじーの意外な一面を見た」
「凄く無いって。楽に作ってるしさ」
女子から褒められて少し照れくさかった中島は謙遜した。
本当に大したこと無いと思っているというのもあるが。
しかし彼女達は料理が出来る系女子であり、男友達とは違った反応を返して来た。
「いやぁどれだけ楽でも朝の一分一秒は惜しいよ」
「それな。後、翌日のお弁当まで考えて夕飯のメニュー考えるのとか超ダルそう」
朝はギリギリまで寝ていたい。
毎日の献立を考えるのが面倒だ。
だからこそ前日の残りをぶち込むだけだったとしても、料理女子達は自分で弁当を作りたくはなかったのである。
「寝ていたいのは分かるよ。俺も仕方なくやってるだけだから。それに俺が作るの毎日じゃないからメニューなんて毎回同じだよ」
厳密には三パターンあり気分で選んでいるが、そこまで具体的に説明するのは面倒臭かったので省略した。
「何騒いでんの」
中島と女子達が弁当談議で盛り上がっていたら、彼らの元に新たに一人の女子がやってきた。
「みてみて若菜、中島くんって自分でお弁当作ってるんだってさ」
「へぇ、そうなん?」
「前日の残り物をぶっこんだだけだよ」
「弁当なんてそんなもんだろ」
坂巻 若菜
髪を茶色に染めてアクセを沢山身につけ制服を大きく着崩す校則違反の塊のような女子だ。
いつも眠そうな表情を浮かべてやる気が無さそうな雰囲気を纏っている。
そのため、スマホ片手に『うぜー』『だりー』『彼氏ほしー』を連呼していそうなダウナー系ギャルに見えるのだが、その見た目とは裏腹に料理が得意という事でクラス内で有名であった。
「んで、どんな感じよ」
坂巻が中島の弁当を覗き込んだ。
「なんだよ地味な弁当だな。男なら肉食え、肉」
弁当の定番であるハンバーグや唐揚げなどが入っていなかったのがお気に召さなかったようだ。
「それにポテサラとかクソダセェだろ」
「そう?この中だと割と自信作なんだけどな」
「マジかよ。作るならもっと映えるのにしろよ」
「坂巻さんみたいにガチで作って無いもん」
坂巻は自分の弁当を写真に撮って毎日SNSにアップロードしている。
それゆえ映える見た目を意識し、高校生の弁当とは思えない程凝ったものを毎日作っていた。
「それもそっか」
自分の弁当作りの参考にならなかったからだろうか。
坂巻は中島の弁当に興味が無くなったようだ。
そしてその流れでこの話は終わりとなった。
――――――――
ある日の放課後。
中島に母親から今日は帰りが遅くなるという連絡が来た。
それゆえ帰りにスーパーに立ち寄り、夕飯と翌朝の弁当用の食材を購入することにした。
「(いつもので良いかな)」
買う物は決まっているのでササっと選んで足早に移動していたら、見知った顔を見つけた。
「(あれ、坂巻さんだ)」
中島の弁当をディスった料理上手の坂巻である。
「(一緒に居る女の人は誰だろう。お母さんかな)」
坂巻は中年女性と一緒に魚を選んでいた。
雰囲気が似ているので中島の想像通りに母親なのかもしれない。
「(へぇ、笑顔可愛いじゃん)」
学校ではいつもダルそうにしている姿しか見たことが無かったから、楽しそうにしている姿は新鮮であった。
元々スタイルも顔立ちも良かったのもあり、普段とのギャップを感じて中島の胸がトゥンクと鳴った。
「あまり凝ったの作れなくてごめんね若菜」
「いーって。母さん忙しいんだからしゃーないっしょ」
「たまに早く帰れた時くらいは頑張りたかったんだけどな」
「な~に言ってんだか。いつもので十分だよ」
話を漏れ聞く感じ、坂巻の母親は多忙で娘のために料理をする時間が取れない。
それゆえ娘の若菜が自分で料理をするようになり、自然と上手になったのだろう。
「(うちと同じなんだな)」
中島の家も似たような境遇であり、坂巻に対して親近感が湧いた。
「(せっかくの母娘水入らずを邪魔するのは悪いな)」
恐らく忙しい坂巻母がこうして娘と交流する時間が取れるのは珍しい事なのだろう。
坂巻も心底嬉しそうにしているし、見つかって邪魔をするのも悪いと思い中島はそっとその場を離れた。
そのまましばらくの間他のコーナーで時間を潰し、坂巻母娘が先ほどの場所から移動したのを確認してから残りの食材をかごに入れる。
そして最後に総菜売り場へと向かった。
夕飯を全部作るのは大変なので、いくつかは惣菜で済ますことにしているからだ。
「(あれ、まだ居たのか)」
もう買い物が終わったかと思っていた坂巻母娘がまだ総菜売り場で買い物をしていた。
相変わらず楽しそうに会話を続けている。
「(もう一度、何処かで時間を潰すかな)」
中島がそう思って踵を返そうとした瞬間、坂巻母は惣菜コーナーからポテトサラダを手にしてかごに入れた。
それと同時に、母娘の近くに居た初老の男性がとんでもないことを言い放った。
「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」
その人物は明らかに坂巻母を見て、本人達に聞こえるように言っていた。
離れたところにいる中島にすら聞こえるくらいの声量であり、三人は付近の人達からの注目の的になってしまった。
坂巻母はその心無い言葉に胸を痛めたのか、それまでの楽し気な表情から一転して辛そうな表情に変わっていた。
母親として失格だと言われたのだ、辛いに決まっている。
しかも忙しくて娘とあまり交流が出来ていない負い目もあった。
それゆえその心無い言葉が自分を正しく批判しているものと感じてしまい、娘に対する罪悪感で一杯になってしまったのだ。
だが娘の若菜は母親の事を失格だなどと思っていない。
それは一緒に楽しく買い物をする仲睦まじい姿から明らかだ。
もし母親の事を失格だと思っているのなら、一緒に居て笑顔など浮かべられるはずがないだろう。
「てめぇ!」
若菜は激昂した。
大切で大好きな母親を侮辱されたのだ。
当然だろう。
「待って」
「母さん!」
男に今にも掴みかかろうとしていた娘を止めたのは母親だった。
悲し気な表情のまま娘の腕を強く掴み、顔を左右に振った。
若菜は怒りが収まらず納得出来ないと言った感じであったが、母親が懇願するような目で見てくるため振り上げようとした手を降ろすしか無かった。
「ふっ」
その様子を見て何もされないことが分かったからか、初老の男性はあろうことか二人を鼻で笑った。
「てめぇ!」
「ダメ!」
再度若菜が怒るが、絶対に手を出してはダメだと母親が止める。
暴力を振い警察沙汰になったら娘がまともな高校生活を送れなくなるかもしれない。
そのことを憂慮したのだろう。
悔しそうに強く歯を食いしばる若菜と、悲し気な坂巻母。
「(ふざけんな!)」
せっかくの楽しい二人きりの買い物を汚した男の事を、中島は許せなかった。
自分も同じ境遇だからこそ、忙しい母親とコミュニケーションが取れる時間がどれほど貴重であるか身に染みて分かっていたからだ。
だがここで中島がしゃしゃり出て相手に手を出したのなら、結局坂巻母を悲しませることになる。
ゆえに中島は別の手段を取ることにした。
「あれ、坂巻さんじゃん」
「んあ?」
「(怖え!)」
あまりにも怒り狂っていたからか、若菜は射殺す程の視線を中島に投げかけて来た。
中島はビビったけれども男の矜持がそれを表に出すことを許さない。
必死に平静を装って話を続けた。
「奇遇だね。買い物中?」
「……お、おう」
母親と一緒に買い物をしているところを見られた気まずさと、先程の行き場のない怒り。
複数の大きな感情が渦巻いて若菜は戸惑う事しか出来なかった。
ゆえに先にまともに反応したのは母親の方だった。
「若菜の友達かしら」
「坂巻さんのクラスメイトの中島です」
「あらそう。いつも娘がお世話になっております」
「いえいえ、こちらこそ」
中島は特に若菜と深い交流があるわけではないので、お世話になっているかどうかと言われると微妙なところだ。
そんなことを頭の片隅で感じながら、中島は考えていた作戦を決行することにした。
「おお、ポテサラじゃないですか」
本来であれば親しい相手であっても買い物の内容に触れるのはマナー違反だ。
だけれども中島は敢えてそれをした。
ポテトサラダという単語に坂巻母の表情が再び曇り、若菜も動揺から復活して中島を怒ろうと口を開きかける。
しかし中島はそれらに気付かないふりして言葉を続けた。
「ここのポテサラって、とても美味しいですよね。俺も良く買うんですよ」
そう言ってポテトサラダを二つ手に取りカゴに入れた。
「ポテサラって作るの超大変じゃないですか。じゃがいもが滅茶苦茶熱い状態で皮向いたり、他の食材を細かーく刻んだり。そのくせ好みの味付けに中々ならない。だよね、坂巻さん」
「え……………………!」
突然話を振られ一瞬困惑した若菜だが、直ぐにその意図を汲み取った。
「マジそれな。ちょーめんどいわ。しかも時間かかるわりにサイドメニューにしかならねぇし」
「ポテサラ作る時間あったら他の作るよね」
「そうそう。時間のムダだわ。どうしても食いたかったら惣菜で十分」
ポテトサラダを作ることがどれだけ大変な事なのか、そして総菜を買う正当性を声高に主張することで、男が言ったポテトサラダくらいの所を否定したのだ。
くらい、などと言えない程に時間がかかる大変な料理なのだと。
元々その男の発言を許せないと感じた主婦が周りに多く居て、彼らも中島達の言葉に同意して小さく頷いている。
「チッ」
その男はこの場に自分の敵しか居ないことを悟って顔を真っ赤にして憤っていた。
だが中島はこの程度で終わらせるつもりはなかった。
幸せな母娘を侮辱した憤りは、全く晴れていないのだから。
「坂巻さんのお母さんってポテサラ作るの得意なの?」
「いや、苦手だったはずだぜ」
「へぇ、ということは美味しいポテサラを坂巻さんに食べさせたいからここのお惣菜買おうとしてるんだね。めっちゃ良いお母さんじゃん」
「よせよ。照れるじゃねーか」
これだけは絶対に言わなければならなかった。
坂巻母は若菜に向けて愛情を注いでいるのだと。
男の最大の主張は『料理を手抜きするなんて子供を蔑ろにしており母親失格』ということだ。
そのため、手抜きは子供を蔑ろにすることにはつながっておらず、むしろ愛情があるからこそ手抜きを選んだのだと、男の言葉を完全に否定した。
ポテトサラダは作るのが大変であり、総菜を選ぶのは子供に愛情を注いでいる証拠である。
これで男の言葉の全てを否定した。
だがまだこれで終わりにはしない。
この愚かな男が二度とこのスーパーに来れなくなるくらいには恥をかかせたかった。
ゆえに中島は次に男そのものを口撃する。
「まぁ、ポテサラ作ったこと無い人には分からない事かな」
「だな。知らねー奴ほど良く吠えるとは良く言うわ」
一見、男を擁護しているようにも受け取れる中島の言葉。
しかしそれを若菜が上手に受け取って意味を反転させる。
知らないなら仕方ない、から知らないなら口出すな、へと。
あげて落とすことで、より大きなダメージを与えるために。
実際、男は中島の言葉を聞いて少しだけほっとしたような表情になり、その後の若菜の言葉でこれまでで最も酷く苛立ち始めた。
口撃が効いていると分かった二人は調子に乗って更に会話を広げた。
「でもさ、ぶっちゃけ作るのが楽な料理だって惣菜買うよね」
「まぁな。下手に作るよりうめぇし、時短出来るしな」
「美味しい料理食べられるのが一番だよね」
「時短出来ればメインの料理に手間かけられるしな」
これはトドメの前のジャブのようなものだ。
この男は惣菜を買うことそのものが母親として失格だと思っていそうだったので、その考え方がそもそも間違っているのだと指摘した。
これは議論をポテトサラダだけではなく、総菜全体に対する話に広げたかっただけ。
準備が出来た二人は男に最後の一撃を与えた。
「やっぱり総菜は良いよね。惣菜買わずに作れなんてこと言う人間にはなりたくないや」
「そんな人間いるのか?どんなクソみたいな人生歩んでたらそんなクソみたいなこと言えるんだよ」
男そのものを露骨に否定する煽りが綺麗に決まり、男はあまりの怒りで震えが止まらない様子だった。
流石にやりすぎたか。
もしかすると暴力を振ってくるかもしれない。
中島は坂巻母娘を守るために彼らの前に立った。
「え、おい」
若菜が慌てるが、ここは男を見せるところだ。
ここで退くようならば、最初から割って入っては来なかった。
こうなる可能性もあると思い、覚悟はしてあったのだ。
「ごちゃごちゃうるせーんだよ!クソガキが!」
ついに男がブチ切れた。
殴りかかってくることは無かったが、近くの棚に置かれていた総菜を薙ぎ払い、床にぶちまけてしまった。
衝動的な行為だったのだろう。
床の惨状に気付いた男は、目に見えて狼狽えていた。
「こ、こっち見るんじゃねーよ!」
付近の客達から白い目で見られ、慌てて逃げ出そうとする。
「お客様。お待ちください」
だが店員が逃がすはずが無い。
「お客様によるこれらの商品の取り扱いについてお話がありますので、事務所に来て頂けませんか」
複数人の店員が男を囲み、事務所への任意同行を求めた。
「う、うるせええええ!」
だが男は全力で店員を突き飛ばして逃げようとする。
突き飛ばされた店員は棚に激突し、多くの商品が床に散らばった。
惣菜売り場付近は更に酷い有様になる。
「離せ!俺は悪くない!離せ!」
逃げ出した男は店の外に出ること叶わず捕まった。
実はこの男、店内でトラブルを起こす常習犯であり店員からマークされていたのだ。
今回の騒動でめでたく出禁になったどころか、店員への傷害罪などで警察に連行されることになった。
その惨めな姿を見て、ようやく中島と若菜の溜飲が下がったのであった。
となると次にやるべきことは決まっている。
「ごめんなさい、少しやりすぎてしまったかもしれません」
坂巻母に対する謝罪である。
物理的に殴りはしなかったけれど、結果的にそれに近い事をやってしまったのだ。
誰かを傷つけるのを良しとするような人には見えなかったので、中島は先制して謝った。
「人様にあのようなことを言うのはダメですよ」
「はい……」
坂巻母は困ったような表情になりながら中島を軽く叱った。
ポテトサラダを作るのが大変だと主張するだけならまだしも、あの男を直接非難する物言いはやりすぎだと怒った。
「若菜も」
「でもよ」
「でもじゃありません」
「……ごめんなさい」
「(ヒエッ)」
坂巻母は若菜も叱ったが、若菜は言い返そうとした。
その途端に坂巻母の顔が般若の面と化し、中島はそれが自分に向けられている訳では無いのに内心ガクブルであった。
もちろん坂巻母は怒るだけではない。
二人が自分のためを思って怒り、行動してくれたことを理解しているのだから。
そして、娘から母親として認められていることが分かったのだから。
「二人ともありがとう」
坂巻母の憂いの晴れた笑顔を見られた二人は、お互いに目線を合わせてから満足そうに微笑み合った。
これで終わったら綺麗なのだけれど。
「中島君って言ったかしら。もしかして若菜の彼氏?」
「母さん!?」
「だって凄い息が合ってたじゃない。普段から良く一緒にいるからなのかなって」
「ち、ちち、ちげーよ!」
坂巻母が見当違いなことをぶっこんできて、若菜が顔を真っ赤にして慌てていた。
中島としてはスーパーで見かけた坂巻の笑顔にトゥンクしていたので、全力で否定されるのは少し悲しかったりする。
「ふ~ん。でもその反応は脈ありかしら」
「ねーよ!」
「え、そうなの?」
「ねーって言ってるだろ。話に入って来んな。つーか、お前もうどっか行けよ!」
「そんなこと言ったらダメよ。中島君は私達のために駆け付けてくれたんだから」
「頼んでねーし」
「若菜?」
「う゛……か、感謝はしてるけどそれとこれとは別だ!」
「前に出て守ってもらった時にときめいちゃったんじゃない?」
「うあ……か、母さん!」
「え、そうなの?」
「お前マジでどっかいけよ!」
焦る娘の姿を見て、坂巻母は楽しそうに微笑んでいる。
親の直感で気付いてるのだろう。
若菜もまた、中島のことが気になりだしていることに。
――――――――
その数日後のお昼休み。
坂巻が中島の元へやってきた。
「よ、よう。また弁当自分で作ったのか?」
「そうだよ。ほら、クソダサ弁当でしょ」
「悪かったよ」
「あはは、気にしてないよ」
最初にダサいと言われたことを根に持っている訳ではない。
ちょっと揶揄ってみたかっただけだ。
「(普通に謝られると反応に困るんだよな。しおらしい姿も可愛いし)」
あの日から時間が経過したことで、中島にとって坂巻は気になる女子からかなり気になる女子へとグレードアップしていた。
男子なんて単純だ。
一度気になったら、他に特別な出来事が無くてもどんどん好きになってしまうのだ。
でももしかしたらそれは女子も同じなのかもしれない。
「ポテサラ食べる?」
「ああ」
何故なら坂巻がポテトサラダを口にする姿は、まるで恋する乙女のように幸せそうだったのだから。
ポテトだけのポテサラが特に好きです。