表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/144

送られてきたメイド服は超ミニスカートでした

そして、数日後、放課後に、荷物が届いたと担任が呼びに来てくれたのだ。


見に行くとデミアンが馬車に乗って持ってきてくれたのだ。


オーガストらに手伝ってもらって教室に運んでもらった。


「本当にリアさんのポーションで命が助かりました。ありがとうございました」

デミアンは頭を下げてきた。


「ううん。私のポーションであなたの命が救われたなら、これほど嬉しいことはないわ。でも、デミアンも気をつけてね」

「まあ、リアさんの超特級ポーションがあれば死んでも生き返りますって」

「ちょ、ちょっと待って。リア、あなたついに超特級ポーションまで作れるようになったの?それじゃあ、あなた今や世界一の薬剤師じゃん」

ベッキーが食い込んできた。


「いや、母にはまだまだ追いつかないわよ。今回のポーションもたまたまジルおじさんがドラゴンの角をくれたから出来ただけで。超特級じポーションじゃないと思うわ」

「それでも凄いわよ。そもそもあなた、この学園の薬剤師コース学ぶことあるの? だってあなた、ポーションなら薬学のアシュトン先生よりも作れるわよね」

「でも、塗り薬とか他の飲み薬とかわからないことも多々あるし」

「そんなのあんたところのハンスが作るんでしょ。どう考えてもあなたポーションさえ、作っていたら良いじゃない。その腕があればどこの国に行っても十分通用するわよ」

「うーん、そうなのかな」

ベッキーの言葉に私は考え込んだ。


「ちょっとベッキーさん。止めて下さいよ。リアさんが他国へ行ったらどうするんですか」

デミアンが慌てて言った。


「やだ、デミアン。私が他国に行くわけないじゃない」

「お願いしますよ。それでなくても帝国の奴ら虎視眈々と狙っているんですから」

「えっそうなの?」

私は思わずデミアンを見た。


「あっ、いけない。あんまり話すなってジル様に言われていたんだ」

デミアンが口を閉じた。


「えっ、どういうことよ」

私が聞こうとしたときだ。突っ込みたかったが、それどころでない事実が判明した。




「えっ、何これ」

箱から出て来たメイド衣装を見てハンナらが固まったのだった。


「えっ、どうしたの?」


私もその衣装を見て固まった。


まず、色がけばけばしい水色で、これはどうかと思う色なんだけど、それ以上に胸元が大きくわれていて、なおかつ、スカートの丈が殆ど無い、超ミニスカートだったのだ。


「デミアン。これ何なの?」

私らはデミアンに詰め寄った。


「えっ、メイド服でしょ。なんか、昔、スカートの丈を短くしすぎたみたいで、メイド達に総スカン食らって倉庫に眠っていたそうですよ。学園祭に人寄せに着るなら丁度いいだろうとジル様がおっしゃっていらっしゃいましたけど」

「ジルおじさん。どういうつもりよ」

私はプッツン切れた。


「こんなの着れるわけないじゃない」


「えっ、いや、リアなら似合うよ」

「なわけ無いでしょ」

オーガストの言葉に私の怒りの張り手が炸裂した。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

スマホ慣れないので指が大変です。

もし良ければブックマーク、評価頂けたら幸いです。

今日から1日二回更新頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
私の

次回作品

はこちら!

『ブス眼鏡と呼ばれても王太子に恋してる~私が本物の聖女なのに魔王の仕返しが怖いので、目立たないようにしているつもりです』

https://ncode.syosetu.com/n7402hm/

顔を隠すためにメガネを掛けてブス眼鏡と陰で呼ばれているエレは、真面目なメガネっ娘を演じているつもりが、やることなすこと目立ってしまって・・・・。そんな彼女だが、密かに心を寄せているのが、昔助けてくれた王太子殿下なのだ。その王太子が心を寄せているのもまた、昔魔王に襲われたところを助けてもらった女の子だった。
そんな所に魔王の影が見え隠れして、エレは果たして最後までニセ聖女の影に隠れられるのか? 魔王はどうなる? エレと王太子の恋の行方は?
ハッピーエンド目指すので是非ともお読みください!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ