表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/266

52話目

「だって私ドラゴンだし~♪


 やぁっぱり あれこれと心配♪


 時々ポジティブ!イェイ!イェイ!


 ズボラなところもあーるけーど


 こう見てもドラゴンだし!


 意外と心は繊細


 優しくしてよねぇ~


 面倒くさいなんて 言わないでぇ~♪」


今日も鼻歌が絶好調のわ・た・し♪ うふ♪


ニシノドラゴンの歌はいいわねぇ~♪


ピュアな私の気持ちをアゲアゲにしてくれるわ!


こんなゴリゴリな姿だけど、私は永遠の二十歳よ♪


そんな私がゆっくりと火山にある我が家でくつろいでいると

私に対して、



「君しかいなーーーいーーー!!」


っていう音が聞こえたのなら・・・行くしかないわよ!!


すぐに私はドラゴンの巣を飛びだして、

私に愛の告白の音を飛ばしてきている方へと飛びだしたわ!


私が飛んでいる間もずっと、



「君しかいなーーーいーーー!!」


その音が聞こえてくる!!


こんなに・・・


今まで求められたことなんてないわよ!!


・・・150年ぶりかしら?


・・・いいえ違うわ!!!

私は20年しか生きていないドラゴンよ!!

150分ぶりよ!!呼ばれるのは!!きっとそう!!


誰が私を呼んでいるのかしらねぇ~♪


イケメンであれば種族を越えてOKよ!


ブサメンなら・・・悪・即・斬!!!


あぁ~早く会いたいわ♪

待っててねダーリンすぐにいくからね~!



こんなに力強く求められることなんて・・・今まで一度もないわ・・・


いつからだろう・・・私が1人で巣穴で生活するようになったのは?


最初は6匹の兄たちと生活していたのに・・・

1人、また1人とい無くなってしまって、今あの巣穴にいるのは私だけ・・・


どこに行ったのかしら・・・・


今だに生きているのかしら・・・


一目でも会いたいわ・・・


そして私は元気よって伝えたい!!


あなた達の“弟”である私は元気に過ごしていると伝えたいの!!


そして、日々兄たちをあの巣穴で、花を飾り、

巣穴にヒラヒラな装飾を施して、

人間が持っていた小さいけれど可愛らしい人形がいくつも飾ってある

可愛らしい巣穴を見て欲しいの!!


更には最近は待っているアロマもやってるから、

きっとみんな気に入ってもらえるはずよ!


最近お気に入りは・・・


人間の血と腐肉の匂い♪


2,3日ごとに取り換えなきゃいけないのが、

難点だけど、みんなのために頑張らなきゃ!


きっと笑顔になってもらえるはずだから!!


私が覚えている兄たちの顔は・・・笑顔じゃなかった・・・


私の記憶にある兄たちとの会話は、

兄たちがいなくなる前日・・・


そう!私が・・・カミングアウトをした日よ!!


「私・・・


 女の子なの!体は男かもしれなけど、中身は女の子なの!!


 そして・・・私の射程範囲は・・・


 兄弟もOKよ!!」


そうカミングアウトした後で、固まてしまったあの顔を今でも覚えているわ・・・

そして、それが兄たちの最後の思い出の表情になってしまっている・・・


そんな・・・


そんな思いで嫌なの!!


笑顔で私に接してくれていた思い出の笑顔をもう一度みたいの!!!


・・・あ、私を呼ぶ音が・・・



「愛してるぅーーー!!」


「今行くわ!!私に愛を告げてくれる運命の人♪」


私は今までよりもさらに一段加速させていく・・・


・・・あれ?


さっきまで何を考えていたのかしら?


・・・思い出せないわ・・・


まあ、その程度の思いなら、大したことじゃないんでしょう♪

それよりも・・・



「愛してるぅーーー!!」


この音こそ今は大事なのよ!!

誰!私に愛の告白をしてくるのわ!!



「きゃんゆ~せれぶれ~と♪


 きゃんゆ~ きす みぃ~ とぅなぁ~♪


 うぃ うぃるらぶ ろーんぐ ろーんぐたいむ♪」


私は愛の告白を受けて、更にテンションが上がるわ!

そして思わず口ずさんでしまう・・・


この曲・・・


私達の結婚式で必ずつかうわ!!


待っていて!


すぐにあなたの元に向かいます!!


愛しのダーリン♪


そしてこの曲をアムロドラゴンに歌ってもらいながら、

一緒にバージンロードを歩きましょう!!!



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ