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234話目

「どういうことだマリ!?」


「言葉の通りですけど?

 今頃は査問官がバリティッシュ領に到着して、

 グンテ殿の居場所を血眼になって探していますよ。」


「・・・ほ、ほんとか?」


「ええ、それに先日からは王国からの密偵が

 バリティッシュ領に来ていてグンテ殿を探していましたからね。

 だから、急ではありましたけど、グンテ殿をこちらに連れてきたんですよ。」


「・・・。」


マリの言葉で俺は言葉を失ってしまう・・・



「なので、向こうから連絡があるまでは

 こちらでちょっと不自由かもしれませんが、

 外に出ることなく生活してくださいね。」


「・・・あ、ああ。」


「まあ、久しぶりの夫婦の再開ですから・・・

 頑張っちゃうかもしれませんけどね。うふふふ。」


イヤらしい笑みを浮かべるマリに、

妻が横にいるので何と言っていいのか困ってしまうのだが、



「まあ、しないでくださいってことではないですよ。

 私は昼間、少し所用でここを開けますので

 その時にでもしてくださいね。

 朝から・・・そうですね、一応夕方まで帰ってきませんので

 それまでは・・・二人で・・・ウシシシシシ。」


「・・・笑い方がおっさんになってるぞ。」


「おおっと!私としたことが・・・。

 おっほん!

 それでは久しぶりの再会ですからゆっくりと二人の時間を過ごしてくださいね。」


「どこかに行くのかマリ?」


「ええ。先ほども言いましたが、

 今回の件とは別件もありますので

 そちらをしに行ってきます。」


「わかった・・・が、手伝いはいいのか?」


「グンテ殿はさすがに無理ですよ。

 監視がいなくなったとはいえ、ここは王都ですからね。

 顔を知っている方がいるでしょう。」


「それはそうだが・・・。」


「仕事人間なのはわかりますが、

 せっかくですから休暇を楽しんでください。」


「・・・わかった。ありがとう。」


「いえいえ、それでは・・・。」


そう言い残すと立ち上がったと同時に

ゆっくりと足元に沈んでいくマリ。



“トップン”


そんな表現が正しいように影の中へと消えていった。


俺はその光景を呆然と見ていたのだが、

すぐに俺しな垂れかかる妻に気づいて



「・・・とりあえずあっちに行くか。」


「・・・はい。」


頬を赤く染めて、はにかんだ返事をした妻と共にベッドルームへと行くのであった・・・



むひょぉぉぉおおお!!!






「・・・なんか変な雄たけびが聞こえましたけど・・・。」


グンテ殿の屋敷の裏手に出ると

屋敷から変な雄たけびが聞こえてきて

若干引いてしまった。



「・・・バレなきゃいいけどな・・・。」


一抹の不安が頭をよぎるのだが、

こちらはこちらでサーター様に頼まれている所用をこなさなければならないので

グンテの屋敷に向けていた意識をすぐに仕事へと向ける。


辺りにはこちらを見るような人物の気配はない。



「とりあえず行きますか。」


ゆっくりと表通りにへと歩き出す。

まずは私がすることは、昔学園に通っていた頃の子たちに

会わないといけないわね。


久しぶりの王都・・・いいえ、先日も来たわね。

アレックス・ロドリゴを迎えに来た時に・・・・。


私が学生の時から変わらない風景を

楽しみながら私はある一軒のお店を目指していた。


そこは学生たちに人気のカフェのお店である。

学園に通う生徒たちが、暇な時間があるたびに

そこに通っていたのを知っている。


・・・主に店員目当てで・・・・


女子学生は男性店員を、男子学生は女性店員を目当てに通っていた。

まあ、確かにあのお店に通う理由はわかる。


店員すべてがハーフエルフであるため

眉目秀麗であるのだ!


・・・私もひそかに通ってましたものね・・・


思わずステップをしたくなる気分になる。


だって、久しぶりに目の保養、眼福できるのだから♪


ただ、行ってからのことを考えると憂鬱になってしまう。

だって、昔の同級生たちと会わなければならないのだから・・・



「はぁ・・・いっそ全員爆ぜればいいのに・・・。」


そんな不吉なことをつぶやきつつも

私の脚はちゃんと目的地へと向かっていた。


そしてそれから間もなく私は目的のカフェへとたどり着いたのである。



「・・・行くか。」


もう気持ちを決めなければ脚が重い状態であった。


そんな決意を決めていざ入ろうとした私に、



「あれ?マリ様?マリ様ではございませんか?」


その声を聴いて、



「あら、これはお久しぶりでございます。」


満面の笑みで切り返すのであった・・・この人・・・誰?



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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