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227話目

「だからほかにあるだろう!?

 俺だって領主としての務め・・・って!?

 違う!俺はこんなことを言うためにいるわけじゃない!!!」


俺はサーターとの会話をしてついつい本題から外れていることに気づく!


俺は休暇だ!休暇を取りたいんだった!


しかも今日から!いや、今すぐにでも取るんだ!!



「休暇などあるわけないではないですか?

 そもそも必要がないかと思われます。

 だって、働いてないじゃないですか?」


「いやいや、働いているぞ!心底働いているからな!!」


「・・・じゃあ、1万歩譲って働いているとしましょう。」


「そんなに譲らないと俺は働いていることにならないのか!?」


あまりの数値に驚愕してしまう。

そのことわざは俺でも知っているし、

100歩譲ってだろう?


にもかかわらず、その・・・何倍だ?

1万歩ってことは・・・?うん?



「・・・×100倍ですよ。」


「そっか100倍かぁ~・・・って、俺の心を読んだのか!?」


「読んだというか、顔にまるわかりで出てらっしゃいますけど?」


「う、うかつだった。」


俺は服の裾で自分の顔を隠す

こいつは鋭いからな俺の無表情であるはずの顔からでも

俺の考えが分かるやつだ。


だから、顔を隠して話をせねばならんだろう・・・。



「・・・無表情と思っているのはご自分だけですからね?

 皆、わかりやすいと思っているくらいですからね?」


「だから!どうして俺の心の中が分かるのだぁ!!!

 俺は一切口になど出してないぞ!

 それに顔すら隠しているというのに!!」


「とりあえず・・・休暇を取りたいということですが・・・。」


そこまでサーターが言ったところで、

部屋の扉がノックされる。



「どうしました?」


なぜか俺が返事をする前にサーターが返事をする。


・・・この部屋の主は俺なのだが・・・いや、そもそもこの領に至っては、

俺が治めているはずだから、俺が一番偉いはずなのに・・・



「失礼します。」


そう言って部屋に入ってきたメイドであったが、

なぜか一目散にサーターの元へと向かう。


・・・あれ?俺に用事があってきたわけではないのか?


そう思っていると、こちらを見ることもなく

サーターに耳打ちをするメイド。


いや・・・少なくも俺は君の主なのだがな~。

その主の前で俺に聞かれたくない話っていったい何を話してるのかな?


プライベートな事であれば、確かに隠してもいいけどさ。

業務関係であるなら俺が聞いてもいいじゃないか?



「・・・おっほん!」


俺は俺にも聞こえるように話すように咳ばらいをして催促するのだが、



「・・・。」


咳ばらいをした俺の方を一瞥するとまたサーターに

話し始めたメイド。


・・・メイドの無表情の視線がちょっと痛かった・・・


仕方なしにサーターに、尋ねるのだが、



「何事だサーター?」


「あ、ちょっと待ってもらっていいですか?」


「あ、うん・・・。」


まあ真剣な話のようだし、俺はちょっと紅茶でも飲んで待っていれば・・・

って違う!!!


俺が気を使う場面じゃない!!!


気を使わなければならないのは、目の前の二人だ!!!



「お前!!主に向かってちょっと待てとは・・・。」


そこまで言いかけたところで、

俺に顔を向けたサーターは、



「ちょうど査問官の方々が来られたようですから、

 このまま向かいましょう。」


「・・・・そうか。」


俺は上着を羽織って、執務室から出ようとした・・・ところで、



「どういうことだ!?

 だって、明日だよね!?

 査問官が来るってのは!?」


「まあ、長旅ですと一日二日の誤差は起きるかと思いますけど。

 それに結構前にこの手紙はいただいておりましのたで、

 しっかりとした準備をして査問官たちはこちらに来られたと思います。」


「まあ、長旅だしな。しっかり備えとかないと不安だよな。

 ・・・・いや、ちょっと待てサーター!!

 結構前に手紙をもらっていたのか?」


「あ、そうですが・・・何か問題でも?」


「いやいや、それなら俺はもっと早く逃げれ・・・休暇に入れたのではないか!?」


「ああ・・・いや面白そうだったので・・・もとい!

 私もうっかりとしておりまして、先ほど手紙を見つけた次第であります。」


「絶対に違う!!!

 サーター、お前確信犯で今日俺に知らせたな!?

 それになんで明日なのに今日来てんだよ!!!」


「そう言われても手紙には・・・明日と・・・あ!?

 これはこれはうっかりしておりました。

 今日の正午にお伺いすると書いてありましたね。」


「時間ピッタリ!!ちょうど今、正午になったところだよ!!

 っていうか、サーターも確信犯で今来ただろう!!!

 俺に手紙を見せたと同時に査問官が来るようにしただろう!!

 俺が逃げれないようにってな!!!」


「そんな・・・人聞きの悪い・・・。」


「いいや、間違いない!お前ならやる!絶対にな!!」


「まあ、いいではないですか。

 それでは査問官たちを迎えに行きましょう。」


「・・・裏口に・・・。」


そう言いかけたところで、今度はメイドが口を開いたかと思えば、



「すでに扉の前におられますが?」


逃げることすら叶いません!!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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