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190話目

「・・・とりあえず・・・現状は私のせいではないので。」


何とも言えない顔でそんなことを言ってくるサーター様。



「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・。」


すでに返事をすることもできないほどに快楽におぼれていた私に、



「・・・この人種を・・・眷属にする・・・のか・・・。」


困った様な表情をしながらそう呟くサーター様。


・・・え?


今なんていわれたの?


肩で息をしながら、意識も途切れ途切れになるなかでも

聞き捨てならない言葉を聞いたため

意識が何とか保たれた!!



「・・・け・・・眷属?」


その私の質問に対して、



「ええ・・・その通りですよ・・・。

 ですが・・・。」


なんとも言えない顔をしながらも、



「本当に・・・どうしたものかと・・・今真剣に悩んでいるので

 ちょっと考えさせてください・・・。」


何か本当に悩んでいるサーター様。


ぶつぶつと言っているのだが、



「この変態を?」


とか、



「いや、変態とはいえ、この実力ですから・・・。」


とか、



「だけど、痴女ですよ?」


・・・なかなか辛辣なことを言われている・・・


否定をしたのだけど・・・


自分の今の状況ではその言葉を否定することはできないことも自覚しているし・・・


っというか・・・



「うぅうん!!!」


思わず漏れてしまう声!!



「うわ!?・・・完全に痴女じゃないですか・・・・。」


私の言葉に対して辛辣な言葉を掛けてくるのであった。


だけど、それからしばらくすると



「決心がつきました!」


どうやら何かを決めたような顔をして

また私の方を見てくるサーター様。



・・・もうすでに・・・


見られるだけでサーター様に感じてしまいます!!!



「・・・何か不遜なことを考えてますか?」


ちょっと引き気味で聞いてくるサーター様。


ああ・・・


その視線もまた・・・いい・・・



「くぅ・・・け、決心が揺らいでしまう・・・。」


また後ろを向いてぶつぶつ言いだすサーター様。


それだけなのに・・・


どうして・・・


私はまた喜んでしまっているの!?


これは・・・


もしかして放置プレイ!?


それに喜びを感じているの!?


・・・私の中で何かが弾けたような気がする・・・


ただ・・・


これほどの快楽に浸らせてくれるサーたー様・・・


いいえ!


ご主人様はいないわ!!


これ以上のご主人様なんていない!!


だから・・・



「サーター様・・・。」


私の声に驚いたようにビクリとして

こちらを向いてきて、



「な、なんですか?」


「早く・・・眷属化してください・・・。」


「・・・え?」


驚いたような表情を浮かべるサーター様であったが、



「言っている意味が分かっているのですか?」


「・・・わかりませんが・・・サーター様の傍にいれるのであれば

 どんなことでも受け入れるつもりでございます。」


そうすれば・・・


いつでもこの快楽に・・・



「・・・また不審なことを考えてませんか?」


ジロ目でこちらを見てくるサーター様に

私はまた感じてしまっている!!



「・・・もう何を言っても負けな気がします・・・。

 すぐに済ませてしまいましょう・・・。

 私も・・・覚悟を決めましたし・・・。」


ため息をつきながらもなにやら作業をし始めたサーター様であった。




気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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