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179話目

・・・話が脱線しすぎましたわ!


しかもワシは今、回想中だというのに

どうしてこんな誰かと話している程で話をしなくちゃいけないの?


・・・しっかりと回想に浸らないと・・・


それでワシ・・・


・・・


“ワシ”も私に直しましょう!


いえいえ、ワシの・・・私の家ではこれが普通だったのですよ?


え?母もこの話し方かって?


いいえ違いますわ!


これは祖母ですね。

素晴らしい淑女であった祖母の影響です。


どうして祖母に習ったのかって?


ちょっと父がギャンブルに狂って・・・


おほん!


違いましたわ!!


父は・・・そう!楽にお金を稼げる方法を見つけて、

そこにのめりこんでしまったのです!


・・・え?今ですか?


今は祖母の鶴の一声でまじめに働いております。

祖母の力は偉大です。


何をしているかって?


ちょっと暗殺と胴元を・・・そうなんですよね!


父は胴元にならないと儲からない!ってことを

祖母から教わって胴元をやり始めたんです!


いやぁ~父には天職だと思ってます。


だってあのギャンブル狂い・・・もとい!


今は、他人が落ちていく様を見るほうがいいと言っていて

最近会った時には座右の銘を、



“人の不幸は蜜の味”


って嬉しそうに言っていましたわ!


もとい!


完全に聞こえが悪いですね!!


・・・そうだ!


人の人生が激変するのに力を貸すことに

誇りをもって仕事をしていますわ。


そう!


領民だけではなく、貴族にも平等・・・?・・・あ、いえ、もちろん平等に

チャンスを与えたいという素晴らしい信念のもとで

新しい職種を生み出して、日々頑張っております!


・・・ものは言いようですって?


・・・それが何か?


違います?


何かご不満な点があるのであればおっしゃってもらって結構ですが?


・・・


なら、静かにシャドーフレアを詠唱するのを止めろって?


・・・ちぃ!気づいているとは・・・


・・・で、また話が脱線しましたけど、

今は両親の話でしたっけ?


父は・・・今は山で・・・人狩りに・・・


母は・・・川で・・・男あさりを・・・


いいえ間違えました!


あ、ちなみに母はすでに父とは決別しています!


え?ちょっと父の仕事についていけなくなったからですかって?


・・・


・・・父の仕事は人にチャンスを与えるような

素晴らしい仕事なのについていけなくなるなんてことがあるのですか?


だから、詠唱を止めてください?・・・

あなたが余計なことを言わなければいいのではないですかね・・・


話を戻して、父と母が決別した理由は、

川に男をあさりに・・・違った!


母は新たな可能性を探しに川に行ったのです!


どうして川かって?


我が王都は、いくつもの大きな川の下に存在します。

そして、鉱山などは川上にあり、船を使って輸送されているのはご存知でしょう?


ですから、屈強な男たちが多数現れるのは

リバーサイドになります!


というか、まだ川に着いたばかりであれば

お金にも余裕があるというもので・・・


いや、王都内に入ってしまえば誘惑が多いじゃないですか!


お金をガッツリと稼げるのはいいですが、

山に籠っていると女性との出会いがない!


この国は鉱山などに女性が入ることや漁船に女性をのせることは、

縁起が悪いとされているため絶対にいれません。


・・・まあ、そのせいで男性と男性が・・・


いやぁ~!!なんてふしだらな世界!!!


そんな世界について私の口から言わせるなんて・・・


うふぅ・・・うふふふ・・・いい・・・かも・・・


・・・ハ!?


な、なんでもありませんわ!!


ふぅーふぅーふぅー


とりあえず落ち着いて話の続きをいたしましょう。




気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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