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153話目

「やれやれ。」


そう言いながら、顔面から地面に突っ込んだバリティッシュ男爵様を

ぐるっと回すのである。


バーン!と仰向けにされたバリティッシュ男爵様、

いまだに動く気配はない・・・


完全に気絶をしているな・・・


そして、そのままどうするのかと思っていたら、



「それでは行きますよ。」


そう言うとバリティッシュ男爵様の両足を両脇で挟むと・・・


回り始めた!?


・・・あ、俺・・・これ知っている・・・


ジャイアントスイングですやん!!!


そういうこと!?そういう強引な方向で!?


そこからは想定内でことが進んでいく。


勢いよく回されるバリティッシュ男爵様、

なぜか剣を持っているし・・・どうやって持っているんだ?


そう思っていると、



「・・・あ!忘れてました!!」


そういうとサーターはジャイアントスイングを途中でとめ・・・


ガン!!ドン!!ガガガ!!


止め方が雑!!


・・・あいつバリティッシュ男爵様を何だと思っているのだろうか・・・


無理やり回転を止めたため、強かに地面に激突したバリティッシュ男爵様・・・


ただただ無事であることを祈るばかりである。


無事?に回転を止めた後で、サーターはいそいそと

バリティッシュ男爵様の傍へと近寄りごそごそとし始める。


俺の位置からはサーターの正面が見えない位置にいるのだが、

何やら懐から取り出したと思ったら、ソウルイーターの方へと近寄り

何か作業をし始めた。


・・・


なに?


一体何をしているんだ?


疑問が湧いてくる行動をするサーターを食い入るように見ていると

何かを懐に入れようとしたところで、チラリと見えた!


茶色の小瓶!!


なんだその小瓶は!?



「よし!準備完了です!」


達成感に満ちた顔をして、さあ仕切り直しですと言って、

また足を捕まえるサーター。



「さ、サーター?」


俺が思わず声をかけると俺が怪訝そうな顔をしているのに気づいたようで、



「ええっと・・・。」


そう言って頭を搔きだすのだが、



「いやいや!手を離すな!!」


ガン!!!


足を持っていた手を離したせいで、足が勢いよく地面へと落ちていった。

っというか・・・


瓦礫の上に落とすのはいかがなものかと思うけど・・・


というか、そのまま離せば平らな地面の上だったはずなのに

わざと瓦礫のある位置にめがけて落としましたよね?



「グンテ殿が話しかけるから・・・。」


そう言ってジト目で俺を見てくるのだが、



「・・・絶対に俺が悪いわけはない。

 明らかに悪意のある行動をサーター、お前がやったんだからな。」


「・・・そんな証拠はございませんよ。」


そう言ってさわやかな笑顔を浮かべるのだが、

明らかに犯人が言うようなセリフと笑みをこちらに浮かべてきた。


・・・確信犯だな・・・



「まあ、それは置いといていいが、さっきはなにをやっていたんだ?」


「ええっとですね・・・!?

 そうでした!ソウルイーターは、使用する前に使用するにあたっての

 準備が必要な剣なのです。ですから、今のその準備をしていたんですよ。」


そう言って、なぜか濡れている剣の方へと目を促された。


・・・ここで濡れている理由をツッコんでもまともな回答が得られないような気がする・・・


そう思い、おずおずと俺が近づいていき、

ふと触ってみようとしたのである!


すると・・・



「ダメです!!触れてはだめです!!」


「あ、いや、別に切られたりするつもりはないんだよ。

 ただ、ここが濡れているから、それが何かと思って・・・。」


そう言いながらまた手を伸ばすと、



「それは虎狩り・・・おっほん!

 それはソウルイーターから流れでる魂を欲しがる涎のようなものです!

 その涎にも効力があるため触れれば死にますよ!!」


そう言われてすぐに手を引っ込めるのだが・・・


今・・・



「“虎狩り”って言わなかったか?」


「いいえ、そんなことを言った覚えはないですよ。」


そういっていつもは見せないほどの屈託のない笑みを浮かべるサーター。


・・・怪しすぎるぞ、こいつ・・・


虎狩り・・・この言葉がソウルイーターのキーワードなのだろうか?

虎狩りという言葉を言えば、ソウルイーターの能力が

発動するということか・・・


俺は先ほどまでクズのような剣であったのだが、

今は怪しい光を放っているソウルイーターを見つめるのであった・・・


やはり・・・

気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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