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146話目

「なかなか余裕があるみたいだが・・・

 俺に勝てるとでも思っているのかね?

 この最強の賢者サイ様にな!!」


先ほどまで生まれたての小鹿のようになっていた魔人サイであるが、

どうやらマリの魔力切れを聞いてから借り誇った顔になっていた。


もうシャドウフレアが来ないとわかれば、

こっちのものなんだろうな・・・いやぁ~わかりやすい・・・


ただ・・・



「マリ、任せておけ。」


そう言って俺は立ち上がり剣を構える。


カンナ殿は先ほどから気絶しているし、

先に気絶していたバリティッシュ男爵様たちの方へと

運んでおいた。



「何をするんですか?」


「俺の剣であいつを食い止める。

 その間に逃げろマリ、後ろの者たちを運んでくれ。」


俺の命一つで主を・・・そしてカンナ殿を救えるのなら

俺はこの命を喜んで差し出そうじゃないか。


俺は覚悟を決めて魔人と戦うことを決める。

確かにあいつに近寄ることはできないが、

ここで足止めをするくらいなら俺でもできるはずだ!



「そういえば・・・いましたね。

 今思い出しました、エトワール王国最強の騎士のことを!」


そう言って、興味不可争に俺の方を見てくる魔人。

ニンマリと笑いながら、



「最強騎士の名前はグンテ・・・でしたよね?

 あなたがそのグンテですか・・・

 最強の騎士とやらと戦う機会、いいえ、殺せる機会が来るとはね。」


そう言ってまたまた悪い笑みを浮かべる魔人サイ。



「・・・俺は来てほしくなかったけどな。」


「私は来てほしかったですよ。

 あの最強の騎士を葬った賢者となれば、

 私こそが最強の人間だということを証明できますからね。」


すでに俺には勝つことが前提で話が進んでいた。


・・・確かに近づくことすらできない俺では、

勝つことなんてできるはずもないのだが・・・



「そんなに簡単に俺に勝てるとは思ってほしくないものだがな・・・。」


「・・・まあ、試してみればわかりますよ。

 あなた程度が勝てる道理などありませんからね。」


そういって、こちらに向かって指を動かしたかと思ったら・・・



ドーーーン!!


そんな破裂音がいきなり俺たちの後ろでするのであった!


その後、爆風が俺の後ろからくる!



「くぅ!?」


何とかその爆風に耐えて見せるのだが、

俺の中では次々の浮かんでくる!?


なぜ後ろから?


もしかして魔法を!?


いつの間にだ!?


魔人サイが詠唱を唱えているようなところを俺は見ていないのだが・・・


そんな俺の驚きが顔に出たのだろうか、

俺の方を見てニンマリと笑う魔人サイ。



「安心してください。

 先ほどからあの魔人が来ている服の中から魔力の流れを感じます。

 だから、服の中のどこかに魔方陣を刻んでいるものが存在しているのでしょう。」


俺の疑問点を次々と指摘してくるマリ。



「・・・チィ!」


舌打ちする魔人を見る限りそうなんだろ。


なるほど・・・魔力の流れを巧みにコントロールして、

俺にわからないようにしていて、それを行使して魔人は

人間を卓越した存在であるように仕向けたかったのか。


なるほど・・・


そうやってみると伝説の魔人とは言え、

俺に勝ち目が見えてくるものである


通常の魔術師たちと同様で魔法を使うには制限があり、

先ほどから火の魔法しか使わないところから、

属性は火の属性しかないのだろう。


それにいくら詠唱なしの早打ちができるとはい、

クイックタイムが存在する。


その間に距離を詰めてあいつに剣を突き刺せば・・・


捕らぬ狸の皮算用だが勝機はある!!



「・・・ちょっと勝手に死なないでくださいね。」


「・・・え?」


マリが俺心配を?

そう思った矢先に、



「グンテ殿に何かあったら、サーター様に怒られるんですよ。

 私がぁ~・・・。なので勝手に死なないでください。」


・・・理由はそれか・・・


俺の身の心配ではなく、自分の身の心配・・・


いや・・・


相手がサーターであるのなら俺もするかもしれないな・・・



「それにまだ私には魔法がありますからね。」


「だが・・・シャドウフレアはもう・・・。」


「別にシャドウフレアが私の中で最強魔法ではありませんから。」


「!?あれよりもまだ上の魔法が!?」


「あります。」


そう断言するマリに一瞬期待がこもった!


魔人も驚きの表情を浮かべているのだが、

俺はすぐに思い出したのだ!



「だが、それほどの魔法ともなれば魔力が必要だろう。

 すでに魔力はそこを尽いているのでは?」


その俺の発言に今度は歓喜の笑みを浮かべる魔人!!


・・・わかりやすい・・・



「大丈夫です、今の魔力でも使えますから。」


その発言を聞いてわかりやすいくらい震えだす魔人・・・



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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