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136話目

更新が遅れてすいません。

パソコンの調子が悪くてできませんでした!

ごめんなさいm(_ _)m

「「「「・・・チィ!!」」」


・・・3バカからの舌打ちが聞こえるが・・・


・・・それと・・・


冷たい視線を向けてくるマリが目に入るのだが・・・


あと・・・


鬼のような形相でこちらを見てくるバリティッシュ男爵様が目に入るのだが・・・


完全にアウェー状態だ・・・


いや、まあ理由は・・・


今、抱きしめているカンナさんのせいなのだろうけど・・・



「おっほん!燃えているということは、今もまだ魔人に襲われるということだ。

 すぐにでもあの島へと向かおう。」


俺の提案に・・・



「・・・いいのですか?・・・あそこには・・・魔人がいるのですよ?」


「だが、カンナ殿の生まれ故郷であり、

 ご両親もおられるのだろう?」


「・・・はい・・・。」


「行く理由など、それで十分だ。」


「・・・グンテ様・・・。」


目を潤ませてこちらを見てくるカンナさんに俺は、力強くうなづいて見せた。

俺と手と手を取りあって見つめあう・・・



「・・・はぁ~、もういいでしょうか?」


・・・冷たくいい放つマリ。


こいつは、自分の時は甘々な感じで嬉しそうに

俺にサーターとの思い出を話していたのに

人のことになるとなんて冷たい態度になるんだろうな・・・



「・・・わかっている。」


「本当ですか?煙が上がっているということは、

 そこでまだ戦われている人がいるかもしれないんですよ?

 それなのにこんなところでチチクリあっていて、

 間に合うと思うんですか?

 せっかく助かっている命があそこにあるのに、

 グンテ様のチチクリ合いで助からないかもしれないのですよ?」


「・・・わかっている。」


「本当にわかってますか?

 現状が理解できていないからチチクリあっているんでしょう?

 まったく、なにが『行く理由はそれで十分だ。』ですか・・・

 そんな歯が浮きそうなセリフをよく真顔で言えますね?

 ああぁ~、私だったら言えないですね。

 というか、そんなセリフをいう男がいたら顔面殴ってます!

 いや、フレアを発動させちゃいますね。

 リア充爆死しろ!!って叫びながら!!」


「・・・饒舌だな・・・。」


「そんなことはないですよ。

 いつも通りの私です。

 今回はサーター様からグンテ様の“ご命令”には従うように言われてますからね。

 それは従いますよ。

 たとえ魔人がいる死地だとわかっていても

 喜んでそのご命令に従います。

 あぁ~・・・本当に短い人生でした・・・。

 現を抜かした上司のご命令でこの生涯を終わらせることになるんて

 露にも思ってなかったですよ。

 いや、本当に!

 ちょっときれいな女性が目の前に現れて、

 少し頼られただけで簡単に掌の上で転がされて、

 自分の命の危険をかけることもなく、部下に死地に行け!と言われるとは・・・。

 いやぁ~、やっぱり男性ってホントバカですね。

 ちょっと顔のいい・・・。」


・・・マリは・・・


病んでいるのだろうか・・・


ずっと俺に対するダメ出しが止まらないのだけど・・・


先ほどから俺が一言話せば、その何十倍にもなって言葉が返ってきているのだが・・・


しかしどうしたものか・・・


いや、このまま行けと命令を下せば、

間違いなくその言葉に従うとは思うのだが、

その道中の空気が悪くなることは間違いない。


・・・何気にマリの言葉に相槌を打ったりして、

相乗りしてくる3バカトリオまでいるからな・・・


これはどうにかしなくては・・・


・・・俺を睨んでくるバリティッシュ男爵様バカは、

一言で方が・・・着いた。



“シンガーの王女”


その一言を耳元で囁いたら、先ほどまでの殺気の込められていた目が、

すでに満面の笑みに変わっている。


・・・ちょろいな・・・


あとは・・・マリを何とかしなくては・・・



「マリ・・・。」


「なんですか?

 まだ何か私に言いたいことがあるんですか?

 死地に言って、命を捨てて来いと言っているのに、

 まだ私を苦しめるようなご命令を言いに来たんですか?

 はぁ~、そんな図太い神経をしている人だからこそ、

 こんな状況でも女にうつつを抜かせるし、

 人の命を捨てて来いって言えるんですよね~。

 いやぁ~、ホント人としてどうかと思いますよ?

 はぁ~、こんな人でなしの下についていけとは・・・・

 サーター様も鬼ですね・・・。

 最後にサーター様の笑顔を見ておきたかった・・・。」


「さ、サーターなんだが・・・。」


「なんですか!?」


俺がサーターの名前をだした瞬間食いつくようにこちらを見てくる

顔もものすごい近くまで近づけてきて、鼻息が荒いのだが・・・



「い、一緒に飲むか?」


「本当ですか!?嘘じゃないですよね!?嘘だったりしたら、

 こんな幼気な少女を騙す卑劣な外道なクズだって言いふらしますよ!?

 ・・・あ!卑劣な外道なクズってすでに言っちゃてた気がしますね・・・。」


「言ってるのかよ!?

 お前に対して何もしていないし、そんなことをしたこともないからな!!

 ・・・まあ、いいが・・・。

 それよりもサーターと飲む機会を作ろうと思うのだが・・・。」


「喜んで!!!

 さぁ!!行きましょう!今すぐ行きましょう!

 任せてください!グンテ様!カンナ様!

 世界最強二位の私にかかれば、魔人など瞬殺ですよ!

 大船に乗った気でいてくださいね!!」


さっきまでの不機嫌が嘘のように

満面の笑みに変わっているマリ・・・いや・・・いんだけどさ・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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