118話目
「・・・はぁ~。」
私の口から洩れるのはため息だけである。
ジョセフィーヌ王女様は・・・木々の中へと男を引きずりながら入っていったし・・・
アンブリッジ様と対峙していた男のほうは・・・
たしかに死んでいないけど、このまま放っておくと間違いなく
死んでしまうような状況になっている。
というか、これケガを治したとしても後遺症が残るのでは?
この3人は頭は悪いですが、
使えそうなので活かして捕まえてほしいとお願いしたはずなのですが・・・
確か・・・今地べたでビクビクとなっているのが長男の・・・スカイさん!
スカイさんは瀕死の重体になっていて、
三男のオルアシさんだったかな?彼は、まあ・・・生きているでしょうけど、
精神的に崩壊しなければいいのですが・・・
あとは・・・目の前にいるのが次男のポテトさんだけですが、
この男だけでも五体満足でとらえなければなりませんね。
私は自分の目の前にいる男へと視線を戻した。
明らかな警戒をしている姿を見ると、
頭は悪いが剣の腕はいいのでしょう。
私の強さをしっかりと悟っているのでしょうね。
「兄ちゃんの仇を思い知れ!!!」
ポテトさんは私に対して、そんなセリフを吐いておりますが、
そのセリフは・・・私に言うべきではないでしょう?
森の中から聞こえる艶めかしい声を出しているジョセフィーヌ王女様に対して
言うセリフではないでしょうか?
私はまだ何もしていないのですけどね・・・
ただ・・・
「それは私ではなくて、あちらのほうの方に言うべきでは?」
そういって、私は森のほうへと促すのですが、
私の促しにしたがって、顔を向けるポテトであったが、
しばらくするとこちらに向きなおってきた。
顔を真っ赤にして・・・
しかもゆでだこのように湯気が出ているかのような雰囲気で・・・
・・・ウブか?
筋肉隆々で厳ついおっさんが・・・
「あ、あ、ああ、あれ、ああれ、ああ、あれは・・・気にするな!!
お前の相手は俺だ!!」
「・・・いやいや、そんなことを言っているわけではないのですが・・・。」
なんでそんなに動揺しているんですか・・・
しかも会話が合っていなくないですかね?
私が言ったのは、犯人はあちらだと言ったのに、
どうしてあなたの相手が私と言うことになったのでしょうか?
いや、まあ私があなたの相手をするのは吝かではないのですが、
っていうか、ジョセフィーヌ王女様に任せると
間違いなく使いものにならなくなってしまいますからね・・・
そんなことを思っていると、
視線だけはこちらに向けているにも関わらず、
明らかに意識は森の方へと向いていいる。
いまだにジョセフィーヌ王女様の艶めかしい声が
森の中から聞こえてくるのを、興味がないふりをしながらも
しっかりと聞き耳を立てているのであった。
「・・・子供ですかね?」
思わずあきれたしまってそんな言葉が出たのだが、
「・・・。」
返事はない・・・
明らかにそちらに意識が言っているようで、
私の声は聞こえていないようだった・・・・
なので・・・
私はゆっくりとポテトさんへと近づいていく・・・
・・・やっぱり・・・
気づかないのですね!!
すでに私の射程範囲内に入っているし、
ポテトさんの射程圏内にも入っている状況下にも関わらず、
いまだに動きはない!!
・・・視線はこっちを向いているのですけど・・・
まあ、いいでしょう!
そう思って、私は右手で・・・
バキィ!!!
ポテトさんにボディーブローをくらわせる!!
いやぁ~・・・人間てほんとにくの字に曲がるんですね!!
いい角度で曲がってます!!
っていうか、明らかに警戒心ゼロ!
腹筋にもまったく力が込められていなかったので、
見事に突き刺さりましたよ!!
悶絶顔を浮かべていますねぇ~
これで動けなくなるでしょう。
私はそう確信していた!
目の前ではピクピクとしながら、完全に自分の体を動かすことが出来ないのでしょうが
意識までは刈り取ることができなかったようで、
首だけが少し動いたのですが、体は動かすことが出来ない様子です。
あの一撃で意識が飛ばないとは・・・手加減をしすぎましたかね?
もしくは期待以上にこの男が強いということでしょうか?
そんなことを思っていたのですが、
なぜこの男が意識を保っていたのかが判明した!!
・・・この男・・・
こんな状態になってもジョセフィーヌ王女様のほうが気になるんですか!?
艶めかしい声の方へと自分の顔を向けて、
聞き耳を立てて、顔を真っ赤にしているのであった!!
性への欲求って・・・
とりあえず・・・
頭を蹴飛ばしておきましょうかね・・・
バキィ!!!
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




