105話目
俺とポテトは話し合いを・・・まあ、俺からの指示だな。
「この情報が正しいのかの裏を取らないといけないな。」
「うん!兄ちゃん!」
・・・返事はいいよな・・・ポテトは・・・
オルアシの方は・・・まだ屍になっているしな・・・
俺とポテト二人で、今後について話をする。
得られた情報の中では、襲撃が可能なのは1点しかなく、
「・・・本当に覗きをするのか?
一応バリティッシュ男爵はこの領地の領主だぞ?」
思わず自分の口から洩れてしまったのだが、
「何を言ってんだよ!兄ちゃん!
男なら誰だって除きをするに決まっているじゃないか!」
いい笑顔で言いきるポテト・・・
言っていることは最低なのに・・・どうしてそんないい笑顔をするんだ?
「・・・一応この村の領主だぞ?」
「だからなんだよ!男なら・・・そこに山があるなら登るよ!!」
・・・いい笑顔だポテトよ・・・
お前と領主が同じ発想だったら、そうなのかもしれないけど、
さすがに領主ともなれば・・・
っというか、そんなことをしなくてもドラゴンスレイヤーの
名誉を持っている男がそんなことするか?
そんなことをしなくても相手なんてよりどりみどりだろうに・・・
それにここに書かれている情報通りなら、
現在いろいろな貴族がバリティッシュ男爵に接触を図ろうと
屋敷を訪れているようじゃないか。
これだけ来ているのなら、覗きなんてする必要もないだろうに・・・
この情報は嘘だろうかな?
そんなことを思うのだが、今回得た情報ではこの情報くらいしか
襲撃につながる情報はない。
まあ、半分嘘だろうと思いながらも
俺はポテトに、
「確認をするか・・・。」
「うん!兄ちゃん!」
目を輝かせて返事をしてくれるのはいいのだけど、
その目の輝きは・・・
仕事に対する情熱からの目の輝きなのか?
それとも・・・
修道女の湯浴を覗ける目の輝きなのか?
・・・・
とりあえず・・・
前向きに考えておこう!
俺たちは事前に調べていた修道女が湯浴をする場所に先回りをして、
ひっそりと物陰に隠れてバリティッシュ男爵を待つ。
正直言って、来る可能性は低いと考えていた。
「早く来ないかな~。」
嬉しそうに小声をつぶやくポテト・・・
それは・・・バリティッシュ男爵か?それとも修道女か?
思わず口から洩れそうになったところで、
いきなりポテトの動きが止まり、
まるで獲物を狩るような目に変わった!
「に、兄ちゃん!!」
「どうした!?」
ポテトの声に俺は素早く反応した!
どこに現れた!?
すぐに俺はあたりを見回すのだが・・・それらしき気配はない。
「どこだ?どこに現れたんだ!?」
ポテトのほうへと向きなおすと、
ポテトは食い入るようにある一点を見つめいているのである!!
俺もその方向へと視線を向けるのだが・・・
・・・
当たってほしくなかった・・・
予想通り・・・
修道女を見つけて、修道女を今にも噛みつかんばかりの様子で
見つめているのである!!
そっちじゃない!!
そう心の中で叫ぶ!
・・・本当は大声で言いたいが、俺たちは
情報通りなのかということを確認するためにここにきているのだ!
それなのに大声を出して、自分たちの正体をばらすなんてナンセンスだ!
ただ・・・とりあえずポテトの頭を叩くはしっかりとしておいたけどな!!
まったく効果がないけど!!
頭がずれたとはいえ、視線を修道女から外すことはない!!
その集中力は・・・ほかのことに使えよ!!
仕事に活かせよ!!!
・・・まあ、それが出来たら、こんなところで、くすぶってはいないだろうけどな・・・
ちなみに・・・
とりあえず辺りを見回した後・・・
俺も修道女から目が離せないでいる!!!
「おいおい・・・
けっこう美人じゃないか!!」
思わず声が漏れるのであった・・・
美人の湯浴が・・・
きたぁ~~~~~♪
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




