103話目
明らかにその姿が、この居酒屋の中では浮いていた。
・・・というか、あそこにいる女性たちも浮いているな・・・
完全に場違いな女性二人と目の前にいる執事の格好をした男。
どうしてこの3人組はここにいるのであろうか?
本当はここで警戒をしなければならなかったのだが、
それよりも・・・
「あんたらいったいどこから来たんだ?」
ポテトがその執事風の男に質問をする。
まさに俺も気になっていたことをだ!
するとその男は、
「我々は王都から来たのです。」
・・・なるほど!それならその服装にも納得だ。
この男は二人の女性のお供なんだろうな。
そして、あの二人の女性はきっと貴族だ!
雰囲気でわかる!
そもそも執事を連れているっていうことからしても
そのことを裏付けるには十分だ!
確実な情報は入手していなかったが、
それでも外見で得られる視覚情報とは合致する。
一人で納得していたところで、
「なあなあ、あんた・・・。
あの二人はいったい何者なんだ?」
それをちょっと声のトーンを落として尋ねるポテト。
おいおい!!
思わず驚いてしまう!!
そんな質問をすれば警戒されるに決まっているだろう!?
普通はそこはスルーするべきところだろうに!!
これだからポテト(バカ)は!!!
俺は一抹の不安を持っていたのだが・・・
「実は・・・
あの方たちは、貴族なのです。」
「本当か!?」
・・・しゃべるほうも方だけど、それに驚くほうも方だな・・・
執事さんよ・・・それはしゃべってはいけないことだろう?
きっと隠れてきているのに決まっているのに
何を普通に質問に答えてるんだよ!!
・・・ま、まあ、バカな二人のおかげで重要な情報が入手できたのは
事実とは言え・・・お忍びで来ている情報を漏らすか?ふつう?
それとポテト!!
どうみても品位が違うだろうが!!
他の周りにいる人間どもとこの3人組は
あきらかに違うだろう!!
なのに・・・それを察することができないとは・・・
こいつは暗殺の対象も間違えてしまうんじゃないか?
そんな不安を感じてしまったのは仕方がない・・・
ま、まあ情報として入手できたのだからよしとしよう。
俺の中では貴族ということが判明したことから
この近くのフエゴ領に関係した貴族ではないだろうかと推定している。
それで何かあって、王都に普段はいるのに
こっちに来たってところなのかな?
「ところで、あなた方はどちらからこられたのですか?」
そんな風に執事が質問してきたのだが、
さてどうこたえようかな・・・そう思っていると、
「俺たちも王都から来たんだよ!」
・・・・どうしてそこを普通に回答する・・・・
ポテトがすぐに返答したことと、
その内容に唖然としてしまう。
「そうなんですか!?」
ただ・・・どうやらこの執事は全く警戒していないようで
すなおに驚いた顔をする。
・・・よかった・・・この執事もちょっとバカなのだろう・・・
「王都はやっぱり都会なのですか?」
そのままさらに質問をしてくる。
どうやら何も思っていないらしい・・・
それにちょっと気になる点はが一つ!
さっき、この執事は王都から来たといっていたのにも関わらず
どうして王都が都会なのかと聞いてくるのだろう?
・・・おかしいな・・・
「ああ、それは全然こことは違うぞ!
人なんて本当に掃いて捨てるほどにいるからな~。
それに宿や居酒屋なんかは全然こことは違うくらいに
店の数がおおいぞ!!」
「やっぱりそれだけ都会なのですね~。」
・・・なんでその矛盾点に気づかないポテト!!
その後もこの執事風の男とポテトは
馬が合ったようでいろいろと話をしていた・・・
そう・・・
いろいろと・・・だ!!
「ポテト殿は仕事は何をされているのですか?」
「あんさぅ・・・ふごふご!!」
そこまで言い方ところで、あわてて俺がポテトの口をふさぐのであった!!
何を言い出すんだポテトよ!?
俺は思いっきり目を見開いておどく!・・・が!!
その思いはポテトには通じていなかったようで、
「痛いじゃないか!!兄ちゃん!!」
俺の手を振らい払いつつ、憤って俺に不満を漏らしてくるのだ!!
・・・決して俺は責められるようなことはしてないのに・・・
その後の会話でも終始俺は緊張を強いられることになった。
まあ・・・それでもポテトのおかげでと言う点もある!!
貴重な情報を入手することになったしな・・・
まあ、良しとしよう・・・
っていうか、させてくれ!!
俺の努力に対する対価として!!
切に願う!!
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




