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ニート少女の迷宮探検記  作者: おおうきも
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はじまりの日

私は22歳職業無職、見た目は主観的にまぁまぁかわいい綺麗な銀髪の女の子だ、趣味は脳内で子供に戻ること。

そんな私は今困っている、ゆえに嘆く。


「あー・・・」

どうしてこうなってしまったのか、どうしようもない現実に嫌悪しながら広場のベンチで空を眺める、前を見ると忌々しい楽しそうな子供たちと仲良く話している親を見てしまうためだ。

世間から離れていくとどうしても楽しそうな人がイラつくしまともな人は見下してくるように感じる。

「砂をいじって何が楽しいんだ、犬のうんこでも掘り当てて死ね」

子供は宝というがどうせ大人になっても欲にまみれた糞にしかならないのだ、子供世滅べ。

そうぶつぶつとつぶやいていると子供たちが不審者を見るような目で見てくる、そろそろ居辛くなってきた、先に公園を陣取っていたのは私だというのに嫌なやつらだ、心の中で馬鹿にしているのだろうか。

このまま居続けるのも辛くなってきたので子供たちの作った砂の山に唾を吐きかけてさっさと逃げる。


「ママぁーーーーー!!!」

子供の泣き声が後ろから聞こえてくる、今日は厄日だと思っていたがそうでもなさそうだ。



少しスカッとしたがその分の罪悪感でまた少しむかむかしてきた、やっぱり今日は厄日なのだろうか、世の中は過酷だなと思った、そしていくあてもないのでぶらぶらしながら一日を振り返ることにした。





 始まりの朝はいつもどおりだった、いつもどおり昼に起きてママのお母さんのご飯を食べるためにリビングへ向かった。

そして出てくるお昼をだらだらと本でも読みながら待ち食べたらまたいつものように自室に戻り世の中はどうしてこんなにも退屈なのだろうと嘆きながら窓の締め切った部屋でだらだらするのである。

ただその日は違った、お母さんの気分が悪かったのだ。


「昔あそんでいたるみちゃんいるでしょ、あの子結婚したんだって~しかも職場恋愛ですって!ミュー(私の名前)は職場恋愛とかないの?あっニートだったわね(笑)せっかく人に生まれてきたのにニートなんてもったいないわね、きっと来世は犬のうんこにたかるハエになるわよ(笑)」


とマシンガンかのようにひどいことを言ってきたのだ


「・・・どうしたお母さん、体調でもわるいの?」

「悪いのはお前が人生かな」

人生はと時に理不尽にたえねばならぬ時がある


「はぁ、なんで生まれてきたのがお前なんだろうな」




「マ゛ァーーーーーーー!!!!」

涙を流しながら家を出た、つらい。


家を飛び出して30分くらい足っただろうか、久々に外を歩いたものだから足がそろそろ痛くなってきたのだ。

今回は流石にお母さんが悪いと思うが人とは時に余裕をなくし誤った道を進むものだ、道端にあった花を摘み取り家に帰ることにした。



しかし人に謝るというのも何年ぶりだろうか、もう7年ほど意外と会話した思い出がない、なんていえばいいのだろう、こちらに非がない謝罪というのは難しいものだ。

今日は昼間取り乱しちゃってごめんね、お母さんも大変だよね明日からもっと寛大な心になるよ、うむこれがいい、これでいこう。

さぁ心を決めるか・・・



変わって家の前に着いたのだがどうしてか扉が開かない、これは少しまずいのかもしれない。

少しあせり扉をたたき人が居ないか呼びかける。

「ねぇー!帰ってきたんだけどー!!あけてよー!!ねぇー!!!」

どんどんと扉をたたいて叫びつつけるがどうにも反応がない、これはもしかしてだがもしかするかもしれない

私は今日、捨てられた・・・?


確かに7年間世間てきに認められないニートと呼ばれるものになっていたが捨てるのはダメではないだろうか、せめて前もって教えておいてくれたらトイレに立て篭もるなどできたというのに

しかし折角こちらから謝ろうと思っていたのになんてやつだ、こっちももう許してやらん摘んできた花束をつぶしドアノブにすりつけその場を去った。ククク・・・




その後すこしぶらぶらしながら今に戻る。

明日からどうしたらよいのだろうか体を売るしかないのだろうか、だれか哀れんでお金をくれたりしないだろうか、働くならば楽なのがいい

私が働ける仕事といえば肉体労働は長い引きこもり生活により不可能なので限られてくる。

そして泊まるところもないためできたら泊り込みの仕事がいい、最悪の野宿があるが流石に抵抗がある

今さらながらこの町は治安が非常によい、理由は冒険者が多いためだ。

冒険者という人たちはくさく汚くそして見た目が怖いし厄介ごとをよく持ってくるというのが少し前の常識だったがそれを理由に立ち退き要請や冒険者協会にくる依頼が減ってしまい冒険者の掟として町の治安維持、主に犯罪を見かけたら必ず市民を助けなければならない、というのができたのだ。

のでこの町はかわいいか弱い女の子が数日野宿しても死にはしないというすばらしい治安の良さを誇っている。

しかし、できるといってやるというわけではないし出来たらやりたくないお風呂は要りたい。

とりあえず動かねばならぬ、片っ端から従業員を募集している所に応募していくしかなさそうだ。






「うぅ・・・うっオエッ・・」

時が変わってもう夜、少し社会を舐めていたのかもしれない、ほとんどが門前払い、いくつか面接までしてくれたところも途中から呆れて説教をしてきた、説教するなら今働こうとしてるんだから雇えよあほ。

なんで知らんおっさんに説教されなかされねばならんのか

だが、こうなってしまってはもう冒険者協会しかないのだろうかできれば行きたくなかったがもう仕方ないのかと思う、水商売に身を落とすのはこんな気分なのだろうか、なんだかまた泣けてきた。


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