スフィアの誕生日
実はこの小説は、小説家になろうに
投稿する前はガチ百合だったのです。
しかし、微百合の方がいいかな?と思い、変更しました。
よってこのお話は削除されました。
余りにもリリーとスフィアが
ラブラブ過ぎて見ていると恥ずかしくなります。
今日は1人で買い物をしています。
なぜかと言いますと、今日はスフィアの誕生日なのです!!
サプライズにケーキやクラッカーを買って祝うという作戦です。
誤魔化すの大変でしたよ。
『ごめんね、今日は別行動にしましょう
ちょっと寄りたい所があるんだ』
『どうしたんだい?もしかして・・・』
『本当にごめんね!お出掛けしてきます!』
そう言って、宿を飛び出してきました。
ちょっと違和感があったかしら?
まぁ、ばれずに済んだかな。
しかしどんなケーキを買えばスフィアは喜んでくれるかな、
やっぱりデコレーションケーキかしら。
チョコプレートには何て書こう、ハッピーバースデー?
それとも、アイラブユー?きゃー恥ずかしい!!
1人で顔を両手で隠して頭を左右に振っていると
通行人から変な目線で見られてしまいました。
数十分歩き、ようやくケーキ屋に前に到着しました。
『良し、頑張って探すよー!』
自分の頬を両手で軽く叩いて気合を入れました。
入店すると若い女の子の店員さんが元気に迎えてくれました。
ガラスケースの中に美味しそうなケーキが沢山並べられて
います、デコレーションケーキは2種類ありました。
上に苺がいっぱい乗ってあるケーキと
チョコレートケーキがあります。
んー、やっぱりバースデーケーキは苺ですかね?
『すいません、これください!!』
一方その頃スフィアは。
やる事がないから町を徘徊していたが、
気になるお店を発見してアクセサリー店にいます。
『リリーに似合いそうなブレスレットだな』
独り言に気がついた店員は私が見ていた
ブレスレットの説明をしてくれた。
『その黄色のブレスレットにはパワーストーンの
イエローオパールを使っているの。
愛情、幸福、恋愛などの効果を持っているの、
大切な人にあげるのには持ってこいのブレスレットね』
『大切な人にか・・・』
そう呟きながら右腕に付けている青い
ブレスレットを見て思いました。
私はまだリリーにお礼の物をあげていない気がするな・・・。
多分リリーは何かを誤魔化していたけど、
今日は私の誕生日だからケーキでも買っているのだろう。
顔に出るから直ぐに分かってしまう、
一週間前からそわそわしていたしな。
『スフィアの誕生日って来週だもんね?』
『ああ、そうだけど祝ってくれるのかい?』
『ううん、何でもないよ』
といいながら、凄いにこやかにしていたからな。
ばれないと思っているのかな?本当に可愛い奴だ。
ケーキのお礼にブレスレットを買って帰るかな。
『すいません、このブレスレットをください、
プレゼントだからラッピングしてほしい』
『ちょっと待っててねー』
店員さんはピンク色のラッピング袋に丁寧に入れてくれた。
リリー、喜んでくれるかな・・・?
○
宿屋に戻ると、リリーが部屋の真ん中で座り、
テーブルに白い箱を置いて待っていた。
そして・・・。
『スフィア誕生日おめでとう!!!』
クラッカーを鳴らして紙吹雪が飛び回った。
『どう、驚いたでしょう?びっくりした?』
これは何て言おうかな?んー。
『びっくりしたよ、ありがとう』
『えへへー』
リリーは可愛い笑顔で笑っていました。
『デコレーションケーキを買ったの、一緒に食べよう!』
『なんのデコレーションを買ったの?』
リリーが焦らすように箱を開けるのに時間を掛けた。
箱がゆっくりと開かれると、
苺がいっぱいのっているケーキがありました。
チョコプレートにはアイラブユーと書いていた。
リリーらしいな・・・。
リリーを見ると頬が少し赤くなっていて恥ずかしがっていた。
そりゃあ、アイラブユーと書いていれば恥ずかしいに
決まっている、良し、もっと恥ずかしめよう。
『このチョコプレート半分個にして食べよう』
『えっ、スフィアの誕生日だから、それはスフィアが食べていいよ』
『買ってくれたのはリリーだろ?
だったらリリーも食べる資格があるよ』
ちょっとだけ迷っていたが了承を得た。
私はチョコプレートを口に咥えてリリーに近づいた。
『ほら、リリーも咥えて・・・』
『えっ、えっ?そうやって半分個にするの?』
とても戸惑っていて、可愛らしかった。
リリーが恐る恐るプレートを咥えて、半分個に折って食べました。
『このチョコ、なかなかいけるな』
『うん・・・、スフィアって結構大胆わね』
凄く恥ずかしがっていた。
『さて、苺ケーキを切って食べよう』
『うん、あっ私が切るよ!スフィアは座ってて』
キッキンの棚からナイフを取り出し、
綺麗に4当分にして食べました。
『優しい味がする、美味しい!』
『苺が甘酸っぱくていいな、クリームは程よい甘さで食べやすい』
デコレーションケーキを完食してから、プレゼントを渡した。
『リリー、遅くなってすまないな・・・これは青い
ブレスレットをくれたお礼だ、受け取ってくれ』
『えっ、私に?ありがとう!』
ピンクのラッピングに包まれたのを開けると、
黄色のブレスレットがありました。
『綺麗・・・凄く嬉しいよ、ありがとうスフィア!!』
リリーは早速、黄色のブレスレットを腕に付けてくれた。
『えと・・・似合うかな?』
『似合ってるよ、とても可愛い』
『なんだが照れるわ・・・大切にするね、スフィア』
この日のリリーはいつも以上に可愛く見えた気がした。
次はリリーの誕生日です。