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深闇

「望んでだなんてそんなはずないわ。彼女たちは怯えていたのよ」


「彼女たちは自分を変えたいと願っていた。そのお手伝いさ」


「あなたたちは勝手に女子を拉致って監禁してそれでよくお手伝いなんて言えるわね」


「僕たちはね、ネットで募ったんだよ。『未経験者歓迎モデル急募ってね。女子中学生限定。あなたが雑誌に載るかも?! 当サイトから某女性誌の専属モデルになった方もいます。 最短でモデルデビューしませんか?』ってね。それで興味のある方は個人情報をおくってもらう。その時の利用規約に何でもします。っていうのがあるんだよ。彼女たちはみんなそれに同意したんだよ」


「卑怯な。部屋から連れて行って戻ってこない子達になにしたの?」


「え?モデルだよ。モデルだってモデルとして集まってもらったんだから」


「変ね。それならこんな手荒な真似して彼女たちをここに連れてこなくてもいいじゃない。近くの撮影スタジオでもいいじゃない。こんなへんぴなところじゃなくても。ちゃんとプロよんでやればいいよね。それともなにか隠さなきゃいけないことでも?」


 会長がにんまりと不敵な笑みを浮かべる。


「本当はどこかのスタジオに呼ぶ予定だったけど、どこからかあんたたちの陰謀がばれて彼女たちに伝わった。それに気づいた彼女たちから次々とキャンセルの連絡が来てあせったあんたたちは強引に彼女たちの家に行って拉致した。そうでしょ。大事な取引に間に合わせるために」


 男はチッっと舌をならす。


「チェックメイトよ」


 会長の後ろには警察が集まっていた。それを見かねた男はあわてて逃げるもすぐにつかまった。そして別の部屋に隔離されていた女子たちも無事救助されこの事件は幕を閉じた。



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