距離 2
わたし
わたしは幼い頃から何となくさほど長生きはしないと思いながら生きてきた。
何でだろう?
父と幼い頃から仲良くなかったことやさほど身体も丈夫ではなかった気がする。
10代の頃は20歳ぐらいで死ぬかな?と夜な夜な思いながら眠りについていた。
21歳で結婚して子供を授かると40歳まで生きていればいいな。ぐらいに思い始めた。
子供が成人になる頃にはと勝手に考えていた。
今は身内の誰よりも先に死にたいと思っている。
置いていかれる辛さが耐えられない。
要は弱いと言うこと。
段々年齢を重ねて強くなるどころか弱さが増してきている。
親族の誰かが病気とか聞くといたたまれない。
誰にでもいつかは死がやってくる。
いつでも誰よりも先に死にたいと言う勝手な考えは変わらない。
しかもわたしはかれこれ7年ぐらい心療内科のお世話になっている。
シングルマザーの大変さなどから軽い鬱(自分ではそう思っている。)との診断を受けて薬を服用している。
人生が辛いとかはもうない。
当時はあまり自分でも覚えていない。
ただ泣けて泣けて、じっとしていられなかったことぐらい。
今は何とかなるなかぁとかなりいい加減な考えもしたりもする。
薬はゆっくり減らしていっている。
本当に時々何か起きるとドーンと沈む。
そしてフッと浮かんできたりする。
まだ少しだけ薬と上手く付き合いながらとなりそう。
悩みなんて山ほどあるし、嫌な事も沢山ある。
でもそれはみんなあることだしなと考える。
結構いい加減なところばかりだな。