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REPORT of the DEAD  作者: 残念無念
2026年 4月

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74/112

愛知県における新規感染発生を捉えた映像 書き起こし 4月20日

日時:2026年4月20日 正午

場所:愛知県内・外国人居住者の多い地区(詳細不明)

撮影者:■■■■党支持者(自警団活動参加者/個人所有カメラ)


(撮影開始)

(昼下がりの住宅街。集団で歩く人々。先頭にスーツ姿の男女数名と、党旗と国旗を掲げてその後に続く人々の姿がカメラに映る。)


参加者の声:

「ウイルスを持ち込んだのは外国人だ!」

「日本から出ていけ!」

「日本を汚すな!」


(拡声器を持つ人物が隊列を先導。参加者の多くが鉄パイプや金属バットを携行している)

(集団は同じ言葉を繰り返し叫びながら住宅街を進んでいく。参加者たちは「自警団」と書かれたヘルメットや腕章を身に着けている)


撮影者:

「議員さんも来てる。今日は本気だ」


(中東系外国人らしき通行人を見つけ、先導する議員が立ち止まる。拡声器を向けて罵声を浴びせる様子が記録される)


参加者:

「日本から出ていけ!」

「ウイルス持ち!」


(近くを歩いていた別の通行人が抗議するが、参加者たちが集団で取り囲んでスマートフォンで撮影する)

(抗議した通行人に自警団参加者たちが罵声を浴びせる)


参加者:

「顔撮っとけ!」

「ネットに晒してやるからな!」


(その後も自警団は住宅街を進んでいく。一軒家の前で立ち止まる集団)


議員(拡声器):

「ここに外国人が住んでるって聞いたぞ!」


(ドアを叩く音)


参加者:

「自警団だ!パスポート見せろ!」

「顔写真撮らせろ!」


(応答なし)

(苛立った様子の参加者が金属バットでドアを叩く。大きな音を立ててドアが凹む)


参加者:

「出てこい!出てこないとどうなるかわかってんだろうな!!」


(その後も自警団は外国人が住んでいるとされる住宅を回ってはパスポートを提示するように要求する)

(住宅街の中央で拡声器を使用し、議員が街宣活動を始める)


議員:

「この地域には不法入国者が多い!」

「悪い外国人が日本にウイルスを持ち込んでいる!」


参加者(複数):

「出ていけ!」

「帰れ!」


(周囲の住民が視線を避け、急いで家の中に入っていく)

(通行人の姿が見えなくなる。突然集団の後方から悲鳴が上がる)


参加者:

「うわっ!」


(中年男性が地面に押し倒される。学校の制服を着た女子学生らしき人物が覆いかぶさる)


撮影者:

「何やって——」


(女子学生が中年男性の首筋に噛みつく。血しぶきが上がる)


中年男性:

「やめろ!やめ——!」


(参加者たちが悲鳴を上げて後退する。武装しているにもかかわらず、誰も助けに入らない)


参加者:

「感染者だ!」

「逃げろ!」


(悲鳴を上げ続ける中年男性の奥にある路地から、さらに複数の感染者らしき人影が現れる)

(参加者たちがその場を逃げ出す。何人かは住宅の敷地に侵入し、ドアを叩く)


参加者:

「開けてくれ!」

「助けて!」


(家の中から反応なし。参加者がドアノブを捻るが、中からカギがかけられている)

(次々と参加者たちが感染者に捕まる)


撮影者:

「ヤバイ…ヤバイ…なんで…」


(撮影者が一軒の住宅のドアを激しく叩く)


撮影者:

「頼む!開けてくれ!」


(ドア横の小窓が少し開く。中から東南アジア系の外国人の住民が顔を出す)


住民:

「自業自得って、日本語知ってるか」


(小窓が閉まる。ドアの向こうでチェーンがかけられる音が続く)


撮影者:

「ふざけるな!開けろ!」


(突然足元に影が落ち、撮影者が振り返る)

(画面いっぱいに感染者の顔が映る)


撮影者:

「やめろ!助けて、助けてください!!」


(激しい衝撃と共に撮影していたスマートフォンが地面に落下する。撮影者の絶叫がマイクに記録される)

(映像終了)

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