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REPORT of the DEAD  作者: 残念無念
2026年 4月

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大阪市内偵察行動 ボディカメラ映像 書き起こし 4月19日

日時:2026年4月19日 午前8時00分頃

場所:大阪府内(市街地・封鎖区域内)

記録媒体:隊員装着ボディカメラ(複数台)



(映像開始。狭い装甲車の車内で前部シートと車両の床が映る。トラックや装甲車が封鎖線を通過する)


小隊長:

「CP、こちら01。これより封鎖戦を通過、大阪市内に進入する。」


(撮影者が防弾ガラス越しに外を見る。進行に伴い、路上に散乱する遺体が映る。四肢が欠損し、血痕が広範囲に広がっている)


隊員A:

「……ひっでぇ……」


(嘔吐音。カメラが下を向く)


隊員B:

「食われてる……」

隊員C:

「災派でも死体は見たが…これは…」


(車両部隊が市内を進む。事前の航空偵察で観測された交通事故発生現場を迂回し、目的地に進む。)


(車両停止。隊員が降車)


小隊長:

「CP、こちら01。所定位置到達。観測機器設置を開始する」


(カメラ、集音マイク、温度計、風向計、動体センサーを設置する様子)


隊員A:

「カメラとマイクはわかるが、何で風向計を?」


隊員B:

「あくまで噂だが、最終手段として大阪市内全域を爆撃することも検討しているらしい。その準備だろう」

隊員A」

「…この風向計が役に立たないことを願うよ」




(別の隊員のカメラ。観測機器を設置中、周囲の警戒を行っている。時折下を向き、手にした小銃の安全装置が掛かっていることを確認する)

(一瞬だけ路地奥に人影が映る。撮影者が小銃をその方向へ構える)


隊員C:

「前方、人影あり。これより確認に向かう」


(反応なし。人影が不自然に揺れる)


小隊長:

「CP、こちら01。ROEは可能な限り感染者との交戦は避けよ、で変更ないか」

指揮所(無線):

「ROEに変更なし。任務遂行の障害となる場合、もしくは感染者が生存者を襲っている場合は発砲を許可する。それ以外の場合は後退、退避せよ」



(隊員が二名一組になり、人影が見えた路地を進む。カメラのマイクには荒い息遣いが記録される。)

(突然建物の影から若い男性が飛び出してくる。隊員たちがその男に小銃を向ける)


男性:

「助けて!お願いだ!」

隊員C:

「動くな!両手を上げてその場で止まれ!」


(生存者は混乱し、指示に従えない。隊員たちは銃口を向けつつも、対処に逡巡している)

(生存者の背後にもう一つの人影。背後からその人影が生存者に飛びかかる)


隊員C:

「後ろだ!」


(生存者が押し倒され、悲鳴を上げる)


隊員D:

「やめろ!その人から離れろ!撃つぞ」


(隊員が生存者を襲う人影に銃口を向けかけるが、上に向けて警告射撃を一度行う。銃声が建物で反響する)

(警告にもかかわらず人影は生存者を襲うのを止めない。その顔が一瞬だけ隊員の方を向く。顔の右半分の表皮が食いちぎられたかのように消失し、剝き出しの筋繊維がカメラに映る)


隊員C:

「なんだこいつは…!」

隊員D:

「これが感染者ってやつなのか!?」


(感染者が若い男性の首筋に噛みつく。男性が悲鳴を上げ、その首から血が噴き出す)

(隊員たちが小銃を発砲する。感染者の背部に命中するが、男性を襲うのを止めない。男性の悲鳴が止み、動かなくなる)


隊員C:

「効いてない……効いてない!」

隊員D:

「撃て、撃て!」


(感染者は生存者を食い続ける。その背中にさらに数発が命中するが、感染者の動きは止まらない)



(別の隊員のカメラ。複数の銃声が響き、観測機器を設置していた隊員が顔を上げる)

(ガラスが割れる音が響き、周囲の建物から人影が次々と現れる)

(ほとんど無傷の者、腹部が裂け内臓を引きずる者、顔面の肉が欠損している者などがカメラに映る)


隊員A:

「こいつらは!?」

小隊長:

「作業中止、直ちに撤退する!全員乗車しろ!」


(撮影者が作業を止め、小銃を構える。道路に出てくる人影の数はさらに増えている)


小隊長:

「こちらは陸上自衛隊です。現在、我々は壊死性攻撃行動症候群特別措置法に基づく治安出動に伴い、武器の使用が認められています。これは警告です。直ちにその場で止まってください!」


(小隊長が拡声器で呼びかけるが、止まる者はいない。再度小隊長が警告する)

(道路上の人影を押しのけるようにして、若い女性が泣きながら撮影者らの方へ走ってくる様子がカメラに映る)


女性:

「助けて!助けてください!」


(隊員の銃口が揺れる。引き金に指が掛かるが、発砲する者はいない)

(感染者が生存者に襲いかかる。女性が背後から髪を掴まれ、その場に引きずり倒される)(高校生と思しき学生服を着た少年が女性に馬乗りになる。その身体に目立った外傷はない)


小隊長:

「やむを得ん、撃て!」

隊員A:

「子供にしか見えませんよ!?」


(女性が悲鳴を上げる。複数の人影が倒れた女性に群がり、その姿が見えなくなる)


小隊長:

「CP、こちら01!感染者と思しき集団と接触した!生存者と思しき女性が襲撃されているが、感染者との判別不可!」


指揮所(無線):

「01、作戦を中止し直ちに撤退せよ。隊員の安全を最優先とする」


(撮影者の周囲で複数の銃声が響く。撮影者が銃声がする方向を向くと、小銃を発砲しながら隊員たちが後退してくる)


隊員C(無線):

「感染者と思われる集団と接触!数えきれない、こちらに向かってくる!」

指揮所(無線):

「01、こちらCP。上空の無人機の赤外線映像を確認しているが、その地点の熱源は少ない。本当に感染者の集団がそこにいるのか?」

小隊長:

「目の前にいる!何十人もいるぞ!」

指揮所(無線):

「その場所の熱源はお前たちだけだ、本当なのか?」


(数秒の沈黙)


隊員A:

「…あいつら、死んでるのに動いているんだ」



(隊員たちが小銃を発砲しつつ車両に乗り込む。いくつかの感染者が倒れるが、集団は止まらず車両に向かって進み続ける)

(感染者が50メートルほどの距離まで近づく。隊員が全員車両に乗車完了し、車列が猛スピードで発進する)

(映像終了)



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