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REPORT of the DEAD  作者: 残念無念
2026年 4月

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壊死性攻撃行動症候群対策本部 公開対策会議 中継書き起こし 2026年4月17日 午後

場所:首相官邸 地下危機管理センター


[多数の報道陣が入った会議室。壁面モニターには「壊死性攻撃行動症候群対策本部」の文字。総理以下、関係閣僚が着席している]


【白洲総理 発言】

「それでは、壊死性攻撃行動症候群対策本部の会合を始めます。

本日、国会において関連特別措置法が可決されました。これは、国民の生命と社会秩序を守るため、政府として責任ある判断を下した結果であります。

現在、大阪府を中心に極めて深刻な事態が発生しています。政府としては、これを国家的危機と認識し、関係省庁が一丸となって対応に当たります。

国民の皆様には、冷静な行動をお願いするとともに、政府からの情報に注意していただきたいと思います」


(短い沈黙)


「それでは、官房長官から現状報告をお願いします」


【官房長官 発言】

「官房長官です。

現在、大阪市内を中心に、壊死性攻撃行動症候群に関連するとみられる暴動事案が複数確認されています。

警察および消防による初動対応に加え、特別措置法に基づき、関係機関の連携体制を強化しています。

現時点で、ウイルスの詳細な感染経路や潜伏期間については、国内外の専門機関と連携し、調査を進めている段階です。

国民の皆様には、不要不急の外出を控え、各自治体からの指示に従っていただくよう、改めてお願い申し上げます」


【厚生労働大臣 発言】

「厚生労働大臣です。

医療体制について申し上げます。現在、医療機関における受け入れ体制の確保を最優先事項として取り組んでおります。

感染が疑われる事例については、医療従事者の安全確保を前提に、適切な隔離と対応を行っています。

治療法および予防法については、WHOおよび国内研究機関と連携し、早急な解明を目指します」


【国家公安委員長 発言】

「国家公安委員長です。

警察は、国民の生命と安全を守るため、各都道府県警察に対し、警戒体制の強化を指示しています。

特措法に基づき、必要な措置を適切に講じつつ、現場の警察官の安全確保にも最大限配慮してまいります」


【防衛大臣 発言】

「防衛大臣です。

現時点では、自衛隊の治安出動は命じられておりません。

しかしながら、事態の推移を注視し、万が一の場合には、法に基づき、適切に対応できるよう準備を進めています。

自衛隊は、あくまで文民統制の下、必要最小限の役割を果たすことになります」


【白洲総理 締めの発言】

「各大臣から報告を受けました。

政府としては、国民の不安を煽ることなく、しかし、必要な対策は躊躇なく実行していく方針です。

改めて国民の皆様に申し上げます。正確な情報に基づき、冷静に行動してください。」


[ここで、官房長官の携帯端末が振動する。官房長官が一瞬表情を強張らせ、白洲総理に小声で耳打ちする]


白洲総理:

「……今、追加の報告が入りました」


[会場がざわつく]


官房長官:

「本日午前、福岡市内において、感染者によるものとみられる集団暴力事案が複数確認されたとの第一報です」


[記者席からどよめき]


官房長官:

「詳細は確認中ですが、警察と自衛隊が現地で対応に入っています」


[出席した閣僚からどよめき。記者たちがスマートフォンを取り出し本社へ一報を入れる。会議室を慌ただしく各省庁の官僚が出入りする]


白洲総理:

「……大阪に続き、福岡でも確認されたということですね」

厚生労働大臣:

「現時点では散発的事案との報告ですが、同一症候群の可能性は否定できません」

防衛大臣:

「九州方面への部隊展開について、即応態勢を検討します」


[報道陣が一斉に立ち上がり、質問の声が飛ぶが、官房長官が制止する]


官房長官:

「本日の公開はここまでとします。以降は非公開で協議を続けます」


【中継終了】

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