生存者のメモ 2026年6月20日
記録種別:メモ書き
発見場所:関東地方某所 廃商店跡
記録日時:2026年6月20日
【坂木→須藤】
もう限界だ。
食い物がない。
薬も残ってない。
子供の熱も下がらん。
このままだと全員死ぬ。
昨日また山側の前哨基地を見てきた。
自衛隊の連中はまだ補給受けてる。
トラックが来てた。
箱積んでた。
絶対に食料と薬ある。
【須藤→坂木】
本当にやるのか。
相手、自衛隊だぞ。
銃持ってる。
この前近づいた奴はいかく射撃されてた。
それに、あいつらだって生き残るためにやってるんだろ。
襲ったらもう後戻りできない。
【坂木→須藤】
後戻り?
もうとっくに終わってる。
政府は俺たち見捨てた。
隔離地区の連中だけ助けて終わりだ。
俺たちだって日本人だろ。
なんで見殺しにされなきゃいけない。
このまま何もしなきゃ餓死だ。
だったらやるしかない。
【須藤→坂木】
武器が足りない。
猟銃一挺しかない。
弾も少ない。
あとは火炎瓶とボウガンぐらい。
正面から行ったら撃ち殺される。
【坂木→須藤】
真正面からは行かない。
夜にやる。
見張り少ない時間狙う。
裏の斜面から近づける。
鉄条網あるけど、山側は薄い。
発電機ある。
灯りもある。
多分人数は20人前後。
補給トラック来るのは三日おきぐらい。
燃料もあるはず。
【藤原→坂木】
本当に食料あるのか?
この前の港も空だった。
命懸けで行って何もなかったら終わりだ。
【坂木→藤原】
ある。
見た。
木箱運んでた。
薬品っぽい箱もあった。
それに、自衛隊の連中の顔見た。
まだまともな飯食ってる顔だった。
【須藤→坂木】
もし誰か死んだらどうする。
【坂木→須藤】
もう何人も死んでる。
餓死も病気も感染者も同じだ。
このまま待ってても死ぬ。
【河野→全員】
子供がもう三日まともに食ってない。
頼む。
何とかしてくれ。
【須藤→坂木】
分かった。
やるなら俺も行く。
でも本当に最後の手段だぞ。
【坂木→全員】
決行は22日夜。
人数集める。
使えるもの全部持ってこい。
ナタでも包丁でもいい。
ご意見、ご感想お待ちしてます。




