鳥取日報 2026年3月31日 朝刊
発行:鳥取日報社
■ 1面トップ
【県内山中で人の腕の一部を発見 警察が事件・事故両面で捜査]
30日午後、鳥取市郊外の山林で人のものとみられる腕の一部が発見され、県警は殺人・死体損壊容疑を視野に捜査を開始した。発見されたのは成人女性の右前腕部とみられ、周辺には血痕が点状に散在していたが、その他の遺留物は確認されていない。
現場は山に近い人通りの少ない道路で、散歩をしていた地元男性が偶然見つけ110番通報した。
腕の断端部は鋭利な刃物による切断ではなく不規則で引き裂かれたような損壊が認められ、獣による襲撃の可能性もあるという。県内では近年ツキノワグマの出没が相次いでおり、県警幹部は「熊や野犬などの動物による事故の可能性も排除せずに捜査している」とコメントした。
ただし周辺で発見された血痕の量は少なく、警察関係者によれば「被害者がその場で死亡したとは考えにくい」という。県警は引き続き被害者の特定を急いでいる。
■ 社会面(同日3面)
【ケンバラ駐在男性行方不明 帰国後に連絡途絶える】
ケンバラ共和国(アフリカ中部)から一時帰国していた県出身の企業駐在員、三島和哉さん(42)=鳥取市出身=が、帰国後に行方不明となっていることが31日、家族への取材で分かった。
家族によると、三島さんは26日にケンバラを出発し、日本時間28日未明に成田空港へ到着。その後、鳥取市内の自宅へ向かうため移動していたが、 28日午後に「駅に着いたのでこれから帰宅する」という電話を最後に家族や勤務先と連絡が取れなくなった。
勤務先の関係者は「情勢悪化のため当面の帰国命令を出していた。日本に帰国し自宅近くの駅に着いたとの報告はあったが、その後の足取りが確認できない」と話す。三島さんは帰国後鉄道で鳥取へ向かったとみられるが、途中の駅で下車した形跡は残っていない。
県警は捜索願を受理し、最後の通信履歴や所持品の情報を基に行方を追っているが、現時点で事件性の有無については明らかにしていない。
なお、30日午後には市内山林で“人の腕の一部”が発見されており、警察は両事案の関連について「現段階では関係は確認されていない」と説明している。
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