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REPORT of the DEAD  作者: 残念無念
2026年 4月

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123/137

沢口恭平(5歳)の撮影映像書き起こし 2026年4月25日

撮影日時:2026年4月25日 午後

撮影場所:関東地方某市 市立桜ヶ丘小学校 避難所

撮影者:沢口 恭平(5歳)



(映像開始)

(小学校の体育館。避難所として使用されている。床には毛布やマットが並び、多くの避難者が座っている。)

(カメラがゆっくり動く。子どもたちが集まり、テレビでアニメのDVDを見ている。)


子どもA:

「次これ見たい。」

子どもB:

「もう一回最初から。」


(別の場所では子どもたちがカードゲームで遊んでいる。)

(周囲の大人たちはスマートフォンを見たり、小声で会話をしている。不安そうな様子が見える。)


撮影者:

「ママー。」


(カメラが体育館の一角へ向く。毛布と荷物が置かれたスペースに母親が座っている。)


母(沢口 麻衣):

「恭平、どこ行ってたの?」

撮影者:

「カメラで遊んでたー」

母:

「あまり遠くに行かないでね。あと、あまり他の人は撮っちゃダメ。怒られるから。」


(母親がスマートフォンを操作している。)


母:

「まだ連絡つかない……」


(着信音と共にスマートフォンに新着メッセージの通知が表示される。)


母:

「え?」


(画面を見つめる。カメラが母親の持つスマートフォンの画面を覗き込む。)


母:

「なにこれ……政府?」


(画面にはショートメッセージが表示されている。)


母:

「こういうの詐欺じゃないの……?」


(映像中断)



(映像再開)

(避難所内のスピーカーから放送が流れる。)


放送:

「避難所利用者の方へ連絡します。」

「沢口 直人さん、沢口 直人さん。」

「受付までお越しください。」


母:

「え……?」

撮影者:

「パパの名前だ。」

母:

「とりあえず行ってみようか。」


(カメラが揺れながら体育館の出口へ向かう。)

(映像中断)



(映像再開)

(受付付近。父親がすでに到着している。)


父(沢口 直人):

「呼ばれたって聞いた。」


(受付の前に迷彩服を着た陸上自衛隊員が数名立っている。隊員はヘルメットと防弾チョッキを着用の上、小銃を携行している。)


自衛官:

「沢口直人さんですね。」

父:

「はい。」

自衛官:

「職業を確認します。」

父:

「製薬会社の研究員です。」

自衛官:

「勤務先は?」

父:

「東都製薬株式会社です。」


(自衛官が手元のリストを確認する。)


自衛官:

「確認しました。あなた方にはこれから移動していただきます。」

母:

「移動……?」

自衛官:

「荷物を持って校庭へ来てください。手荷物一つまでです。」


(映像中断)



(映像再開)

(校庭。避難所の建物から人々が外を見ている。校庭の中央に陸上自衛隊のUH-60JAヘリコプターが着陸している。)


父:

「あれに乗るのか?」


(校庭の周囲に避難民が集まっている。複数の人がスマートフォンで撮影している。)


男の声:

「なんだあれ……」

女の声:

「自衛隊のヘリだ。」


(自衛隊員が一家をヘリへ誘導する。)


自衛官:

「足元に気を付けてください。」


(ヘリの内部。すでに別の家族が座っている。)


女性:

「どこ行くんですか……?」

自衛官:

「後で説明します。」


(ドアが閉じられる。機内での会話用にヘッドセットが一家に渡される。)


パイロット:

「ヒリュウ03、避難対象者を載せ1630桜ヶ丘中学校離陸。」


(ヘリが離陸する。)

(映像中断)



(映像再開)

(ヘリの窓から外を撮影している。)


撮影者:

「海だ。」


(ヘリは東京湾上空を飛行している。海上には多数の船が確認できる。)


母:

「あれは…」

父:

「陸地から逃げてきたのかもしれない。」


(海上自衛隊の護衛艦、輸送艦、民間フェリー、客船などが船団を形成している。)


パイロット:

「ヒリュウ03、これより着艦する。」


(ヘリが大型輸送艦の上空へ接近する。甲板に白線が描かれたヘリコプター発着甲板が見える。)


撮影者:

「すごーい。」


(ヘリが着艦し、キャビンのドアが開く。外では青い迷彩服を着た海上自衛隊員が待機している。)


海上自衛官:

「こちらへどうぞ。」


(自衛隊員の誘導で一家がヘリから降りる。甲板の周囲には多くの人が座っている。)

(撮影者のカメラが周囲の船団を撮影する。全通式の飛行甲板を備えた護衛艦から戦闘機が発艦していく。)

(映像終了)

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