沢口恭平(5歳)の撮影映像書き起こし 2026年4月25日
撮影日時:2026年4月25日 午後
撮影場所:関東地方某市 市立桜ヶ丘小学校 避難所
撮影者:沢口 恭平(5歳)
(映像開始)
(小学校の体育館。避難所として使用されている。床には毛布やマットが並び、多くの避難者が座っている。)
(カメラがゆっくり動く。子どもたちが集まり、テレビでアニメのDVDを見ている。)
子どもA:
「次これ見たい。」
子どもB:
「もう一回最初から。」
(別の場所では子どもたちがカードゲームで遊んでいる。)
(周囲の大人たちはスマートフォンを見たり、小声で会話をしている。不安そうな様子が見える。)
撮影者:
「ママー。」
(カメラが体育館の一角へ向く。毛布と荷物が置かれたスペースに母親が座っている。)
母(沢口 麻衣):
「恭平、どこ行ってたの?」
撮影者:
「カメラで遊んでたー」
母:
「あまり遠くに行かないでね。あと、あまり他の人は撮っちゃダメ。怒られるから。」
(母親がスマートフォンを操作している。)
母:
「まだ連絡つかない……」
(着信音と共にスマートフォンに新着メッセージの通知が表示される。)
母:
「え?」
(画面を見つめる。カメラが母親の持つスマートフォンの画面を覗き込む。)
母:
「なにこれ……政府?」
(画面にはショートメッセージが表示されている。)
母:
「こういうの詐欺じゃないの……?」
(映像中断)
(映像再開)
(避難所内のスピーカーから放送が流れる。)
放送:
「避難所利用者の方へ連絡します。」
「沢口 直人さん、沢口 直人さん。」
「受付までお越しください。」
母:
「え……?」
撮影者:
「パパの名前だ。」
母:
「とりあえず行ってみようか。」
(カメラが揺れながら体育館の出口へ向かう。)
(映像中断)
(映像再開)
(受付付近。父親がすでに到着している。)
父(沢口 直人):
「呼ばれたって聞いた。」
(受付の前に迷彩服を着た陸上自衛隊員が数名立っている。隊員はヘルメットと防弾チョッキを着用の上、小銃を携行している。)
自衛官:
「沢口直人さんですね。」
父:
「はい。」
自衛官:
「職業を確認します。」
父:
「製薬会社の研究員です。」
自衛官:
「勤務先は?」
父:
「東都製薬株式会社です。」
(自衛官が手元のリストを確認する。)
自衛官:
「確認しました。あなた方にはこれから移動していただきます。」
母:
「移動……?」
自衛官:
「荷物を持って校庭へ来てください。手荷物一つまでです。」
(映像中断)
(映像再開)
(校庭。避難所の建物から人々が外を見ている。校庭の中央に陸上自衛隊のUH-60JAヘリコプターが着陸している。)
父:
「あれに乗るのか?」
(校庭の周囲に避難民が集まっている。複数の人がスマートフォンで撮影している。)
男の声:
「なんだあれ……」
女の声:
「自衛隊のヘリだ。」
(自衛隊員が一家をヘリへ誘導する。)
自衛官:
「足元に気を付けてください。」
(ヘリの内部。すでに別の家族が座っている。)
女性:
「どこ行くんですか……?」
自衛官:
「後で説明します。」
(ドアが閉じられる。機内での会話用にヘッドセットが一家に渡される。)
パイロット:
「ヒリュウ03、避難対象者を載せ1630桜ヶ丘中学校離陸。」
(ヘリが離陸する。)
(映像中断)
(映像再開)
(ヘリの窓から外を撮影している。)
撮影者:
「海だ。」
(ヘリは東京湾上空を飛行している。海上には多数の船が確認できる。)
母:
「あれは…」
父:
「陸地から逃げてきたのかもしれない。」
(海上自衛隊の護衛艦、輸送艦、民間フェリー、客船などが船団を形成している。)
パイロット:
「ヒリュウ03、これより着艦する。」
(ヘリが大型輸送艦の上空へ接近する。甲板に白線が描かれたヘリコプター発着甲板が見える。)
撮影者:
「すごーい。」
(ヘリが着艦し、キャビンのドアが開く。外では青い迷彩服を着た海上自衛隊員が待機している。)
海上自衛官:
「こちらへどうぞ。」
(自衛隊員の誘導で一家がヘリから降りる。甲板の周囲には多くの人が座っている。)
(撮影者のカメラが周囲の船団を撮影する。全通式の飛行甲板を備えた護衛艦から戦闘機が発艦していく。)
(映像終了)
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