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REPORT of the DEAD  作者: 残念無念
2026年 4月

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109/122

福島県南部の県境付近で撮影された映像 2026年4月23日

撮影日時:2026年4月23日 午後

撮影者:関東在住女性



(映像開始)

(ミニバンの車内。撮影者は助手席から前方を撮影している。ハンドルを握る撮影者の夫の横顔が映る。後部座席には子どもの姿。)


撮影者:

「高速もダメ、国道もダメって……どうするの?」

夫:

「旧道だ。山の方から回る。」


(カーナビ画面には“通行止め”の表示がいくつも出ている。)

(映像中断)



(映像再開)

(夫が口を開く。)


夫:

「警察だ…道路を封鎖してる」


(前方に赤色灯が見える。警察車両と自衛隊車両が道路を封鎖している。)


拡声器の声:

『この先は通行できません。速やかに自宅に戻ってください。』

夫:

「戻れるかよ……」


(夫が急ハンドルを切り、車が脇道へ入る。バックミラーにパトカーの赤色灯の光が映る。)


撮影者:

「止まれって言ってる!」

夫:

「止まったら捕まって家に戻されるだけだ!」


(砂利道へ突入する。サイレン音が遠ざかる。)

(映像中断)



(映像再開)


撮影者:

「ネットで見た道、ここらしいよ。」


(山間の一般道を撮影者の車が通る。前方に車列が映る。)


夫:

「なんだこれ……」


(長い渋滞が続いている。クラクションが鳴り続けている。)

(撮影者と夫が子供を残して車に降りる。カメラが揺れながら渋滞の先頭へ向かう。)


夫:

「何かあったんですか?」

避難民:

「わからない、この先でなんか揉めてるらしい」


(夫が停車中の運転手たちに尋ねるが、明確な答えは返ってこない。運転手たちは苛立った顔をしている。)


撮影者:

「どこ行くの?」

夫:

「この先で何が起きてるのか見てこよう」


(渋滞で動かない車列の横を歩いていくと、『福島県』の県境標識が見える。)


夫:

「何やってんだあれ…」


(夫が道路の先を指さす。道路を塞ぐようにトラックが停車しており、丸太や軽トラックで道路が封鎖されている。)


地元住民A:

「帰れ!こっちに来るな!」

避難民男性:

「ふざけんな!子どもがいるんだぞ!」

地元住民B:

「ウイルス持ち込む気か!」

避難民女性:

「感染なんてしてない!」


(地元住民と避難民の間で怒号が飛び交っている。避難民たちは道路を封鎖している地元住民に詰め寄る。)

(地元住民の一人が猟銃を取り出す。)


撮影者:

「ちょっと……銃……」


(地元住民が空に向けて発砲。乾いた銃声が山に響く。)

(一斉に悲鳴が上がる。撮影者後方の避難民がパニックで押し合う。子供の泣き声がマイクに記録される。)


夫:

「車に戻れ!」


(突然、別方向から銃声が響く。地元住民の一人が胸を押さえて地面に倒れる。)


誰かの叫び声:

「撃たれた!」


(カメラに避難民の一人が猟銃を構えている姿が一瞬映る。)

(さらに銃声が響く。さらにもう一人、地元住民が倒れる。シャツの胸は真っ赤に染まっている。)


地元住民C:

「あいつら撃ちやがったぞ!」

地元住民D:

「もういいぶち殺せ!俺たちの村を守れ!」


(さらに複数の銃声が響く。それを皮切りに逃げ惑っていた避難民たちが一斉に道路を封鎖する地元住民たちに向かって行く。)


夫:

「もう滅茶苦茶だ…!」


(地元住民と避難民の間で殴り合いが起きている。避難民の一人が金属バットを振り回し、地元住民の頭を殴りつける。)


避難民:

「トラックをどかせ!」


(避難民の一人が道路を封鎖するトラックの運転席に乗り込み、エンジンをかけて移動させる。)

(避難民の車が次々と前へ出て行く。地元住民の一人が猛スピードで走ってきた車をよけきれずに撥ね飛ばされ、視界から消える。)


夫:

「俺たちも行くぞ!」

撮影者:

「でもあの人たちが…!」

夫:

「今は他人に構ってる暇はない!」


(軽トラックが押しのけられ、バリケードが崩れる。続々と車が強引に地元住民の設置した封鎖線を突破していく。)

(カメラが地面に倒れた地元住民を映す。動かない。)


撮影者:

「■■!大丈夫だった!?」


(撮影者が車に戻り、子供の安全を確認する。再び銃声が響く。)


夫:

「行くしかない!シートベルトしろよ!」


(運転席に座った夫が車を急発進させる。バリケードの残骸を強引に撥ね飛ばし、封鎖線を突破して北に向かう。)


子ども:

「ママ、怖い……」


(後方でまだ地元住民と避難民の揉み合いが続いている様子がバックミラーに映る。)


(映像終了)

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