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まさか猫種の私が聖女なんですか?  作者: まるねこ


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125/125

125 エピローグ

祝賀会当日。


この日は全ての爵位を持つ人たちが王宮に続々と集まってきた。


今まで魔獣が出ていて領地から出てこられなかった領主も多くいたため、顔合わせの良い機会にもなったようだ。巡視で魔獣の数が減ったことでやはりどの領主も明るい。


今回の祝賀会のメインはやはり巡視と異次元の空間を閉じたことだ。数年は穏やかに過ごせる。それに魔法を使い、大地が潤い今までにないほどの豊作だ。


魔力を持つ人間を発見できた功績も称えられると兄様から教えられた。


「静粛に! これより祝賀会をはじめる。今回の立役者である王女ナーニョ殿下、第十二騎士団団長エサイアス・ローズルード・シルドア殿、前へ」


宰相の言葉に一斉に静まり返り、私たちを見ている。今回の祝賀会の出席者は家族を含め、グリークス神官長も特別に出席しているのだ。


グリークス神官長の横にはカシュール君がガチガチに緊張した様子で座っている。


「既に皆も知っていると思うが、我が娘となったナーニョが今回の巡視を成功に導いた。参加した騎士は誰一人欠けることなく巡視を終えて帰還することができたことを嬉しく思う。


そして我が娘ナーニョの功績はこの世界に激震をもたらすものであった。治癒魔法を使い人々の怪我を癒し、田畑を潤し、水質を改善し流行り病が著しく低下した。


そして全人類の悲願である異次元の空間を閉じることができたことだろう。そして魔力を持つ人間の発見だ。さらに英雄エサイアス。


右も左も分からぬ我が娘の補佐をしながら第十二騎士団を纏め上げ、命を掛けて魔獣を討伐してきた。この巡視は二人なくして達成できるものではなかっただろう。さぁ、二人ともこちらへ」


父は私とエサイアス様に勲章を付けてくれた。


「ナーニョ、褒賞は何がよいかな?」


父は笑顔で聞いてきた。


「まだ決まっていなくて。もう少し待ってもらってもかまいませんか?」

「あいわかった。そうしよう。エサイアス・ローズルード・シルドアよ、褒美は何が良い?」

「はい。ナーニョ・ヘルノルド・アローゼン王女殿下を我が妻に願います」


エサイアス様の言葉に会場から歓声が上がった。


「ふむ、よかろう。と、言いたいがこればかりは娘の気持ちを優先したい。娘が良いと言うのなら許可しよう」


すると彼は私の方へ向いて跪いた。


「ナーニョ・ヘルノルド・アローゼン王女殿下。私は貴女に命を助けられてからずっとお慕いしております。生涯貴女一人だけを愛し続けることを誓います。どうか、私の妻になっていただけませんか?」


エサイアス様から差し出された手。


「エサイアス様、いつも私を陰日向と支えていただきありがとうございます。エサイアス様がいなければ私はこうして今、この場にいません。カナンナの街に向かう時に言われた言葉、本当に嬉しかったんです。


エサイアス様とこれから穏やかに過ごしていきたいと思っています。どうか私を妻に迎えてください」


私は緊張と恥ずかしさで震えながらそっと彼の手を取った。私の手はしっかりと包み込まれた。


ワッとまた歓声が会場から上がった。


「指輪の聖女様と英雄の結婚だ!」


誰かがそう言うとみなおめでとうございますと祝福する声が響いた。


「エサイアス様、本当に私で後悔しませんか?」

「後悔しているとすれば、もっと前にナーニョ様と結婚したいと言えなかった自分に、かな。でもこうしてナーニョ様の返事が聞けて嬉しい。本当に良かった」


私は、この世界に妹と落ちてきた。


色んなことがあったけれど、こうして幸せを見つけることができた。


今、本当に幸せです。


【完】

ーーーーーーーーーーーーーーーー


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。゜(゜´ω`゜)゜。


異世界恋愛「男爵令嬢の記憶が交差する」の連載を始めました♪

ぜひ読んでみてくださいね♪

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