窓開けると気持ちがいいな
僕「普段窓開けへんねん。虫が入るしな。」
基「そら、開けた方がええで。身体にもええよ。疲れたん治った?」
僕「大分マシやわ。今『マディソン郡の橋』見てるねん。昼間でもラブシーン放映するねんな」
基「へえー、そらめずらしいなあんた。アメリカの最近の映画観るなんて」
僕「うどん屋でも行こうかな?丸亀製麺」
基「あんた、ズボン買ったん?」
僕「うん、やっぱり自分の服は自分で買うべきやな」
基「いつもどないしてるの?」
僕「おかんに買うてもらうてんねん」
基「まあ、それはダサいで」
僕「そういやあ、電話で人と話せえへんで」
基「話バラバラやな」
僕「大体この小説話バラバラやねん」
基「支離滅裂か?」
僕「久し振りに絵描いたわ」
基「何?」
僕「山縣有朋」
基「どやった?」
僕「みんな感動してたわ。」
基「何か寒いね」
僕「そうよな。俺なんか急に長袖やで」
基「長袖なあ」
僕「そういえば、君は長ズボン履かへんな。スカートばっかりや」
基「ええねん、色っぽいやろ?」
僕「ええぞ、基子、色っぽいのがええわ」
基「しんどいの治った?」
僕「ちょっとマシやわ。昨日、『野獣死すべし』見たわ。松田優作のやつよ」
基「どやった?」
僕「気色悪い。あの優作気持ち悪いな。それと、クラシック音楽がしつこく入ってるとこな。」
基「私も気色悪いわ」
僕「その後、東映やくざ映画やってたが、あんな血みどろの映画なにがええねん?大丈夫か?」
基「黒澤かて血みどろの映画あるやん?」
僕「何よ?」
基「乱、とか」
僕「あー、乱ひどいなあ。俺ちっともええ思わへんわあれは」
基「オペラとかどう?」
僕「椿姫とかか?俺あんまり、女が主人公のオペラ好きちゃうな。同感しないわ。
やっぱり、ワーグナーがええな」