第80話までの 主な登場人物
戦国奇聞! 第80話までの 主な登場人物
<城西衆>
鷹羽大輔 (30代後半)
私立城西学院・中等部の理科教師。
こちらの時代に飛ばされた当初は退魔洞窟を恐れていたが、雪斎党の強烈な歴史改変にもビクともしない時間のタフさに考えを変えた。
要は “成る様に為る” である。
最近では水車建設、治水計画、白魔導士 などなどに忙しい様だ。
中畑美月 (20代半ば)
私立城西学院・中等部の音楽教師にして真田推しの歴女。
その歴史知識の断片的記憶から繰り出される、切れのある御託宣にファンが多い。
駿河など他国にも名前が売れ出し、ゲッターズXXの様な人気が出るかもしれない。
しかし草薙紗綾奪還作戦では中途半場な知識で真田家にダメージを与えたと、盛大に凹んでいる。
古澤亮 (30代前半)
私立城西学院・中等部の体育教師だが、尾張、美濃では医師・亮按で通している。
医療技術は てへっ… であるが、太鼓持ち的なコミュニケーション能力で患者の緊張感をほぐし、名医として評判が立っている。
早く帰国してくれないと、城西衆の学級会が荒れる。
<武田家と仲間たち>
山本勘助 (40代前半)
言わずと知れた 武田の軍師。
いつもはヤマカン(山本勘助の直感 または山師の勘の略)を駆使し、敵の動きを読むのだが、村上義清は実体が掴めず右往左往した。
甲斐 延いては信濃の明るい未来がかかった事業計画を作る日々を送っている…らしい。
駒井政武 (30代後半)
武田晴信(後の信玄)近臣 かつ 武田家を裏から支える財務官僚。
城西衆の正体を知る数少ない者の一人。
役目柄 細部(特に金銭)にうるさく、大雑把な山本勘助とは補完関係である。
最近では外交官として他国出張も増えている。
教来石景政 (20代後半)
見た目はゴリマッチョだが、性格は割と細かい。
城西衆の兄貴分を自負し、火薬製造を任されている。
今回は城西衆・鷹羽に同道し、犀川水路整備に奔走している。
真田幸綱 (30代前半)
中畑美月の推し。
本来の領地、真田郷を取り戻す為 奔走していたが、忍芽を喪い意気阻喪となる。
禰津神平や里美たちが戻ってきたら、元気を取り戻せるだろうか…
早く輝く笑顔が見れますよーに。 (美月の心の声)
禰津政直 (20代半ば)
通称、禰津神平。
甲陽流忍術の家元で鷹使い。
八幡部隊を率い尾張に乗り込み、雪斎党から取り戻した草薙紗綾たちを織田の追手から逃がす為、自ら囮となり熱田湊から桑名へ逃亡。
宿敵の伊賀者上忍、藤林某と酒を酌み交わし 鉄砲情報を入手した。
現在は愛鷹 “鶚丸” 、猟師の縫殿右衛門尉とアニマルショーで日銭を稼ぎながら堺を目指している。
佐野縫殿右衛門尉 (30代前半)
毛皮を着用し、甲斐犬を操る猟師である。
城西衆とお近づきに成りたい穴山信友が送り込んだ隠し玉であるが、純朴な縫殿右衛門尉には自覚は無い。
望月源三郎 (30代半ば)
佐久望月城望月盛時の弟。
禰津神平と行動を共にしているガッチリとした体躯の武士。
かれこれ数カ月の旅暮らしであるが、文句も言わず偉い物だ…
あ、忍びの術も探査能力も高いって事を言い忘れていた。
海野十座 (20代後半)
真田の本家筋、海野家の人間。
しょっちゅう熊と間違われるが、多分…人間。
山犬並みの鼻を持ち、高周波の鷹笛を聞き分け、猿のごとく木に登る。
桃太郎の家来(犬、鳥、猿)を一人でやれる、頼りになる忍びである。
<駿河雪斎党>
香山誠 (40代後半)
私立城西学院の教頭で英語教師。
『青田刈り作戦』を成功させた功績は大きいが、上(太源雪斎)に対する諂い、下(伊賀者)に対する横柄な態度など、上司にしたくない人物ナンバーワンである。
藤堂健一 (40代前半)
トラトラトラに肖り、三虎を名乗るギャンブル依存症の日本史教師。
主に傭兵を斡旋し騒乱の種を撒いて歩いている。
武田家に天敵村上家をぶつけようと画策していたが、今までのコストパフォーマンスが悪いとの理由で予算をカットされた。
いつの時代も業務査定は付いて回るのである。
藤林保豊 (40代前半)
伊賀北部の出で伊賀の上忍。
見た目は厳ついが、雇い主からの嫌味に耐え、面従腹背の手下たちに挟まれ、中間管理職の哀愁が出てきている。
桑名での庚申待ちでは、禰津神平相手に愚痴り放題であった。
楯岡ノ道順 (30代前半)
伊賀の中忍。
上忍・藤林保豊に従っているが本意では無く、隙あれば今川と直接契約を取り付けたいと思っている。
伊勢北畠氏や近江六角氏でも働き、実力もあるのだが 上昇志向が強すぎる為、足元を見られこき使われている。
<甲斐周辺の人々>
村上義清 (40代前半)
信濃埴科郡葛尾城主で、信濃の東部から北部を支配下に収めている。
小笠原家とは親類関係だが付き合いは薄い。
(長時は嫌われていたから当然と言えば当然…)
武田家とも接点が無く、謎多い人物である。
とんでもなく長い柄の槍隊を持っているらしく、戦は一日に六度勝ったりしたらしい。
常識外れの武将で、噂では七尺(約2m)の大男。 目付きは鋭く、寡黙…と言う事なのだが。
小笠原信定 (20代前半)
小笠原長時の弟で、信濃守護職を継ぐ。
兄、長時より出来た人物なのだが、周辺諸国の打算、思惑に翻弄され 気苦労が絶えない。
今回もやりたくもない守護職就任披露パーティーを敵地で、自腹で、開催する事となる。 (…何の罰ゲームだ)
人生 生きていれば良い事もあるさ…ガンバ!
上杉憲政 (20代前半)
山内上杉家15代当主。
若くして関東管領職を継ぎ、権威の復活を掲げ坂東の平安を目指したが、庶流の扇谷上杉家や古河公方など 回りは生臭い相手だらけで思う様な成果は上がっていない。
あらゆる勢力から狙われている 可哀想な人物でもある。
長野業正 (50代前半)
上野国箕輪城主で、一応 関東管領山内上杉家の家臣。
情の深い、骨太の戦人で、若き主君上杉憲政に頼られっぱなしの状態である。
信濃佐久平に様子見の侵攻をしたが、諸勢力の探り合いに巻き込まれ、身動きできないでいる。
寿桂尼 (40代半ば)
今川義元の母にして今川のラスボス。
雪斎党は武田潰しを狙っているが、寿桂尼様が親武田派なので表向きは手が出せない。
冷泉為和 (30代後半)
官位 正二位の権大納言。 公卿である。
冷泉家の家領のあった地域を支配する今川氏との関係が深く、駿府での生活が長い。
朝廷にも顔が効き、坂東への使者の役目も請け負っているが、今川氏の外交使節的立場で、近隣諸国の歌壇を指導したりもしている。
一宮宗是 (30代半ば)
今川家家臣。
幕府管領の細川家と昵懇 かつ 信濃・小笠原の一族でもあるので、小笠原信定・守護職就任祝いの使いに出された。
枯れ木も山の賑わい と言うヤツである。
<美濃衆>
斎藤利政 法名:道三 (50代前半)
美濃守護代だが実質的美濃の支配者。
枯れても良い歳なのだが呆れる位に派手好きのオヤジ。
一介の油売りから美濃一国を掠め取った “ミスター下剋上” なので、儲け話には目が無い。
信長の才を見出した道三は、こちらの世界では誰に目を付けるのか?
これはこれで 目が離せませんなぁ…
松原芸久 (20代半ば)
境川(木曽川)沿いの国人で川浪衆(水運業者兼海賊)。
土岐頼芸の家臣であったが、その後斎藤道三の配下となり、織田領に荷物を運んだり騒乱を起こしたりしている。
生駒衆に追いつめられた八幡隊を海賊の直感で救い、国境を越えさせる。
<尾張衆>
織田信秀 (30代前半)
通称:三郎。 ”尾張の虎” と称された戦国武将。
そもそも信秀も信長も両方 “三郎” を名乗るからややこしいんだよ! って話しである。
それが原因で雪斎党 『青田刈り作戦』 により、嫡男・吉法師を喪う。
生駒蔵人 (30代後半)
生駒家は吉法師の母である土田御前の親類筋に当たる。
小折村で馬借と灯油を商っており、屋敷は諸国の情報も集まる場所となっていた。
吉法師が生駒屋敷に入り浸っていたのは情報を得る為…では無く、蔵人の娘、美少女類が目当てであった。(この助平)
そんな奴のせいで理不尽にも 『青田刈り作戦』 に巻き込まれる事となり、吉法師を守れなかった責を受けるであろうと、戦々恐々である。
生駒八右衛門 (10代後半)
生駒蔵人の長男。
蔵人の命を受け八幡部隊追討の指揮を執る。
境川で美濃組を追いつめるが、古澤亮按の怪しい術に嵌り、取り逃がしてしまう。
生駒家が今後織田家からどの様な扱いを受けるか、可哀そうで見ていられない。




