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第72話・新たな歴史を刻む者

(ようや)く届いた 那古野(なごや)の顛末。

歴史改変に動く雪斎党にどう立ち向かうのか城西衆!

手に汗握る展開が待っているのか?

…まぁ、本文をご覧ください。

戦国奇聞!(せんごくキブン!) 第72話・新たな歴史を刻む者


 ここは諏訪、上原城下である。

 海野十座(うんのじゅうざ)が目撃されたのは、村上義清(むらかみよしきよ)に与する小県(ちいさがた)の国人を調略する為 真田幸綱(さなだゆきつな)が諏訪を出立(しゅったつ)して十日程経った頃であった。

 十座は冬眠明けの熊の様に腹を空かし、ヘロヘロと成りながらも、街道の拡張工事の飯場に入り込んで飯を貪り食い、現場監督を唖然とさせていた。

 そんな所を視察に来ていた武田信繫(のぶしげ)が見つけ出し、城に連れ帰ったのであった。


 十座から報告を信繁自らが受けるべく、側近、山高親之(やまたかちかゆき)と二人、城の小部屋で十座と対面する。

 信繫は香ばしい臭いを放ちながら寛ぐ十座に声を掛けた。


「何やら大変な様子であるな」

「うむ、東海道を通ればもう少し早く(はよう)帰り着けると思うて居ったが、監視がキツく 尾張の関所が皆 閉じて仕舞って(しもうて)の。

仕方がないで、志摩の港から九鬼ナントカと言う者の舟に乗せて貰って(もろうて)、伊豆に着いた。

信繁様は海は御存知か? 諏訪の(うみ)では無いぞ、東海の海じゃ。 (しょっぱ)いのだぞ!

随分と大きい舟であったが、それでも無茶苦茶揺れるのじゃ! 生きた心地もせなんだ」


 海について興奮気味に語る十座に、相槌を打ちながらも必要な情報を聞き出そうとする信繁である。


「成程、それは儂も見たい物じゃ。 が、八幡隊の皆はどうしたのじゃ?」

「うむ、まずは二手に分かれて逃げた。 我は急ぎ書状を幸綱様に届ける様言われ、桑名で別れた」

「…逃げる、とは 何から逃げて来たのじゃ?」

「織田やら伊賀者やら、色々じゃ」

「…伊賀者?

…なぜ織田から逃げねばならぬのだ? 織田信秀(のぶひで)様をお守り出来なんだのか?」

「信秀様は守った! したが信秀様は我等を疑い 牢に閉じ込めおった。 が、信秀様はご無事じゃ。

…無事と言えば、(さら)われて居った城西衆の女子も無事 取り戻したぞ!

しかし、こちらは手傷を負ってしもうた」


 信繁と山高は顔を見合わせた。

 質問にはスラスラと答えてくれるが、要領を得ない。

 訊いた事以上の情報が混じり、混沌とするのである。


「只事では無いな。手傷とは何じゃ?」

吉法師(きっぽうし)様と忍芽(しのめ)様が討たれた。 それを我等のせいにされたゆえ、織田に追われたのじゃ」

「!?」


 “討たれた” と言うパワーワードに思わず息を呑む信繁であったが、吉法師とは誰であろうか?

 また、忍芽とは真田の室の名であったと思うが、状況が見えてこない。

 そう言えば 書状を持っていると言っていたな…


「十座、もそっと詳しゅう聴きたいのだが…何やら書状を持って居るのか?」

「うむ、神平(しんぺい)様が事のあらましを書き記した物をお預かりしておる!」


 十座は胸を張り、懐を叩いた。


「それを見せては呉れぬか」

「それは駄目じゃ! 神平様から幸綱様へ渡せと申し使って居る」


 十座の答えに呆れた山高が叫ぶように口を開いた。


「お主の話しが下手すぎるゆえ、書状を見せてみよ と申しておるだ」

「我の口が下手なるは済まぬ事じゃが、宛先でも無い方に書状を渡すは裏切りとなるゆえ、駄目じゃ」


 幸綱宛ての書状を他の者には渡せぬと主張する十座に、信繫は頷きながら語り掛けた。


「十座の申す事も尤も。

しかしその書状には八幡隊の働きが記されて居るのであろう?」


 頷く十座を見つめ、言葉を続ける。


「八幡隊は御屋形様の命により尾張に向かったのじゃ。

なれば、その中身を真っ先に読むは甲府の御屋形様ではあるまいか?

その動き、事の始末は御屋形様にご報告されるが筋であろう?」


 十座は少し考えながら首を斜めに振った…YesとNoが同居しているのだろう。

 信繫が畳みかける様に提案する。


「御屋形様にもご報告するべきと思うのであれば、どうであろう その書状、写しを取らせては呉れぬか?

神平殿からの書状は十座が幸綱殿へ届けよ。

写しは儂が御屋形様へ届けようではないか」


 十座の顔は 今度は縦に大きく頷いた。

 時を移さず書状は写されたが、そこに記されていた内容は読む者にとってそのインパクトは大いに違うものだった。

 真田忍芽が犠牲になった事は大きな不幸であったが、城西衆や雪斎党の正体を知らない山高にとっては、武田が今川と織田の争いに巻き込まれた事の方が大きかった。

 信繫にとっては真田忍芽を喪ったことが一番のショックであった。

 禰々(ねね)に続き、理不尽な最期にやり場のない怒りと 幸綱への憐憫から 幸綱の許へ十座と共に書状を届けると言い出した。

 が、村上勢の動きが怪しい今、信繁が上原城を空けるなど、当然許される筈も無く、山高と共に小県に旅立つ十座を見送るのみであった。


―――――――――

 躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)に届けられた書状は晴信が一読し、即 城西屋敷の御経霊所吽婁有無(オペレーションルーム)に持ち込まれた。

 関係者が招集され、集まったのは御経霊所吽婁有無の主、駒井政武(こまいまさたけ)、そして甲州透波の元締め 情報機関の長 秋山十郎兵衛(あきやまじゅうべえ)

 城西衆教師の鷹羽と中畑そして 軍師山本勘助(やまもとかんすけ)。 

 上座には御屋形様 武田晴信(たけだはるのぶ)、その脇には側近(ボディーガード) 甘利信忠(あまりのぶただ) である。

 駒井が読み上げた内容は、こちらでもそれぞれの受け止められ方で、区々の反応を呼び起こしていた。

 皆の顔を一瞥し、晴信が口を開く。


「雪斎党の企てを防げなんだは口惜しき事ではあるが、(かどわ)かされて居った女子(おなご)を取り戻せたは 祝着である。

真田忍芽が事は(まこと)に残念であるが、城西衆が引け目を感じる事では無いぞ。

雪斎党の覚悟が我等より強く在ったと いう事である…皆も斯様(かよう)に心得よ」


 晴信の言葉を伏目で聴いていた勘助が 訥々と喋り出した。


「御屋形様は斯様に申されるが、織田の三郎は当主信秀である と断じたは 我であります。

美月が感じた違和感を無視し、織田信秀を守れと命じたのは、視野を狭くする愚手で御座った。

忍芽様を喪った責は、この勘助で御座る…」


 そうでは無い と口を開きかけた晴信を遮る様に美月が口を開いた。


「私がもっとしっかり覚えていれば…吉法師と言う名前が信長の幼名だったって事を…

なんで思い出せなかったのか、悔やんでも悔やみきれない…」

「否、名を変えるこちらの習わしに慣れて居らぬは当然。 ならばこそ、我が思い至らねば いかぬ事であった…」


 “自分のミスで推しの大切な人を死なせてしまった…” 美月は人生で最大の絶望感と虚無感を感じて居たし、勘助は人の気付かぬ些細な変化を見逃さないのが軍師の役目と考えていたので、大きな負い目を感じていた。

 自分を責め合う二人に甘利信忠が一喝する。


「そこまでにしておけ。 悔やんで居っても結果は変わらぬ。

大切なのはこれからじゃ。

雪斎党が次に狙うは何か? わが武田に仇為す所業が続くのならば、如何にして懲らしめるか?

それが肝要であろうが」


 美月と勘助が口をつぐむのを待っていた様に駒井が声を出した。


「しかし解せぬ事じゃ。

今川は織田と三河を巡り 争っては居っても、元服前の子供を討って何の得があるのやら…」


 城西衆と勘助を除く者は駒井の言葉に頷いた。

 今川義元(よしもと)と織田信長の因縁…と言うか歴史的事実は、美月が勘助だけに漏らしていた話しであった。

 桶狭間の顛末を知らなければ、信長(吉法師)を狙う理由を理解出来ないのは当然である。

 しかし信長がどの様な人物となるかを(つまび)らかにするのは、慎重を要するのである。

 信長は今川を滅ぼし、勢力を得て、いずれ武田とも敵対し 最終的に武田家も滅ぼす。

 と、この様に解説すると 信長(吉法師)を討ったのは正しい対応と解釈できる。

 リスクマネジメントで言う4つの対応 “回避“ “軽減“ “移転“ “容認“ の “回避“ に当たる対応とも言えるからだ。

 とは言え 武田家の仇となる者を無毒の内に排除して呉れて有難い…なんて流れになっては、香山(こうやま)教頭たち悪党の軍門に下る事になるのだ。

 鷹羽たちの心情では相容れる事ではない。

 が、駒井の疑問 “元服前の子供を何故討ったか” に答えなければ話しは先に行かないし…歴史の流れをどの様に説明すれば良いのか。

 鷹羽があれこれ言葉を捜していると、美月が立ち上がり周りを睨みつけ 吠えた。


「香山教頭はズルしたんです!

吉法師はやがて強い武将になる筈でした。

それを知っていた香山教頭は自分の生徒を使って罠を仕掛け、幼子を騙し 誘い出して殺したんです。

それも子供を救おうとしていた忍芽様ごとです。

手強い相手になるにしても、やり方が卑怯でしょ!

そうは思いませんが? これが許される世の中は地獄に落ちろってもんですよ!」


 信忠の顔に怒りの色が浮かび、ドスの効いた声で賛同する。


「正に巫女殿が申すが通り。 赤子の手を捻るは武士(もののふ)が為すべき事では無い!」


 吉法師は手に余る悪童で無垢な赤子では無かったと思うのだが、信忠の言葉もあり メンバーの脳内では幼気(いたいけ)な赤ん坊に(やいば)を突き立てるイメージが醸成された。

 美月は必要最低限の情報すら出さず、雪斎党が唾棄すべき相手であると印象付けた様だ。

 抜群の情報操作能力と言えよう。

 美月の言葉に納得した駒井は話題を変えた。 (納得したんかい!)


「それにしても、わざわざ武田が手に掛けたと織田に吹聴するは、嫌がらせにしては手が込み過ぎで御座ろう。

織田と武田を戦わせたいのであろうか?」


 眉間に皺を寄せ、髭を撫でながら考え込んでいた晴信が口を開いた。


「大輔…雪斎党には歴史に詳しい者が居るのであったな?

織田の嫡男(ちゃくなん)、吉法師は今川にとって厄介な者であったのか?」


 問われた鷹羽は言葉を捜し、頷くだけに留めた。

 晴信はさらに髭を撫で 言葉を繋いだ。


「ならば…武田は今川にとって 如何なる者であるか?

心強き味方なのか…それとも摘み取りたい厄介者なのか… 雪斎党はどう見る?」


 鷹羽は首を振りつつ答えた。


「判りません。そこまで歴史に詳しくないんです。 ただ、鉄砲を独占したい今川としては飛丸を持っている武田は厄介かも…」


 先程から腕組みしていた勘助が割り込んで来た。


「ちょっと待て、大輔。 雪斎党が吉法師様を殺めた事で 其方(そなた)たちの言う…なんじゃ、退魔洞窟 とやらが起きるのではないのか?」

退魔洞窟(たいまどうくつ)?」


 鷹羽と美月は暫し無言で顔を見合わせ


退魔(タイム)洞窟(パラドックス)!」


 何事かと怪訝な表情で3人を見ている晴信たちに 美月がタイムパラドックスを掻い摘んで説明した。 (※1)

 が、説明を聞いて更に怪訝な顔となった晴信が鷹羽に問うた。


「大輔、その洞窟で何が起こるのじゃ?」


 鷹羽は宙を見つめ考えた後 首を振った。


「判りません。

でも 吉法師が討たれてから割と日数が経ってますよね?

…自分たちの記憶も変わりは無いし、この世界が崩壊する様子も無いですね。

何も起こらないんじゃないんですかね」


 勘助が呆気に取られた顔をした後、怒った様に突っ込んだ。


「なんと! ならば雪斎党がやりたい放題ではないか!

我等の為す事を先回りし放題! となれば、勝ち目は無いぞ」


 鷹羽は再度 宙を見つめ考えた後 答えた。


「大丈夫な様な気がします…」

「どういう事じゃ?」

「物の因果律は変わらないのでないか…と思うんですよね」

「…もそっと、判るように喋らんか」

「えーとですね、織田と今川が戦って織田が勝った。

これが気に入らないから織田の存在を消したとしても、織田に代わる何者かが現れ、今川と戦う事になると思うんです。

それで、勝つには勝つ理由、負けるには負ける理由があって、その因果律は変わらないのではないか…と。

伝わってますか?」

「…つまり、我と大輔が喧嘩をすると我が勝つゆえ、我を亡き者にした所で、喧嘩の弱い大輔は他の誰かに負ける。

と、斯様な話しか?」

「何か…例えが納得しづらいですが、関係式は合ってる…のかな?

それとですね、歴史と言うのは因果律の連鎖なんですよ、ずっと繋がっている計算式の様な。

足して引いて掛けて割って…って。

その途中の値と式を変えてしまうと次の答えは変わってしまう。

歴史に強い人間が答えの並びを覚えているのであれば、変わってしまった値から次の答えには繋がらなくなるんです」

「…また判らん様になったぞ」

「えーと、織田と今川で説明するとですね、 織田が邪魔だから 織田の弱点を突いて勝つ事が出来ました。

ならその次はどうなるのか、って話しなんです。

織田の次に出て来る者は誰か? その情報は無いんですよ。 藤堂先生の知らない歴史ですから。

で、弱点の判らない敵には さっき言った因果律、勝つ理由を先に見つけた者が勝つんです」

「…ふむ」


 勘助がまた腕組みした所で 晴信が笑い出し


「ははは、つまりは “雪斎党が優位は初回だけ” と言う事であろう。

そして “奢れる者は久しからず” は変わらぬと言う事でもあるな。

大輔の云いたい事はそういう事であろう?」


 晴信の端的なまとめに鷹羽は大きく頷き


「その通りです。 歴史の流れは小手先で変えようとしても変えられないのです。

そして歴史に真摯に向き合った者だけが、歴史を刻むんです…仮説ですが」


 今度は勘助が感動した様に大きく頷き


「大いに納得が行った!

さすれば、雪斎党は絶対の切り札を既に使って(つこうて)しまったと言う訳じゃ。

なればこれからは勝つ理由を先に見つければ良いだけ。

軍師の腕の見せ所と言う物じゃ はっはっは!」


 と、何となく カッコよく終わりそうな雰囲気だったが、今まで黙していた秋山十郎兵衛が冷めた声で


「軍師殿が意気軒高なのは結構ですが、今の所 何も決まって居りませぬぞ。

此度の雪斎党の動きと、新たに申し込まれた縁談 その本意は何処か…が、重要であった筈」


 ※1:第7話で春日が勘助に語った “親殺しのパラドックス” を美月も使って説明した訳だが…吉法師と雪斎党は赤の他人なので元々パラドックスは発生しない。 まぁどうでも良いか…


―――――――――

 御経霊所吽婁有無(オペレーションルーム)の続きである。

 十郎兵衛の言葉の意味が判らず、首を傾げた鷹羽と美月を横目でみた駒井が、説明を入れた。


「駿河の寿桂尼(じゅけいに)様より書状をお受けしたのだ。

周辺で争いが絶えぬ事を憂い、武田と今川は幾久しく手を携えて行きたい…とな。

そこで、義元様の一の姫を御屋形様嫡男、太郎(ぎみ)の室にと、縁談の申し込みの書状じゃ」


 美月はニッコリと笑い


「とても良いお話じゃないですかぁ。 やっぱり寿桂尼様はステキな方なんだわ」


 施菓子会(せがしえ)で良くして貰った経験から美月は寿桂尼推しである。

 が、秋山十郎兵衛が再び冷めた声で


「額面通りであれば、良き話しでありましょうな…」

「何ですか十郎兵衛さん…文句が有りそうな口ぶりじゃないですか…やな感じですよ」

「やな感じって…

文句では御座らぬが、今川の動きを探って居ると全ては信じられぬ と」

「ハッキリ言ってくれないと判りませんって」


 城西衆に対しどこまで話してよいか判断に困り、十郎兵衛は晴信に視線を送る。

 晴信は軽く頷き、話しを引き取った。


「雪斎は最近 信濃善光寺の村上義清に近づいて居る…と、十郎兵衛は言って居る。

そして義清は佐久か深志か、信濃で武田に攻め入ろうと虎視眈々じゃ」


 話しの整理が付かずポカンとしている美月に晴信は更に語り続ける。


「今川は今までも高遠や長時(ながとき)(そそのか)し、信濃で騒乱を起こして居る。

今度は村上を唆しておるとすれば、武田の力を削ぐ為としか思われん。

尾張では織田との争いに武田を巻き込もうともして居るようじゃ。

表向きは手を携えたいと申しながら、後ろ手には刀が見える。

如何に返答すべきか、悩んで居るのじゃ」


 何とか状況を理解した美月は眉をハの字にして呟いた。


「えー? じゃあ寿桂尼様が武田を騙そうとしているって事?」


 この場の誰も正解は判らないのであるが、勘助が明るい声で答えた。


「左様な事は判らぬ。 したが どうすれば村上との戦に勝てるか?

大輔が申す通り、真摯に勝てる理由を見つけるが 軍師の腕じゃ。

まずは上原と海野口へ兵と兵糧を手配せねば…

早速に躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)に皆を集め、軍議を開きまする!」


 勘助が張り切って飛び出して行った。

 今度は間違いなく散会となったが、秋山十郎兵衛が冷めた声で独り言ちた。


「結局、方針は決まらぬではないか…」


 時代は変わっても人の能力は大して変わらないのである。

 結論の出ない打合せ、決定してくれない上司、非生産的な会議…

 鷹羽先生の今回の名言 “物の因果律は変わらない” も この並びでを置くと…意味合いが残念な方向に変わってしまう気がする。

 と言う事で 手に汗握る展開とはならず、額に冷や汗のグズグズで終わるのであった。


第72話・新たな歴史を刻む者 完

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