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第66話までの 主な登場人物

第66話までの 主な登場人物


<城西衆>

鷹羽大輔(たかばだいすけ) (30代後半)

 私立城西学院・中等部の理科教師。

 主役級の筈だがインドア派の為か、最近 出番が少ない。

 労働力不足解消の水車発案や、紗綾のエンドウ豆メッセージを読み解いたのも鷹羽だが…印象に残っていない。

 今後の活躍に期待しよう。


中畑美月(なかはたみずき) (20代半ば)

 私立城西学院・中等部の音楽教師。

 真田推しの歴女であり、その断片的記憶で神憑りの巫女となっている。

 『いくさの子 -織田三郎信長伝-』(作画: 原哲夫)を読んでいたのは歴女の勲章だが、歴史のいたずらに翻弄される。


春日昌人(かすがまさと) (中学生)

 私立城西学院 生徒。

 学校きってのミリタリーオタク。

 火縄銃の性能、運用上の特性などの解説で 武士(もののふ)の存在価値を脅かす発言を行い、武田上層部に動揺を与えた。


草薙紗綾(くさなぎさや) (中学生)

 3号車で遭難した私立城西学院 生徒。

 坂井忠のイトコだが、雪斎党の怪しい企みの駒にされ、何処(いづこ)かに連れ去られた。

 秘在寺では幽玄な剣舞を舞い、坂井忠に野良豆を投げつけていたが、節分では無いと思う…知らんけど。



八幡(はちまん)部隊>

禰津政直(ねづまさなお) (20代半ば)

 通称、禰津神平(しんぺい)

 根津・諏訪流鷹術(ほうようじゅつ)の鷹匠かつ、真田忍者の家元。

 草薙紗綾探索の実務担当者から八幡部隊のリーダーに昇格した。

 城西衆の常識外れも異国人の習慣として容認する 懐の深さと、忍耐力の高さを持っている。

 梅ヶ島では雪斎党の探索の目を(くら)ます為、坂井忠の伯父と言う設定で、坂井政直を名乗っていたが、座りが良いのか 今回の旅でも同じ役回りを通している。


原康景(はらやすかげ) (20代前半)

 本作では今まで原彦十郎(ひこじゅうろう) で登場していたが、彦十郎は通称である。

 鬼美濃・原虎胤(とらたね)嫡男(ちゃくなん)で、父親の無茶振りに慣れている事から、予想不能な現場での対応能力を見込まれ、晴信から八幡部隊サブリーダーに指名された。

 肝の据わった頼りになる副官であるが機転の速さや、発想の柔軟さは修行中。


工藤昌祐(くどうまさすけ) (20代半ば)

 通称、籐七郎とうしちろう

 先代の御屋形、信虎(のぶとら)とトラブり、武田家から出奔していた工藤家の跡取り。

 晴信に代替わりし 呼び戻されていたが、実直な人柄を見込まれ、甘利信忠(あまりのぶただ)が八幡部隊に推挙した。

 何かというと引っ張り出される信忠が “身代わり” として籐七郎を推挙したとの説もあるが、腕は立つので良しとする。

 あがり症と言うか、アドリブに弱い所があるが、何事も慣れだ!


工藤祐長(くどうすけなが) (10代後半)

 通称、源左衛門げんざえもん

 工藤籐七郎の弟で、兄と共に晴信の馬廻に復帰していた。

 物静かだが 機を見るに敏、読みも深く 頭が切れる。

 八幡部隊の実質的参謀格だが、天才肌に見られがちなニヒルさが鼻に付き、煙たがられる時もある。

 本人に悪気は無いんだけどね…本当は心優しい 良い子なのだよ。


望月源三郎(もちづきげんざぶろう) (30代半ば)

 佐久望月城望月盛時(もりとき)の弟。

 望月盛時って誰だよ? って話しだが、表向きは村上義清(むらかみよしきよ)に与して居る、望月城主である。

 つまり敵対関係にある陣営の人間だが、望月氏は海野氏と同族で…早い話し、真田とは裏で繋がって居るのでご安心を。

 で、源三郎であるが、ガッチリとした体躯の武士である。

 生まれつき右目が開きにくく、接近戦は苦手だがそれを上回る弓の名手である。

 忍びの術もある程度心得て居り探査能力が高い。

 熱田でも織田家の状況を聞き出し、家臣のプロファイリング等を行っていた。


望月新六(もちづきしんろく) (20代後半)

 一見、商人の様な柔和な雰囲気だが、望月源三郎の弟、…武士である。

 お忘れだとは思うが秘在寺の幸綱救出にも参加しており、貴重な戦力なのだ。

 坂井忠と古澤亮を連れ帰る役目で駿河、梅ヶ島に戻ったのだが、千代と神平が坂井に情が移り、誰も帰らなくなった為、新六も なし崩し的に八幡部隊となった。

 その警戒心を抱かせない、非常に地味な風貌で 現地聞き込みを担当する。(…言い方)


望月千代(もちづきちよ) (30代前半)

 元々は諏訪信仰を広める巫女であったが、今は佐久望月城主望月盛時(もちづきもりとき)の正室。

 しかし実際は女忍者…と言う、ドラマチックな女性である。

 梅ヶ島では坂井千代を名乗り、坂井忠の母親役を演じていたが、役が気に入り過ぎたのか、強引に八幡部隊に居残る。


真田忍芽(さなだしのめ) (30代前半)

 真田幸綱(ゆきつな)の正室で、激動の真田家を内から支えている 肝の据わった武士の妻。

 (くぐ)った修羅場の多さがそうさせるのか、八幡部隊の裏ボス的存在となっている。

 望月城主の正室(千代)を何時までも捜索隊に使えないだろう、との考えで幸綱が交代要員で派遣したのだが、千代とは幼馴染と言う事もあり、旧交を深める旅を愉しんでいる。

 幼い時から千代(女忍者)と過ごし、真田家の嫁…となれば、当然 一通りの忍び術、武芸は(たしな)んでいる。


禰津里美(ねづさとみ)(10代半ば)

 禰津神平の妹…と言うことで、当たりが付くと思うが、女忍者である。

 紗綾と年恰好が似た女子(おなご)が居れば何かと役立つだろうと、真田忍芽が連れて来た。

 年齢は城西衆生徒と同じ位だが、幼い頃より兄 神平と鍛錬に励み、馬術など武芸が得意 かつ 和歌や舞も嗜む 期待の新星だ。


坂井忠(さかいただし) (中学生)

 禰津神平との旅で現地人化(若武者化)が著しい 私立城西学院 生徒。

 ストイックな性格や おじいちゃん子だった幼少期の経験など、こちらの時代と親和性が高く、神平たちに気に入られている。

 梅ヶ島では(ただし)と言う名はキラキラネームで目立つ為、坂井忠継(ただつぐ)を名乗り、身も心もサムライ化 一直線である。

 草薙紗綾のイトコなので紗綾を安心させる為のメンバーであったが、怪我を乗り越え精神的にも大きく成長した。

 帰国命令が出ていたが紗綾救出への強い意志と 神平たちの親心から強引に八幡部隊に居残った。


達川一輝(たつかわかずき) (中学生)

 私立城西学院 生徒。

 紗綾を落ち着かせる役目で、坂井忠の交代要員として勘助にスカウトされた。

 今までも脳筋さは垣間見えていたが、元の時空ではヒップホップ踊ったり、パルクール(かじ)ったり…身体能力は高かったりする。

 体力勝負の場面では活躍が期待できるイケメンであるが、ちょっとおバカと言う評価は…間違いではない。


古澤亮(ふるさわりょう) (30代前半)

 私立城西学院・中等部の体育教師だが、最近は医師・亮按(りょうあん)として売り出し中である。

 体育教師としての身体能力を発揮する場面は余りないが、救命救急技術、そして太鼓持ちの様な抜群のコミュニケーション能力は一部で名医として評判が立っている。


海野十座(うんのじゅうざ) (20代後半)

 真田の本家筋、海野家の忍び。

 パワー系大男の忍者で八幡部隊の心強いサポート要員だが、中畑美月が居ないと調子が出ないかもしれない。


佐野縫殿右衛門尉さのぬいえもんのじょう (30代前半)

 毛皮を着用し、犬と寝起きを共にしている オーク(ファンタジー系生物)の様な人間だが、一門衆穴山氏の領地で獣を狩っている猟師である。

 最近 あちこちで名が売れ出した城西衆とお近づきに成りたくて、色々便宜を図って呉れる(アプローチして来る)穴山信友に命じられ、甲斐犬を伴い草薙紗綾捜索に参加する。

 穴山衆が送り込んだ隠し玉であるが、純朴な縫殿右衛門尉には自覚は無い。



<尾張織田・弾正忠(だんじょうのじょう)家>

織田信秀(おだのぶひで) (30代前半)

 通称:三郎。 ”尾張の虎” と称された戦国武将。

 尾張は守護代織田家から始まり、家臣も分家も織田だらけの地であり、他国からは見分けが付かない状態であった。

 信秀の家(弾正忠家)はそんな中で津島、熱田の港を手中に収め 経済力で伸し上がって来た新興勢力だ。

 現在は同族の織田間では牽制し合い、駿河の今川と三河を取り合い、美濃の斎藤とも領土争いの最中で 多忙な日々をおくっている。

 銭勘定には細かいが、酔っぱらうと名古屋弁丸出しで、何を言っているのか判らなくなるキュートな面も持った殿様である。


吉法師(きっぽうし) (10代前半)

 那古野城城主にして、織田信秀の三男…だが嫡男(ちゃくなん)のやんちゃ坊主。

 旺盛な好奇心と反骨心、実証精神を持つ 戦国の雄 “信長” に成る筈の人物。


平手政秀(ひらてまさひで) (50代前半)

 尾張志賀城 城主。

 織田家重臣として主に財政と外交面で活躍し、吉法師傅役(もりやく)も務める。

 茶道や和歌などに通じ、各家の歴史にも詳しい 弾正忠家きっての文化人である。

 朝廷との交渉活動も担当する 御家大事の忠臣であるが、頑固な一面と 知識の多さが弱点となる場合も…


林秀貞(はやしひでさだ) (30代前半)

 信秀の側近くで手腕を発揮し、軍団のまとめ役(統率)として信秀の信頼を得ている重臣。

 神仏の力や占いは信じないリアリストであり、北畠文書(きたばたけもんじょ)や禰津神平の話しに乗ってしまう平手政秀を煙たく思っている。



<美濃・守護家>

土岐頼芸(ときよりあき) (40代前半)

 11代続く美濃国の守護…であったが、壮絶な兄弟喧嘩や節操のない主権争いに明け暮れているうちに美味しい所を持って行かれ、守護代・斎藤利政(としまさ)(後の道三(どうさん))に追い出され、隣国 尾張の信秀に身を寄せている。

 残念な武将であるが、土岐一族には別の一面もあり、鷹の絵に特化した絵師を輩出している。

 特に頼芸の筆は「土岐の鷹」として珍重されており、禰津神平にカモにされた。



<駿河雪斎党>

香山誠(こうやままこと) (40代後半)

 私立城西学院の教頭で英語教師。

 遭難当初は現代に戻る方法を探していた様だが、戻った世界と戦国での成功確率を天秤にかけ、戦国で天下を狙う方針に変わった。

 雪斎党の大作戦 『青田刈り作戦』 の責任者で、顔の傷を隠す面布と相まって、悪役(ヴィラン)感に磨きが掛かってきているが、実は大した働きはしていない。


藤堂健一(とうどうけんいち) (40代前半)

 ギャンブル依存症の歴史教師。

 座右の銘は 『目指せサヨナラ満塁ホームラン』 

 スマッシュヒットの真珠湾攻撃にあやかり、三虎トラトラトラを名乗っているが、当然 誰も理解はしていない。 (多分、読者も…)

 伊那方面で暗躍していたが、尾張方面では見かけていない。


藤林保豊(ふじばやしやすとよ) (40代前半)

 伊賀北部の出で伊賀忍者の上忍。

 見た目は(いか)つい 『青田刈り作戦』 の現場監督だが、多少詰めが甘い所がある。

 安定感が出て来た香山とのやり取りは、悪代官と腹心の手下の体で 東映太秦を彷彿とさせるものがある。 


世碌・護碌(よろく・ごろく) (20代前半)

 伊賀者で双子の中忍。 死んだ目をしたイケメンである。

 双子で連携した技を使う手練れで、秘在寺では真田幸綱と対峙したが、今回は真田忍芽を追いつめる。


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