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【一人目・一条 臨】1

初めまして、こちらは以前pixivにアップした話ですが、加筆修正を行いこちらと「アルファポリス」で同時進行します。

よろしくお願い致します。

「何でこうなった・・・・・・・・・・・」


私の呟きに反応する「黒」の人たち。その中の一人が、

「仕方ねーじゃん。集まっちまったんだからさ」


本当に仕方ない?

私はこんなの求めていなかったのに。

だから、誰も入りたがらないギルド名「ピュア☆・キュア☆・フレッシュハート♡」というとんでもない痛いものにしたのに。

なのに、


「なんで私のギルドに8人も入ってんのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


私の叫びは、8人の笑い声で綺麗にかき消されたのだった。

さて、こうなった経緯を思い出してみよう。



【一人目・一条 臨】

痛い名前のギルド名をつけた私、「一条 (リン)」。ゲーム内では、「リンデル」と名乗っている。

まず、ゲームをすることになった私事から述べよう。あ、いや、話させてください!お願いします!!


私は、37歳の独身地味OL。婚約者とは9年前に破局して以降、結婚相談所に行くも縁はなく、独り身を寂しく謳歌している。

だが、自分で言うのもなんだが、性格は良い方だと思う。

明るく、誰とでも仲良くなれ、困っている人がいれば手をついつい差し伸べてしまう。

他人から「あんたは人が良すぎるから、婚約者から逆に逃げられんのよ」と言われる始末。

周りから「ストレスが少なそう」と言われることもあるが、こんな性格だからこそ私は人一倍ストレス持ちだと思っている。

原因は職場。

お局様方二人に毎日毎日毎日、いびられ、怒鳴られ、理不尽に付き合わされ、私の心は疲弊していくばかり。

「言った」「言ってない」「聞いた」「聞いてない」が、当たり前で、絶対的に百パーセントお局様方が悪くても謝罪はなく、責任を押しつけてくる極悪非道な同僚なのだ。

それでも文句を言わず(「過去に言ったことがあるのだが、何故か怒鳴り返されたので、もう言わないことにした」が正解)、耐えて耐えて耐え続ける日々!

そんな日常にストレスを感じない鈍感な人間なんていないだろう。そんな人がいるならば、私はその人を「神」として崇めよう。

そんなわけで、毎日毎日毎日毎日毎日、仕事終わりは自宅で、酒とアニメと漫画に溺れる日々が続いていたのだが、ある日ネットで「超人気爆発中!フルダイブ!「NEO フロンティア-護国転生- 好きなジョブに就いて、あなたのアジトを護りぬけ!」という広告を見てしまい、翌日定時きっかりに仕事を終え、お局様方の嫌みをそっちのけで、そのゲームソフトを買いに走ったのだ。

胡散臭いイラストに謳い文句。それのどこに引きつけられたのか全くわからないが「買わないと!」という強迫観念に駆られてしまったのだ。

そして、金曜日の夜、翌日の仕事は休みなので、酒を飲みながらこのゲームにログインしてみたのだ。

ちなみにこの時代のゲームは、頭にヘッドセットを装着する。そのヘッドセットのおかげで、自分の意識がゲーム内へと送り込まれるものなのだ。

時代の進歩って怖いよね~。

昔って、ただコントローラーでピコピコしてたんでしょ?

手が痛くなりそう・・・・・・。

今は自分自身の意識がゲーム内に存在するから、実際体験した感覚になれるんだよね。

だから激しいゲーム内容だと、意識が現実世界に戻った時は、すんごい心臓バックバクしてんのよ!汗なども凄いしね!

つまり、かなりリアルな精神世界ってこと!

そんな時代にお一人身の私は寂しくゲームに明け暮れるのです。


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