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笑いの赤道(漫才ネタ)

作者: カズ ナガサワ

二人「はいどうもー、○○○○です!」

ツッコミ「今日も皆さん楽しんでいってください! 一緒に笑って、パーッと! 元気に明るく爽やかにね!」

ボケ「そう! 笑う門には福来る。笑わす人には富と名誉と権力が!」

ツッコミ「えっ! そんなもの来ませんし、いりませんから!」

ボケ「いや〜、本当に笑わす人には自然に寄ってくる!」

ツッコミ「あっ、なるほど! 要らないと言っても寄ってくるか!」

ボケ「でしょう! 本当に笑わす人ってオーラがあり、舞台に上がると居るだけで可笑しくて笑ってしまう。これが名人の域だと思う。まあ、それが僕らの理想であり、越えたい壁!」

ツッコミ「いやー、いいこと言うな! でもどうしちゃったの?!」

ボケ「まあそのー、僕らも道を作っているんじゃないかって! 後ろを振り向くと道が出来てる!」

ツッコミ「おうー、言うな! まあそう言う見方もある! 何となく、昨日の反省会の話になるけど、やっぱりこれが今の僕らの励みにしないとねー」

ボケ「たしかに! 僕らはお笑いの王道を歩いていると思う! 実力がマダマダだけど」

ツッコミ「まあ、一生懸命考えてもうけないネタもあるし、でも、不思議な空間を生きてるよなー!」

ボケ「……それは、本心ですか?」

ツッコミ「あれ! 急に変わるな。まあいいけど!」

ボケ「ほうそうか! 君がこの前言ってたのは、今僕らが歩いてる道は赤道で、暑くて! 倒れそうだと。僕が王道と言ったら赤道と言った!」

ツッコミ「まあ、言葉の違いだけで、思いは一緒!」

ボケ「ええー、最初はお笑いの王道を歩ければお金は要らないって言ってなかったっけ?」

ツッコミ「えっ! まあ、そのくらいの気持ちで頑張るっていう意味でね、言った。確かに言いました!」

ボケ「じゃあ、本音は沢山お金がもらえたらいいんだな! そのために漫才をすると!」

ツッコミ「それはねー!」

ボケ「それはねー、って! 一緒。おれも一緒! ただギャラが少ないうえに、そんな芸でもらい過ぎだと言われたくないから、出させていただければお金はいくらでもいいって言った!」

ツッコミ「いやそれは! いくらでもいいって言うのは失礼でした。ごめんなさい!」

ボケ「ごめんなさい、って! 一緒。おれも一緒!」

ツッコミ「まあ、こんな話より王道に切り替えてね! 僕らには下積みの時代がありまして、その苦労があって今がある。君もよく頑張った!」

ボケ「いや、君の苦労は真似できない! 来る日も来る日も汗水流してジャングルで修行するとか、体を鍛えにジムに行くとか!」

ツッコミ「あれ、ちょっとその先はまずいな! ジャングル事件か?!」

ボケ「それで、2日も行方不明になって、見付けたときは公園のジャングルジムに股関グリグリして、いったい何考えてるのって聞いたら!」

ツッコミ「あっ、分かったから、あのときはそれだけ追い込まれてたの!」

ボケ「君は猿になったら、このレベルでも舞台に上がれる。猿になれなかったら猿に子供を産んでもらうだぜ!」 

ツッコミ「いや、どうしたら舞台に出て、生活出来るか考えてたんだって!」

ボケ「その先! その先は赤道のジャングルに、お笑いのテーマパークをつくるとか言い始めて、公園の花壇に赤道直下って意味不明な看板立てて、警備の人に怒られて!」

ツッコミ「いや、あれはテーマパークじゃなくて、何かやったらネタが生まれると思ってた! それくらい真剣だったんだ」

ボケ「そんで警備の人も、真面目な対応していただいて、この先の花壇の方が赤道に近いですとか言われて、君はまた、赤道直下より近い花壇とか言う看板立てるし! もう警察呼ばれて、お笑いやってますって言ったら笑われて! 最低最悪。謝ったのは僕で君は笑われて嬉しがってた」

ツッコミ「あれは、若気の至り! 赤道は楽園の感じがしただけ」

ボケ「じゃあ、あれはネタとして計算してたとでも言うのか? ジャングルジムに股関、猿になりたい。猿の息子、赤道直下、警察までがネタ?!」

ツッコミ「だから、あれは当時の僕の王道でした!」

ボケ「ほんとにそう思ってる?」

ツッコミ「いや! 思ってる。……もしか!」

ボケ「あのとき、警備員さんが赤道って言ったら、一瞬何のことって聞いただろ!」

ツッコミ「いや、確かに、あれは間違えてたの! 思い込み! 若気の至りです。これくらいで許して!」

ボケ「じゃあ、二度とあんな笑われるようなことをしない! 警察官にこのあかみちは僕らが歩いた軌跡の道です。お勤めご苦労さまって! 警察官まで腹抱えて笑わせて公務執行妨害だよ!」

ツッコミ「あのー、皆さんにちゃんと説明します。僕は赤道をあかみちと言ってました。公園のレンガの赤い道も地図の赤道も一緒だと。ただの勘違いだから!」

ボケ「えっ! ネタじゃなかったの!」

〜おしまい〜

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