ドールを作る女の子とドールのお話
女の子は昔から人形を作るのが大好きでした。友達の居ない女の子にとってかのじょたちは生きがいでした。かわいらしい服、かわいらしい髪型、時には失敗して少し不恰好なお人形にもなりました。でも女の子はみんなが大好きでした。女の子は一生をかのじょたちに捧げました。
かのじょたちはみんなお母さんが大好きです。でも、何時からか…あの暖かい手と声ところころ変わる表情が…見当たらないのです。どれだけ探しても、お母さんと同じ形のものを観察しても見当たらないのです。かのじょたちはいろんな「形」の所有物になりました。でもやっぱり見当たらないのです。あるときかのじょたちは気づいたのです。お母さんはもう居ないのだと。かのじょたちはお母さんが何だったのかを知りました。かのじょたちはお母さんに聞きました。
「お母さんはなぜわたしたちを置いていってしまったの?」
答えは返って来ませんでした。かのじょたちはずっと問いました。そしてあるとき気づいたのです。私達がお母さんと同じになれば良いと。そして私達がお母さんになれば良いと。彼女達はお母さん自身だと気づいたのです。しかし、彼女達には「形」はあってもお母さんの「暖かさ」がありませんでした。なので、彼女はドールを作りました。でも、まだまだ「暖かさ」がないのです。彼女はもっともっとドールを作りました。いつしか彼女は「暖かさ」を持っていました。そして、彼女はお母さんとなり彼女の子供達とともにお母さんを創ることができました。子供達は聞きました。
「これはなぁに?」
彼女はただ一言。
「お母さん」
こんな駄作を読んでいただきありがとうございます。
私にもよくわからない小説です。
きっと暖かさは見つからなかったんですね。
タイトルをつけるとするならば
「廻」
でしょうか




