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大魔導師の育成  作者: 春夏秋冬
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サラとの素敵な時間

4人で昼食を取りながら少し会話をして、そろそろ孤児院へと屋敷を出ようとすると私の下に転移の魔方陣が浮かんだ。

「おっと誰かが私を呼んでいるみたいだ。今度はサラかな?ミラ、ちょっと二人を預かってくれ。遅くなるかもしれない。孤児院は明日にしよう。今日はここに泊まらせてくれ。」

ドラゴンは明後日かな。どんどん遅くなるな…

「分かりました、お父様。お気をつけて。」

転移の魔方陣が完成し、私は飛ばされたのであった。


飛んだ先はやはりサラだった。わぉフェンリル!ここクリミドだよな?フェンリルに向けて風系の最上級魔法を放つ。ちょっと弱いか?

フェンリルは耐えきって牙で反撃してきた。私はとっさに左脇にサラを抱えて飛行魔法で飛び上がる。飛行魔法、飛行魔法っていうけど重力魔法と風魔法の合体技だけどな。吸血鬼たちが使っているのが本当の飛行魔法ではなかろうか。サラがかわいい声を出す。今日もサラはかわいいな。

さて、どの魔法で仕留めるかと下を見ると他にもたくさん人がいるのに気付いた。サラしか見てなかった。あれは馬車で一緒だったやつらだな。他のは知らん。みんな無事ではなさそうだ。白い防具の女たちはかわいいな。サラのがかわいいけど。しかし邪魔だな。巻き添えにしそうだ。転移魔法でシャワラムの冒険者ギルドにでも送るか…右掌を彼らに向けて転移魔法を発動した。さて、これでサラと二人っきり。違った。フェンリル!忘れてた。邪魔だな。私がサラにアピールする糧になってもらおう。さてどの魔法にしようかな?サラは風系が得意そうだし風魔法にしよう。最近完成したんだよな。結構制御が難しい。

「ダウンバースト!」

風の最上級を超える魔法を放つ。フェンリルは平べったくなって死んだ。まぁこんなもんか。これは高く売れそうだ。冒険者ギルドよりロマニコフ商会の方が高く買ってくれるかな?なんてったってフェンリルだ。

「ハリムっ。」

フェンリルの死体の近くに降りサラを降ろすとサラが抱き付いてきたので優しく受け止める。ああ、なんてかわいい。愛おしい。抱き合ったまま愛を語らいキスをする。素敵な時間だ。


とっても素敵な約束が出来たので、さっさと事後処理を行う。フェンリルの死体を亜空間に放り込み、吹き飛ばされたという赤級の冒険者をサラを脇に抱えて探す。すぐ見付かった。大きな木にぶつかって伸びていた。ハーフエルフかよ。私のサラに手出してねぇだろうな。水魔法でちゃちゃっと回復して、重力魔法を掛けて連れていく。男は抱えない。転移魔法はアッバに来たことないから無理だ。目を覚ました赤級が、

「『氷結の大魔導師』ハリム…尊敬しています。ファンなんです。」

とか言っているが

「ああ、ありがとう。」

と生返事。私は今とても急いでいる。

アッバまでの間にサラと二人で赤級に事情を説明し、赤級をアッバ町長の前に置いて

「町長、この町で1番高い宿は?どこだ?早く教えなさい。」

「え?あの?中央付近にある『流れ星亭』がこの町では1番高級かと。もしや貴方様は氷結の…」

なんか言おうとしていたが、私はとっても急いでいる。町長を振り切って町の中央付近に向かう。

「ハリム、あたしちょっとお腹が空いた。」

と途中サラが真っ赤な顔してかわいく言うもんだから、そこらへんの商店に寄ってすぐ食べられそうな食料を大人買いし『流れ星亭』へ。

『流れ星亭』の受付で部屋を用意するからちょっと待てと言われたので待つ。まだか。足をカツカツ鳴らしてしまう。

「もう、ハリム、焦りすぎ。」

「だってもう待ちきれないよ。」

「もう。ハリムのエッチ。」

また顔を真っ赤にして言うもんだから、店員が渡してきたカギを引ったくり、サラをお姫様抱っこで抱えて部屋に走り、サラをベッドに放り投げ、私もダイブし、そこから朝までとってもとっても素敵な時間を過ごした。


外が明るくなったので二人でいそいそと服を着る。もう朝か早いな。素敵な時間は一瞬だ。

「もう。ハリムのバカ。あたし初めてだったんだよ。」

「気持ちよくなかった?」

「き、気持ちよかったけどさ。」

また顔を真っ赤にして言うもんだから、また襲い掛かってしまった。


「もう。ほんとにもう。」

「ごめんごめん。あんまりサラがかわいいもんだから。」

「それで?これからどうするの?冒険者ギルドに報告をしなきゃなんだけど。ちょっと眠いし。」

「報告は赤級がするだろ?報酬はフェンリルを売った分を私からあげるよ。」

「えー。いいのかなー。」

「いいのいいの。今はサラと離れたくないし。ヘルミナ王国に一緒に行こう。ナタリアたちを待たせてあるし、娘にも紹介するよ。」

「え!?娘!?」

「私はもう300歳だ。娘くらいいるよ。嫌いになったかい?」

「そ、そんなわけないだろっ。大好きだっ。娘さんに会うのに緊張してるだけ。」

「娘はこういうシチュエーションには慣れているよ。」

「さすがハリムの娘さんだねー。」

私とサラは宿屋の出入口を出てヘルミナに飛ぶのであった。


ヘルミニアの屋敷に到着するとミラとナタリアとエドワードは朝食を食べていた。

「あら、お父様。朝帰りですか。夜には戻ると思っていましたのに。そちらのお嬢さんは?新しい恋人ですか?」

ミラちょっと怒ってる?

「ああ、ごめんよ。この子はサラ。私の新しい恋人だ。弟子でもある。昨日から。」

「クリミド商国の冒険者魔導師サラだ…です。よろしくお願い…します。」

相変わらず敬語は苦手そうだ。頑張ってる感じがまたかわいい。それにしても…

「おや、魔法少女は止めたんだね。」

「うん。もう大人の階段上ったから。これからは魔導師だ。」

なんてかわいい。娘の前でまた襲い掛かりそうになってしまった。

「あらあら、かわいいお嬢さんですね。お父様が入れ込むのも分かる気がします。」

「サラ、あのちょっと怒ってるのが娘のミラだ。ヘルミナ王国の宮廷魔導師筆頭で爵位は侯爵だよ。」

「怒っていませんよ。怒っていましたが。サラちゃん、ミラです。お父様と付き合うのは大変だと思いますが…頑張ってね。」

「宮廷魔導師筆頭…侯爵…あ、はい。頑張って愛するよっ。」

ああ、反応がかわいいな。敬語忘れてるし。かわいいからついでに教えちゃう。

「ちなみに、ミラには二人息子がいて、ひとりはヘルミナの宰相で、ひとりは北部方面軍の総司令官だよ。」

「え?さいしょう?そうしれいかん?…宰相!?総司令官!?」

ああ、この子は本当にかわいいな。

ミラと二人でサラを愛でるのであった。

少し短いですが切りがいいのでここまで。次はやっと孤児院に行きます。ドラゴン登場がどんどん遅くなる…皆さんなんとなく察しているかもしれませんがドラゴンさんはあの人です。

サラちゃんかわいいなぁ。大好き。ハリムに私の気持ちが乗っかり過ぎているかもしれません。

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